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Notebook: LTクリフトンは思ったより軽傷
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年10月21日
- 足首の状態について、LTチャド・クリフトン。「要するに、最初に(第2週に)痛めたときほど悪くないってことだ。じっさい今日は昨日よりもずっとずっと調子がいいよ。これはいいニュースだ。クリーヴランド戦出場の可能性? パーセンテージでは答えられない。水曜にどうなっているか状態を確かめ、もしできるようなら、水・木と練習する」 (マッカーシーHCは、クリフトンの練習復帰は早くても木曜、としている)
- LTチャド・クリフトンの二度にわたるイリーガルフォーメーション(スクリメージラインから離れすぎていた)の反則について、「(判定どおり)チャドが正しい範囲にセットしていなかった」とマッカーシーHCも認めている。
- 先週再契約したRTマーク・タウシャーの見通しについて、マッカーシーHC。「実戦投入には少なくとももう1週間必要、というのがトレーナーたちの意見だ。まだチーム練習に参加させる準備はできていない。ACL断裂からの復帰では、ヒザへの負担が大きい」
- 「新人FBクイン・ジョンソンがオフェンスで出場したのは数回」と昨日書いてしまったのは大間違いで、実際は22スナップに出場していた。22回のうち17回がランプレーで、72ydsラッシング(平均4.2)の成果を挙げている。彼がいない時のランは10回24yds。終盤の相手ディフェンスの疲れ(および諦め)もあったとはいえ、パンケーキを含む好ブロックが何度かあったのは事実。
- OLBアーロン・キャンプマンには、あまり予想しやすくならない範囲で、3ポイントまたは2ポイントスタンスを自由に選ばせる、とドム・ケイパースDC。じっさい以前から、「好きなときに手をついて構えてもよい」と本人に伝えてあったらしい。「相手オフェンスにとって傾向がわかりやすくならない程度に、今後も彼のやりやすい方法を試させていく。ときには、手をついて構えて、そこからドロップすることもあるだろう。私にとっては、こうしたことは(個々の選手のやりやすいよう)個人レベルの問題なのだ」
- OLBクレイ・マシューズは最新デプスチャートでもめでたくスターターとなっている。リターナーはどちらもCBトラモン・ウィリアムズが1番手。
- ライオンズは3WR隊形を多用するため、こちらのディフェンスは48スナップのうちニッケル守備(5DB)が39スナップ。そのためA.J.ホークはわずか9スナップにしか出場できず、タックルなしに終わった。
- 第4週ヴァイキングス戦でヒザの前十字靭帯(ACL)を断裂したCBウィル・ブラックモンは、木曜に再建手術を受ける予定。今はヒザにブレースを着け、松葉杖をついている。「ポジティブな点は、僕がまだ24歳だということだ。(落ち込まないよう)なるべくポジティブな面を見ることだけ考えてる」
- 後任リターナーについてCBブラックモンは、「トラモン(CBウィリアムズ)は素晴らしいリターナーだよ。2年前にもリターナーをやってタッチダウンを決めてるし、数字もすごくよかった。コーレン(WRロビンソン)に機会を奪われなければもっとよかったはずだ。きっと立派な仕事をしてくれる。WRスウェインはまだ本番でリターンしていないけど、練習ではキャッチングやボールセキュリティがしっかりできているし、問題ないと思う」
- WRジョーディ・ネルソン(ヒザの打撲)欠場の場合のパントリターナーについて、マッカーシーHC。「CBトラモン・ウィリアムズとCBチャールズ・ウッドソンは経験豊富だし、そこにWRブレット・スウェインも加えるかもしれない」
- パッカーズはRBアーマン・グリーン、RBドミニク・ローズのワークアウトを月曜に行った。
- 両選手とも契約せずにグリーンベイを離れたところを見ると、今すぐ補強を検討しているというより、何かあった場合に備えているだけなのだろう。しかし、NFL経験のあるRBを2週続けて2人ずつワークアウトしたのは、やはり控えRBたちの現状に不満があるからではないか。 RBデショーン・ウィン(ヒザ)はまだ復帰できそうになく、RBブランドン・ジャクソンは復帰したライオンズ戦でいきなりファンブル(さいわいロストせず)を犯している。
- RBドミニク・ローズ(30歳)は、コルツ(2001-2006)、レイダーズ(2007)、再びコルツ(2008)でプレーし、今年4月にビルズと契約したが、開幕ロースターに残れずに解雇されている。
- RBアーマン・グリーン(32歳)はパッカーズで7年間大活躍したあと、2007年春にテキサンズにFA移籍したが、ケガのため2年で14試合しか出場できず、今年2月に解雇。
- RBアーマン・グリーンは7年間(2000-2006)のパッカーズ在籍ですでにいくつもの球団記録を作っている。シーズン最多ラッシング(2003年の1883yds)、(ランとパスキャッチを合わせた)スクリメージから通算10870yds、100ydsラッシングゲーム33回、1試合218ydsラッシング(2003年DEN戦)はどれも球団史上1位。通算ラッシングydsでもジム・テイラーの8207ydsまでわずか45ydsに迫っている。
- RBグリーンはウェストコーストオフェンス経験が豊富だが、使い減りしていないという点ではRBローズに分があり、しかも今夏はビルズのキャンプに参加している。RBグリーンはパッカーズにとって長年の功労者であるだけに、本人の頼みを聞いてワークアウトに加えただけ、という可能性もある。
- 補強が必要になった場合、プラクティス・スクワッドからRBクレッグ・ランプキンを昇格させることも十分考えられる。システムへの習熟、ということを考えればむしろこちらが自然。
- この日は2009年メンバー記念写真の日。ケガでインジャリーリザーブに入った選手たちも久しぶりにユニフォームを着て、コーチたちとともにランボーフィールドで撮影を行った。(撮影の様子)