過去の記事 |
2009年 >
12月 >
Notebook: OLBマシューズが週間MVPに
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年12月10日
- ハムストリングを痛めて退場したNTライアン・ピケットに加え、B.J.ラジが足首を痛め(以前から痛めていた箇所?)、ILBニック・バーネットがヒザを捻挫したことをマッカーシーHCが明らかにした。ただしバーネットはレイヴンズ戦の最後までプレーし、ラジも一時退場しただけで復帰したので、次のベアーズ戦を欠場するほどのケガではなさそう。
- マッカーシーHCはNTライアン・ピケットについて、「練習をある程度休むのは間違いない」とだけコメント。大事な時期、しかもベアーズ戦の前だけに、ケガ人の状態については口が堅い。
- 試合後のロッカールームでマッカーシーHCから"ゲームボール"を手渡されたのはOLBクレイ・マシューズだった。5タックル、2サック、3ロスタックル、1ファンブルフォースの大活躍で、NFCディフェンス部門の週間MVPにも選ばれている。前週のCBウッドソンに続いて、2週連続でパッカーズ選手の受賞。
- CBトラモン・ウィリアムズのパスインターフェア3回についてマッカーシーHC。「私ならそれは(ケアレスミスでなく)コンペティティブな反則に分類するね。技術的な問題はたしかにあるので、それは本人と話し合った上で練習していく。しかしああいったこともNFLのコーナーにはつきものだ。相手は繰り返しディープを狙ってきた。優秀なコーナーになるためには、"ゼロ・メモリー"である必要がある。ウチのコーナー陣を私は気に入っているし、彼らの激しい戦い方を気に入っている」
- 2つ目のチャレンジ(WRワシントンへの12ydsTDパス)はするべきでなかった、とマッカーシーHC。「まずいチャレンジだった。感情に流されたチャレンジをすべきではなかった。(ジャンボトロンでリプレーを見て)ボールが動いたように見えたアングルがあって、私はそれに反応してしまった」
- パッカーズのプラクティス・スクワッドにいたQBマイク・ライリーをラムズが獲得。即ロースターに入ることになる。
- プラクティス・スクワッド枠が2つ空いたパッカーズは、QBクリス・ピゾッティおよびOLBロバート・フランソワと契約した。QBピゾッティは珍しいハーヴァード大出身のドラフト外ルーキーで、オール・アイビーリーグに2回選ばれている。開幕前までジェッツにいたが、プレシーズンの出場はなし。OLBフランソワはボストン・カレッジ出身のドラフト外ルーキーで、キャンプ半ばまではヴァイキングス、その後はライオンズに移り、開幕前に解雇されていた。
- 12月20日のスティーラーズ戦の試合時間が変更となった。東部時間午後1時(グリーンベイ時間正午)だったのが、午後4時15分(グリーンベイ時間午後3時15分/日本時間午前6時15分)に変更。人気のある両チームがそれぞれプレーオフを目指していることもあって、試合数が少なく、多くの視聴者が見込める夕方のスポットに格上げされたことになる。NBCのサンデーナイトゲームに奪われないようFOXがプロテクトしたらしい。
- マンデーナイトゲームの後、レイヴンズのRBレイ・ライスが、「こんな何もない所に連れてこられて、面白くもなんともない。なにもかもが最悪。正直言ってね」とコメントしてしまい、ちょっとした話題に。翌日になってRBライスは「グリーンベイのファンに謝罪したい。本のカバーを見て内容を判断してはいけないし、あなた方の街が悪いなどと言ってはいけなかった」とTwitterで謝罪している。
- 地元両紙のレイヴンズ戦詳細レビューから。
- ディフェンスの全60スナップのうち、DL陣の出場回数はDEジェンキンズ(52)、DEジョリー(46)、NTラジ(36)、NTピケット(32)だった。NTラジの36スナップは今季最多。NTピケットはノーズタックルとしては珍しいほど今回はパスラッシャーとして活躍し、QBヒット2回、プレッシャー1回。
- スタッツ的には目立たなかったが、ILBニック・バーネットはRBレイ・ライスを封じ込める活躍。シーズンが深まるほどプレー内容がよくなっている。ILBホークはよいプレーも多かったが、第3Q半ばに連続ミスタックルがあった。
- ディフェンスはベース隊形(43.9%)が普段より多かったためニッケルバックのCBブッシュの出番が少なく、そのせいでCBトラモン・ウィリアムズが敵のターゲットになりやすかった。QBフラッコがCBウッドソンの方に投げたのはわずか5回、成功2回8yds、パスインターフェア1回9yds。CBウィリアムズの方に投げたのは13回。成功は3回37ydsだけだが、パスインターフェアが3回106yds。それ以外にも明らかなインターフェア(26yds)の見落としが1回あった。
- オフェンスの全68スナップのうち、RB/FB陣の出場回数は、RBグラント(40)、RBジャクソン(24)、RBグリーン(6)、FBホール(14)、FBクーン(8)。RBグリーンは出場6回のうち5回でボールキャリーした。
- オフェンシブラインでは、LGダリン・カレッジが難敵相手に健闘。リーグ屈指のDTハロティ・ナタに、押されながらもプレッシャーを1回しか許さなかった。しかしパスプロテクションのユニット全体を見ると決して鉄壁だったわけではなく、QBロジャースの巧みな身のこなしに助けられた面が大きい。
- TE陣では、TEジャーマイケル・フィンリーが出場46スナップのうち65%でスプリット(つまり実質WR)にセットした。いっぽうTEドナルド・リーは出場51スナップのうち72.5%がインラインまたはバックフィールドへのセット。
- レシーバー陣の落球は計5回で、WRジェニングス2、WRドライバー1、TEフィンリー1、TEリー1。