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Packers - Cardinals Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年1月 5日
- マイク・マッカーシーHC。「(こうした状況の戦い方について)自分が全ての正解を知っている、などと豪語するつもりはない。しかし私は自分のチームの"鼓動"がわかっている。我々のチームは(好調に勝ち続けてきた)コースを保たなければならなかった。進む道は決まっていた。我々はいくつもの障害にぶつかって4勝4敗となったが、毎週進歩を続け、試合に勝ってきた。レギュラーシーズンの最後に最高のプレーをする、その最後のチャンスを逃さないことが重要だと私は考えた」
- マッカーシーHC。「取り組み方はチームによってさまざまで、この機会に選手たちを休ませるチームもある。我々は若いチームで、昨年はプレーオフに出られなかった。それだけに、我々はペースを変えることはせず、進歩を続けることが必要だと、はっきり感じていた。試合に勝って刃先を鋭くしたまま、プレーオフにモメンタムを持ち込みたかった。アリゾナはまた別のテーマを持って臨んだと私は理解している。ケガなくゲームを終えることができ、我々は非常に幸運だった。リスクのことは誰にも負けずよく知っているし、こうしたプランで(消化試合に)臨むことを心配する人たちがいることも知っている。しかし、最高のフットボールをしてプレーオフに入るのが、我々のチームにとっては最善なのだ。このアプローチを選んだのはそのためだ」
- 普段より大人しい"バニラ・オフェンス"だったのかとの質問にマッカーシーHC。「結局はそのようにした。我々にはダブル・ヘッダーを戦えるだけの弾薬があると思っている。第2Qと第3Qには、来週に取っておくことを考え、リストからいろいろと消した。今回のゲームを振り返る際には、プレシーズンゲームのように扱うだろう。マッチアップ的にも、あちらのスターターは長くプレーしなかった。彼らも来週はまた別のプランがあるはずだ」
- QBアーロン・ロジャース。「ケガは起きるものだ。時を選ばず、週を選ばず。これはフットボールにはつきものなのだと、僕らは理解している。毎週勝つためにプレーしなきゃいけないと僕は思うし、僕の見るところでは、それがチームの考えでもあった。それに僕らスターターたちがプレーしたことで、ファンの人たちにも喜んでもらえたと思う」
- 相手ディフェンスについて、QBロジャース。「僕らにとって多少自信にはなったけれど、あちらの1stチームが退いた時点で、ブリッツはあまり来ないだろうとわかってしまったしね」
- QBロジャースは元QBリン・ディッキーの持つシーズン4458ydsの球団記録にあと24yds足りなかった。「その記録を知らなかったとは言わないし、フィールドから退くときに記録に届いていないことも知っていた。でも今年のようなシーズンなら素晴らしいし、今後もずっとこれを続けていけたらと思うよ」
- 第2QのWRジョーディ・ネルソンへの51ydsパス成功の際、マッカーシーHCは(大事な試合だったら)チャレンジすべきだったかもしれない。ARI陣1yds地点でダウンと判定されたが、実際は相手CBの体に乗り上げており、ヒザもヒジも地面には着いていなかったからだ。
- RBライアン・グラントはNFC3位の1253ydsラッシング。2008年夏の契約でエスカレーター条項が1250ydsに設定されていたため、来季のベースサラリーが$1.5ミリオン跳ね上がる。さらに、NFCでトップ5に入ったため、$50万ドルのインセンティブも手に入れた。どうやらオフェンシブラインの面々はRBグラントから素敵なプレゼントを受け取ることになりそうだ。
- 球団史上初のラン守備NFL1位。球団記録の平均83.3ydsも達成した。「みんなのためにも嬉しいよ。昨年マイク(マッカーシーHC)と初めて面談したときに、『我々はランを止められるのか?』 が彼の質問だったのだから。ディフェンシブラインの選手たちには、これまでと違った役割を求め、彼らはアンセルフィッシュな素晴らしい活躍で応えてくれた。1人が2人のブロッカーを引き受けてくれれば、他の選手がフリーになれる。チーム・ディフェンスとはそういうものだ」とドム・ケイパースDC。ラン1回平均も、昨季の4.60yds(NFL26位)から3.59yds(2位)へと劇的に改善された。
- 強力なラン守備のおかげでパス守備も向上した、とOLBクレイ・マシューズ。「ランディフェンスは本当に頼りになる。ウチのゲームプランは、毎週まずランをしっかり止め、それが出来て初めてQBを追いかけ回すとか、いろいろな策を繰り出せるわけだから」
- Journal Sentinel紙のPlay of the Game図解は珍しくディフェンスから、第2QのCBウッドソンのインターセプト。ARIはいつもの3WRセットで、TEスパックが右から左にシフト。こちらもCBブッシュを加えたニッケル隊形で、右サイドでWRフィッツジェラルドにCBウッドソンが1on1でマッチアップし、ディープはカバー2。右スロットからスラントのWRボルディン、クロッシング・ルートのWRブレストン、左フラットのTEスパックがそれぞれカバーされていたため、QBライナートはWRフィッツジェラルドに投げざるをえず、CBウッドソンが前をカットするようにキャッチ。いったんヒザをつきそうになりながら体勢を立て直し、たくさんのブロッカーたちに守られながらサイドライン際を疾走、WRフィッツジェラルドの追走を振り切ってエンドゾーン左隅にダイブ。(映像)
- CBチャールズ・ウッドソンの活躍について、マッカーシーHC。「彼は途方もないシーズンを過ごしている。彼は全てにおいて優れたフットボール選手だ。ディフェンスでは4つのポジションをこなし、相手のNo.1レシーバーにマッチアップし、トップTEにもマッチアップする。彼の素晴らしい活躍が、ドム・ケイパースDCのディフェンスに大きなフレキシビリティを与え、創造性を最大限に発揮させてくれる」
- 同じくCBウッドソンについて、ドム・ケイパースDC。「チャールズと一緒に過ごせば過ごすほど、彼のフットボール上の知性に深い敬意を抱くようになる。彼には全体像が見えていて、そこに自分がどのように当てはまるかが分かるのだろう。相手オフェンスがどのように攻めてくるか、全体像が見えている。その資質のおかげで、普通の選手にできないようなプレーができる」
- OLBクレイ・マシューズは主にLTジェレミー・ブリッジスとマッチアップし、サックこそ挙げられなかったものの、QBヒット3回、ホールディングを2回引き出した。外からのスピード・ラッシュだけでなく、インサイドを回るスタントも効果的だった。
- CBジョシュ・ベルでなく、6巡指名ルーキーのCBブランドン・アンダーウッドがニッケルバックとしてプレー。
- ケガ人は以下のとおり。
- 肩を痛めて退いたCBチャールズ・ウッドソン。「大丈夫、状態はいい。出場の妨げにはならないよ」
- 足首をひねったLBブラッド・ジョーンズについて、マッカーシーHC。「大事を取って引っ込めただけだ。問題はないだろう」
- 2試合休んでプレーオフに備えてきたNTライアン・ピケット。「ああ、もちろんだよ。来週は問題ない。もしこれがプレーオフだったら、今日だって出場しただろう」
- 翌日のフィエスタ・ボウルに母校ボイジー州立大(今季13戦全勝で全米ランク6位)が出場するため、FBコーリー・ホールとLGダリン・カレッジの周りにはいつもより多くの記者が集まってインタビューをしていた。