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Packers - Steelers Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年12月22日
- 試合後のマッカーシーHCの会見によると、さいわい大きなケガ人はなし。
- ILBニック・バーネット(ヒザ)。「ちょっと怖かった。芝がよくないのに慌てて止まろうとして足場が滑り、痛みが走った。でも今はまずまずだし、次の出場は問題ないと思う」
- LTチャド・クリフトンは腕や肩にしびれが走るいわゆる"Stinger"で、こちらも大したことはなさそう。
- RBライアン・グラントは一時的に息ができなくなっただけ(急所を打ったとの説も)。OLBブラッド・ジョーンズは脚がつっただけ。
- マイク・マッカーシーHC。「シアトル戦は我々にとって非常に重要だ。我々は10勝に到達しなければいけない。グリーンベイへの飛行機に乗ったら、そのゲームに集中するだろう」
- WRドナルド・ドライバー。「勝つべきゲームを落としたのだから、動揺して頭に来てるのは当然だよ。このゲームに勝って10勝目を挙げていたら、少しはプレーオフの話もできただろう。でもそうじゃないのだから、10勝目を挙げるまではおあづけだ」
- CBチャールズ・ウッドソン。「プレーオフ出場が決まらなければ、仮定の話などできない。ポストシーズン出場が決まったわけじゃないんだ。今日は厳しい敗戦だったが、また仕事に戻ってやりなおすチャンスがある。今日はひどい目に遭わされた」
- CBウッドソン。「たしかにすごいゲームだった。面白いゲームだったよ。でもゲームに負けたら、楽しくも何ともない。フィールドにいる間はいい気分でも、時計がゼロになったときに負けていたら、面白いことなんて何もない。ロスリスバーガーはスーパーボウルに勝ったクォーターバックだ。彼がスーパーボウルに2回勝ったのは驚きじゃない。長い間素晴らしいクォーターバックとして活躍してる。スティーラー・フットボールをしてのけた彼らも称賛すべきだ。最近は負けが込んでいたが、今日のゲームを見たらそうは言えないだろう」
- ILBニック・バーネット。「こちらの問題が浮き彫りになった? それは僕はよくわからないが、500ydsってのは大変な数字だ。僕らにはやるべき仕事がいろいろあることは間違いない」
- OLBクレイ・マシューズ。「1つのプレーで僕らは負けた。むこうは1つのプレーでウチを負かした。けっきょくのところ、そういうことだ。後知恵では何とでも言える。ああしておけば、こうしておけば、とね」
- ドム・ケイパースDC。「試合の最初でビッグプレーを許して観客を盛り上げてしまった。あまりにも多くのビッグプレーを許し、こちらは大きなプレーを決められなかった。詳細に分析して失敗は修正し、そのうえで前に進まなければ」
- パッカーズディフェンスが一度もターンオーバーを生み出せなかったのは今季初めてのこと。QBロスリスバーガーは "Ball Hawk"のCBウッドソンやFSコリンズを避け、他のDBを狙うプレーが多かった。
- 試合最後のディフェンスでは、3メンラッシュで8人がパスカバレッジに下がったにもかかわらず、なぜかWRマイク・ウォレスだけがCBジョシュ・ベル1人で守る形になってしまった。本来CBベルはそのアンダーニースが担当で、決してWRウォレスを前に入れてはならなかった。
- CBチャールズ・ウッドソンもこの日は出来がイマイチで、ホールディングの反則を2回取られ、最後の逆転TDドライブでもWRサントニオ・ホームズに32ydsパスを許している。
- ILBブランドン・チラー(手の骨折)が回復してきたことで、以前のようにニッケル隊形ではILB A.J.ホークが退いてILBチラーが入る起用法が復活。ILBホークはTEヒース・ミラー(7回118yds)のカバレッジに苦しんだが、ILBブランドン・チラーも手痛い反則を何度も犯している。
- NTライアン・ピケット。「サックするチャンスがあれば、ロスリスバーガーを倒さなきゃいけない。彼が走り回っている間、こちらのカバレッジは長い時間レシーバーについて走らなければならないからね。サックする前に逃してしまったチャンスがあまりにも多すぎた。それはパスラッシュでもカバレッジでも同じことだ」
- ILB A.J.ホーク。「彼(ロスリスバーガー)は動き回ってスライドして、そこからビッグプレーをたくさん生み出す。こちらのプレッシャーが足りなかったとはとても言えない。フロントの連中はすごくいい仕事をしてくれた」
- スティーラーズが30失点以上を許したのは今季初めて。この2シーズンでも、昨季第16週TEN戦で31失点しただけだった。
- QBアーロン・ロジャース。「(終盤に逆転できて)今日は僕らの精神的な強さを見せることができたと思う。リードを取り返すチャンスがあり、それをモノにできた。残念ながら、相手の方が大きいプレーを1つだけ多く成功させてしまったけれど。最初は散々だったし、初めのうちはいいパスが投げられなかったが、その後はすごくいい感じだった。フロントラインが(パスプロテクションを)頑張ってくれたおかげでこっちがリズムをつかみ、そうするとむこうは勢いを止められなかった。大きな3rdダウンを何度か成功させて、レッドゾーンでタッチダウンも奪えた。結末にはちょっと失望しているけど、仲間の選手たちを誇りに思う。第4Qに盛り返して2つの大きなタッチダウンを決めてリードを取り戻した」
- パスオフェンスについてマッカーシーHC。「序盤はアーロンが何度もヒットを受けたが、ポケットに留まって投げてくれた。痛い落球が前半にはいくつもあったが、彼はレシーバーへの信頼を失わずに投げ続けてくれた。今日のプロテクションは素晴らしかったと思う。アーロンとCウェルズの的確な指示もあって、今日のプロテクション・ユニットは見事だった」
- パスプロテクションについてLGダリン・カレッジ。「プロテクトは僕ら次第だとわかっていたし、いい仕事ができたと思う。序盤にきついQBヒットを許したけど、その後はそれを修正できた。必要な修正をサイドラインで行い、アジャストできた。その後はみんなすごくいい仕事だった」
- 落球2回のWRドナルド・ドライバー。「アーロンはすごくいいプレーをした。素晴らしいリーダーシップだったし。僕らがたくさんボールを落としてしまった。いいプレーもあったけれど、アーロンはもっとよかった」
- 序盤にスティーラーズのLBローレンス・ティモンズはQBロジャースのアゴをヘルメットでヒットしたにもかかわらず、審判はラフィングザパサーの反則を取らず。「アゴが腫れてしまって、今はちょっと丸顔になってる。でも審判の判定を敗戦の言い訳にするつもりはない。あれは反則だと思うけど、全般としては審判はよかったと思うし」とQBロジャース。
- Press-Gazette紙の非公式集計ではパッカーズのパス落球は合計7回、うち6回が前半のもの。WRジョーンズとWRドライバーが2回ずつ、TEフィンリーとRBジャクソンが1回ずつ。後半はFBジョンソンが落としただけだった。
- RBライアン・グラントのキャリー8回は2007年最終週DET戦(プレーオフ前の休養)以来最少。今季はこれで8タッチダウンを挙げ、昨季のちょうど2倍になった。
- Journal Sentinel紙のPlay of the Game図解はRBグラントの24ydsTDラン。先週の62ydsTDランとよく似たインサイド・ゾーンのブロッキングだった。パッカーズはRB/FB/3WRのセットで、QBロジャースがオーディブルで珍しく?パスからランに変更。スティーラーズはOLBジェームズ・ハリソンがWRドライバーをカバーすると見せてブリッツし、ILBジェームズ・ファリアーがWRドライバーのカバーに回る。スナップ後、FBホールがOLBハリソンをうまくカットブロックし、LTクリフトンとLGカレッジは残りフロントラインを内に閉じ込める。RBグラントは大きく開いた穴を抜け、WRネルソンはCBアイク・テイラーをブロック。RBグラントは左サイドライン際でSSタイロン・カーターをかわしてエンドゾーンへ。
- 上記TDランについてRBライアン・グラント。「アーロンはいつも(スナップ前の)チェックでランからパスにしてしまうんだけど(笑)、今回はランに変えてくれた。コーリー(FBホール)のアジャストがすごくよかったんだ。OLBハリソンがブリッツに来るのが見えて、『コーリーも同じように見てくれるといいが』 と思ったら、そのとおりになった。(パス一辺倒でも)いつかはこっちを振り向いてくれるのだから、いつでも準備をしてないとね」
- 久しぶりに出場したFBクイン・ジョンソンの一番目立ったプレーは、QBロジャースのQBスニークを後押しして3ydsも押し込んだプレー。
- 第3Q最初の2ndダウン5の場面では、T.J.ラングをエクストラTEとして入れる初めての隊形を用いたが、その右サイドに走ったRBグラントはあいにくノーゲインに止められている。
- Kメイソン・クロスビーは第12週DET戦で43ydsを失敗、第13週BAL戦で38ydsを失敗、第14週CHI戦で42ydsを失敗、そして今回34ydsを失敗。4試合連続でのFG失敗となり、自信が揺らいでいることを初めて公に認め、「もし」幸運にもチームに残れたら、シアトル戦に向けて頑張りたい、と語った。
- Kクロスビー。「これだけ失敗したのは、練習を含めてものすごく久しぶりのことだし、何が悪いのかわからない。フィルム分析を続け、なんとかこの不振から抜け出したい。さいわいこれまでは(FGを失敗しても)勝ってこられたけど、今日はそうはいかなかった。長いFGじゃないのだから決めなきゃいけない。コンタクトそのものはいいように感じているから、方向性を改善しないと」
- QBマット・フリンからPジェレミー・カピノスへのホルダー交代についてKクロスビーは、「マットの問題ではぜんぜんない。ただ、不振から抜け出すためにちょっとした変更が必要ではないかと、先週決めたことだ」と説明している。スローカムSTコーチは、「(QBと違って)パンターとキッカーは一日中一緒に練習できるということもあるし、このところ失敗が続いているから、メイソンと相談して決めたことだ」としている。
- 残り3分58秒での相手オンサイドキックには完全に不意を突かれ、もしボールが相手カバー選手に接触しなければ成功させてしまうところだった。「ディープキックを蹴ってくると思っていた。相手はあそこで勝負を決めてしまおうとしたのだろう。残り4分で、むこうはもう一度ボールを奪って時間を使い切ろうとした。もう少しであちらの敗因になるところだったが」とスローカムSTコーチ。
- QBベン・ロスリスバーガーに503ydsのパスを許したのは球団史上最悪の記録。これまでの記録は2004年12月5日にQBドノヴァン・マクナブ(PHI)に許した464ydsだった。
- 今回は両軍合わせてトータルオフェンス973yds。球団史上最高記録は、1983年10月17日マンデーナイトでのレッドスキンズ戦の1026yds。(得点48-47でパッカーズ勝利)
- 今月4日の練習で首を負傷(頭頂部をまともに強打)したOLBジェレミー・トンプソンはまだ練習に復帰できず、火曜には2人の専門家(グリーンベイ南のアップルトンとノースカロライナ州シャーロット)を訪ねて診察を受ける予定。衝撃の少ないワークアウトと、動きの激しくないウェイトトレーニングをしているが、今でも首の痛みと、右腕の動かし方によってヒリヒリした感じがある。場所が場所だけに、長期的な心配がないか確認できるまではとてもフットボールどころではない、と本人が考えるのは無理もない。