グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2009年10月13日

RTマーク・タウシャーと再契約

バイウィーク休暇明けの月曜午前、パッカーズはRTマーク・タウシャーとの再契約を発表した。1年契約と見られている。先週半ばから確実視されていた人事だが、週明けまで待ったことでチーム側は1週分のサラリーを節約できたことになる。2000年に地元ウィスコンシン大から入団してすぐスターターとなり、通算120試合の先発経験を誇るタウシャーだが、契約最終年の昨年12月に左ヒザの前十字靭帯(ACL)を断裂し、今年はどの球団とも契約できないままシーズン開幕を迎えていた。

若いRTアレン・バーバーを後継者に据えたパッカーズだったが、開幕4試合のパスプロテクション不振は深刻で、補強せざるをえない事態に追い込まれた。やむをえずベテランを呼び戻した形ではあるものの、今春タウシャーと再契約しなかった理由は何よりも、シーズン初めまでリハビリが完了しそうになかったから。ヒザが治りさえすればいつでも呼び戻せる「プランB」として、開幕前から想定していた事態ではある。スターターの座はあくまで競争で決める、とマッカーシーHCは語っており、今後はタウシャーとバーバーの先発RT争いが注目される。

入れ替わりに、先日ヒザのACLを断裂したCBウィル・ブラックモンがインジャリーリザーブに入ってシーズンを終えることになった。これから長いリハビリ生活を送ることになるが、CB兼リターンスペシャリストという最もアジリティを要求されるポジションだけに、完全復活への道のりは険しいものになりそうだ。さらに気の毒なのは、今年が契約最終年であること。場合によっては、パッカーズのユニフォームを着た彼を見ることはもうないかもしれない。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player