グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2009年9月24日

Sジョルダーノと契約 Sラウスを解雇

パッカーズはSマット・ジョルダーノ Matt Giordano と契約し、代わりにSアーロン・ラウスを解雇した。ケガ人続出のセーフティ陣を補強するため、パッカーズは火曜に3人のセーフティを呼んでワークアウトを行い、NFLで先発経験もあるジョルダーノとの契約が確実となっていた。水曜昼まで決断を遅らせたのは、代わりに誰を解雇するべきか決めかねていたからだろうか。

Sマット・ジョルダーノはカリフォルニア大から2005年のドラフト4巡指名でコルツに入団。4年間で55試合に出場し(うち先発6試合)、通算78タックル、3インターセプト。スペシャルチームで34タックルを挙げている。FAとなった今春は1年契約で再契約したが、開幕ロースターに残れず先日解雇されていた。大学ではQBアーロン・ロジャースのチームメイトで、NFL入りも同期。ジュニアカレッジで活躍したあとカリフォルニア大に転入したという点でも共通している。

解雇されたSアーロン・ラウスは一昨年のドラフト3巡指名選手。1年目はビッグプレー能力の片鱗を見せたものの、その後は伸び悩んだ。6フィート4と背が高すぎるせいかアジリティに難があり、縦に抜かれるのを恐れて位置取りが常に深すぎ、ケガも多かった。解雇確実と見られていた今夏、チームはなぜかSアンソニー・スミスを解雇してラウスを残した。しかしミスの多いプレーぶりは改善せず、先日のベンガルズ戦でも3rdダウン34でのスクリーンパスを成功させる大きなミスを犯し、直後のフリーフリッカーにも引っかかってWRオチョシンコへのロングパスを許していた。今週使えないほど首のケガが悪かったのかどうかは、まだわからない。

SSビグビー(ヒザ)とFSコリンズ(鎖骨)の負傷で、元気なセーフティはデリック・マーティン(開幕前にトレードで加入)、ジャレット・ブッシュ(本職はCB)、そして今回契約したジョルダーノの3人だけ。入団間もないジョルダーノをいきなりディフェンスで使うことは難しく、非常に心細い状況であることに変わりはない。なお最新の公式デプスチャートでは、新加入ジョルダーノがFSコリンズの控え、デリック・マーティンがSSビグビーの控えとなっている。

カテゴリ : Contract/Personnel