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Packers 31 - 21 Bills
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年8月23日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Bills (1-2) |
0 |
0 |
7 |
14 |
21 |
Packers (2-0) |
14 |
10 |
0 |
7 |
31 |
ランボーフィールドは気温19℃とむしろ肌寒いほど。パッカーズは先週に引き続き1stチームが絶好調。ディフェンスはターンオーバーを連発し、手に入れたチャンスにオフェンスがタッチダウンを重ね、1stチーム同士の部分で21-0とリードした。先週よりランが出なかったために後半に3TDを許したものの、最後はRBサットンの頑張りもあって楽に逃げ切り。ホームで2連勝を飾ることができた。
注目のパンター争いではPデュラント・ブルックスが欠場し、Pジェレミー・カピノスは5回平均43.2ydsとまずまず。主なケガ人としては、FSコリンズがわき腹、QBフリンが右肩を痛めて退場したが、幸いどちらも大きなケガではないようだ。
第1Q
- QBトレント・エドワーズ率いるビルズの1stチームは、WRエヴァンズへの7ydsパス、RBリンチの2ydsラン、3ydsランで1stダウン。しかし1ydsロスのあと、OLBポピンガがインターセプト。
- QBロジャース率いる1stチームはBUF陣37からのチャンス。RBグラントの5ydsラン、RBグラントへの8ydsパスで得点圏へ。RBグラントの1ydsランのあとTEフィンリーへの18ydsパスはOL反則で取り消しとなり、TEリーへの7ydsパス、RBグラントのドローで11ydsゲインして4thダウン。RBグラントのランは止められてギャンブル失敗。
- フォルススタート、DEジョリーのサック(3yds)、RBリンチの3ydsランで3rdダウン15、DEジョリー&ILBチラーがサック&ファンブルフォース、A.J.ホークがBUF陣5でリカバー。
- 一発でWRジェニングスに5ydsTDパス成功。
- WRリードへの5ydsパス、RBリンチの3ydsロス、TEシューマンへの9ydsパスで1stダウン。しかしラン2ydsのあと連続パス失敗でパント。
- GB陣20からの攻撃は、TEフィンリーへの18ydsパス、RBグラントの5ydsラン、TEフィンリーへの21ydsパスで一気にBUF陣35へ。RBグラントの2ydsラン、オフサイド、パスインターフェアのあとWRドライバーへの25ydsパスでBUF陣3に迫り、RBグラントの3ydsTDラン。
- RBフレッド・ジャクソンの2ydsラン、QBエドワーズの6ydsスクランブル、RBジャクソンへの13ydsパスでBUF陣43に進んで第2Qへ。
第2Q
- オフェンスのホールディング、RBジャクソンの4ydsランで2ndダウン16、スクリーンパスでタックルされたRBジャクソンがファンブルし、OLBポピンガがリカバー。
- BUF陣41のチャンスに、RBグラントの5ydsラン、14ydsラン、RBグラントへの12ydsスクリーンパスでBUF陣10に進み、オフサイドのあと今日初めてのパス失敗。スクランブルしたQBロジャースからWRドライバーに5ydsTDパス成功。
- RBジャクソンの8ydsランで1stダウンを取るが、TEショーン・ネルソンへの3ydsパス、ジャクソンの4ydsラン、パス失敗でパント。
- GB陣34からの攻撃は、フリンでなくQBブライアン・ブローム率いる2ndチームオフェンス。WRジョーンズへの7ydsパス、QBブロームの5ydsスクランブルで1stダウン。RBブランドン・ジャクソンの4ydsランのあとオフェンスのホールディング、RBジャクソンの2ydsラン、8ydsランでパント。
- パッカーズディフェンスはここから2ndチームに交代し、ビルズも2番手QBフィッツパトリック登場。RBドミニク・ローズの3ydsラン、19ydsランのあと、1ydsラン、1ydsQBスクランブル、パス失敗でパント。リターナーのCBブラックモンがマフするが自分でリカバー。
- GB陣15からの攻撃は、RBウィンの7ydsラン、ノーゲインで2ミニッツ。WRネルソンへの10ydsパス、12ydsパスで連続1stダウン。WRジョーンズへのロングパスが34ydsのパスインターフェアとなって一気にBUF陣21へ。しかしRBウィンへのスクリーンパスが3ydsロスのあと、BUF陣9でインターセプト。
- 残り59秒、RBローズの11ydsランでタイムアウト(#1)。TEファインへの8ydsパスでタイムアウト(#2)。初出場のLOLBブラッド・ジョーンズがサックしてファンブルフォース、ILBビショップがリカバー。
- 残り35秒でBUF陣26のチャンス。TEフィンリーへの7ydsパスでタイムアウト(#2)のあと、パス失敗2回。36ydsFG成功。
- 好リターンが出なかったためビルズはニーダウンを選択。
第3Q
- CBブラックモンの好リターンとホースカラータックル反則で50ydsからの攻撃は、引き続きQBブローム。いきなりRBランプキンがファンブルしてCプレストンがリカバーするが、13ydsのロス。TEヘイヴナーへの5ydsパス、9ydsパスのあとパント。
- リターナーへのパスインターフェア(15yds)でBUF陣21からの攻撃は、引き続きQBフィッツパトリック。3rdダウン7からWRスティーヴ・ジョンソンへの24ydsパス成功。WRハギンズへの9ydsパス、WRジェンキンズへの6ydsパス、WRジョンソンの2ydsラン、WRハギンズへの9ydsパス、RBローズの2ydsラン、DEウィンのサック(-6yds)、TEステューパーへの12ydsパス。4thダウン2のギャンブルは、ILBビショップがインターセプト。
- INTリターン中のGB反則でGB陣10から攻撃。RBランプキンの1ydsラン、パス失敗、TEフリシュネクトへの1ydsパス(TEフリシュネクト負傷)でパント。
- BUF陣40からの攻撃は、FBマッキンタイアの2ydsロス、FBマッキンタイアへのパスも1ydsロスで3rdダウン13となるが、WRハギンズへの15ydsパス成功でGB陣へ。パスインターフェアで5yds。FBマッキンタイアの4ydsラン、ロングパス失敗、TEステューパーへの17ydsパス、FBマッキンタイアの7ydsラン、TEステューパーへの1ydsパス、FBマッキンタイアの3ydsランでGB陣10へ。WRジョンソンへの6ydsパス、RBオーモンの1ydsラン、フォルススタートで3rdダウン8、TEステューパーにTDパス成功。
- 3番手としてQBマット・フリン登場。RBサットンの4ydsラン、3ydsロスで最終Qへ。
第4Q
- 3rdダウン9はパス失敗でパント。
- ビルズは3番手としてQBハムダン登場。RBオーモンへの9ydsパスのあとロスタックルが響いて3&アウト。
- GB陣13からの攻撃は、WRケンドーフへの13ydsパスのあと、サックされて8ydsロス(ファンブルはRTジャコミニがリカバー)。RBランプキンのランはノーゲインと1ydsで3&アウト。
- WRシェイン・スミスへの17ydsパス、TEステューパーへの24ydsdパス、WRスミスへの12ydsパスで一気にGB陣7へ。RBオーモンのラン2回で簡単にタッチダウン。
- フリン負傷のため再びQBブローム登場。RBサットンのノーゲイン、パス失敗、WRジャロン・ハリスへの15ydsパスで1stダウン(GBパーソナルファウルで15yds罰退)。RBサットンの5ydsパス、ロングパス失敗、RBサットンの10ydsランでさらに1stダウン。RBサットンのノーゲイン、WRヘッケンドーフへの9ydsパス、RBサットンの10ydsランとフェイスマスクで一気にBUF陣26へ。RBランプキンの5ydsラン、RBサットンの10ydsラン、WRヘッケンドーフへの8ydsパスのあと、RBサットンが3ydsTDラン。
- ホールディングで10yds下がったあと、WRジョンソンへの22ydsパス、連続パス失敗、RBオーマンへのショートパスが52ydsのロングゲインとなってGB陣10へ。2ミニッツ明け、GBのパスインターフェアで1ydsラインへ。パス失敗のあとRBブルース・ヒルが1ydsTDラン。
- オンサイドキックではなく、浮かせた変則キックオフはGBが押さえる。残り1分31秒、RBサットンの5ydsラン、5ydsランで1stダウンを取り、ニーダウンで試合終了。
- ケガ人は以下のとおり。
- FSニック・コリンズがわき腹を負傷し、肋骨のX線検査を受けた(骨に異状なし)。ILBチラーのヘルメットに乗り上げる形で負傷したが、その後しばらくは出場した、と本人。
- 第3Qには新人CBブランドン・アンダーウッドが目を痛めて退場。
- 第3QにTEデヴィン・フリシュネクトがすねを負傷してカートで退場(写真)、すぐに病院へ向かった。よほどひどいのだろう。
- QBマット・フリンが第4Qにヒットされた際に右肩を負傷して退場。「レギュラーシーズンならプレーを続けただろう。大丈夫。ちょっと痛いだけだ」と本人。
- 欠場は、DEジャスティン・ハレル(腰)、OLBジェレミー・トンプソン(首・肩)、OLBクレイ・マシューズ(ハムストリング)、ILBニック・バーネット(ヒザ)、CBパット・リー(腰)、Sアーロン・ラウス(ハムストリング)、Sチャーリー・ペプラー(ヒザ)、Pデュラント・ブルックス(でん部)の8人。SペプラーとPブルックスの欠場は予想外だった。
- QB陣はロジャースが第2Q半ばまで出場。この日は2番手と3番手が入れ替わり、QBブライアン・ブロームが第2Q半ばから第3Q終盤までプレー。その後QBマット・フリンが登場したが、2シリーズ目で右肩を負傷して退場、その後は再びQBブロームがプレーした。
- 先発QBアーロン・ロジャースは8/9、98yds、2TD、0INTでレーティング151.6。4シリーズ出場したうち3シリーズでタッチダウンを挙げた。ハイライト映像はこちら。
- WRジェニングスへの5ydsTDパスは、QBロジャースがランプレーをクイックスラントのパスに変えたようだ。WRドライバーへの5ydsTDパスは、プレーが崩れてスクランブルからWRドライバーを見つけ、ベテランWRがナイスキャッチで応えたもの(写真)。
- QBブライアン・ブロームは12/19、83yds、1INTのレーティング51.0と先週よりはマシな内容。第2Q終盤のインターセプトは明らかに投げそこないで、レシーバーが近くに誰もいなかった。
- QBマット・フリンは1/2、13yds。右肩負傷のため2シリーズ出場しただけで退いた。
- チームラッシングは32回108yds(平均3.4)。
- 先発RBライアン・グラントは10回43yds(平均4.3)、スクリーンパス含むパスキャッチ2回21yds。第1QのTDランは先週とは逆の右サイドで、FBジョン・クーンとRTアレン・バーバーの好ブロックが光った。
- RBブランドン・ジャクソンは2回12yds、RBデショーン・ウィンは2回7ds。RBクレッグ・ランプキンはロスタックルばかりで、5回-7yds。
- RBタイレル・サットンは11回49yds(平均4.5yds)。第4Qのダメ押しTDの際には同じく新人FBクイン・ジョンソンの好ブロックがあった。
- 主力WR陣は、グレッグ・ジェニングスは1回5yds。ドナルド・ドライバーは2回26yds、1TD。ジェームズ・ジョーンズが1回7yds。ジョーディ・ネルソンが2回23yds。
- TE陣ではジャーマイケル・フィンリーが3回46ydsと今回も活躍を見せた。ドナルド・リーは1回7yds。
- スペンサー・ヘイヴナーはこの日も攻・守・STすべて出場し、後半はゆっくり休む間もない。パスキャッチでも2回14yds。
- 先発OL陣は左からLTクリフトン、LGカレッジ、Cスピッツ、RGシットン、RTバーバー。
- 第2Q最初のシリーズからプレーしたOL陣はいわば1.5stチーム。左サイドの2人は変わらず、Cウェルズ、RGスピッツ、RTジャコミニの組み合わせ。
- 前半のラン攻撃は平均4.5yds、被サックゼロとOL陣としても文句なしの内容。
- QBブロームとともに第2Q半ばから登場の2ndチームOL陣は、LTモール、LGラング、Cウェルズ、RGシットン(再登場)、RTバーバー(再登場)。
- 被サックは第4QにQBマット・フリンがサックされた1回だけ。
- フルバックでは今回はコーリー・ホールが先発。
- B.J.ラジは第3シリーズから初出場し、主に左DEをプレー。いきなり最初のプレーがパスカバレッジに下がるプレーだった。前半いっぱいで退き、出場スナップ数は多くなかったが、注目ルーキーの初出場だけにハイライト映像がある。
- ベテラン先発CBコンビは第1Qだけで退き、CBトラモン・ウィリアムズとCBブラックモンが入った。新人CBブランドン・アンダーウッドがニッケル。(CBパット・リー欠場のため)
- トータルオフェンスはパッカーズ292ydsに対してビルズ363yds。ビルズ陣でターンオーバーを奪ってオフェンスがTDを取るパターンだったためか。タイムオブポゼッションはパッカーズの30分52秒とほぼ互角。
- 3rdダウン成功率は5/12の42%。ビルズは10/16の63%。3rdダウンでビルズのパス攻撃を止められなかったことが後半の21失点につながった。
- パッカーズの犯したターンオーバーは、第2Q残り1分でQBブロームが喫したインターセプト。WRネルソンへのパスが高すぎたようだ。「逆に低かったらインターセプトになっただろう」との声も。
- ディフェンスは5ターンオーバーを奪い、今週も勝利の原動力となった。
- 第1QにはOLBポピンガがインターセプト。レシーバーの直前に飛び込んでボールを弾き出したFSコリンズの手柄。
- さらにDEジョリー&ILBチラーがサックしてファンブルフォース、ILBホークがリカバー。
- 第2QにはスクリーンパスをキャッチしたRBジャクソンをDEジェンキンズが後ろからハードヒットしてファンブルフォース、OLBポピンガがリカバー。
- 前半終了間際にはLOLBブラッド・ジョーンズがサックしてファンブルフォース、ILBビショップがリカバー。
- 第3Q半ばには、GB陣21での4thダウン2ギャンブルで、ILBビショップがスラントパスを読んでインターセプト。キャッチ後にSアンソニー・スミスにラテラルしたが、リターンは不発に終わった。
- パス守備は26/38、294yds、1TD、2INTのレーティング78.2とまずまず。うち249ydsは2番手・3番手QB相手のもので、先発QBトレント・エドワーズ(5シリーズに出場)は7//11、45yds、1INTのレーティング34.3に抑えることができた。
- ラン守備は30回90yds(平均3.0)、1TDとよかった。
- パッカーズのサックは4回で、うち2回はファンブルリカバーに結びついた。DEジョリーが1.5回、ILBチラーが0.5回、初出場の新人OLBブラッド・ジョーンズが1回、同じく新人DEジャリアス・ウィンが1回。
- 反則は7回74yds。パントキャッチのインターフェア15yds、アンネセサリーラフネス15yds、パスインターフェア2回と大きな反則が多かったが、珍しくフォルススタートが1回もなかった。ビルズの反則12回123ydsには大いに助けられた。
- キックオフリターンはCBウィル・ブラックモンが1回34yds。RBタイレル・サットンが2回平均21.5yds。RBとしてよく走るので、リターナーとしてどれだけ使えるか見てみたい、ということだろうか。
- キックオフカバレッジチームは有力リターナーのCBマケルヴィンを3回平均16.3ydsに抑え、試合全体でも5回平均16.4ydsと完璧な働きで勝利に貢献した。
- パントリターンはCBウィル・ブラックモンが2回6.5yds。WRスウェインはフェアキャッチ。
- はPブルックス欠場のためPジェレミー・カピノスがパントを全て蹴り、5回43.2ydsとまずまずの内容。5本のうち「文句なし」が1本、「合格点」が2本、「イマイチ」が1本。「明らかなミス」が1本。
- 最初のパントは40yds(ハングタイムわずか3.6秒)、相手がフェアキャッチしたのでまずまず。2本目は敵陣49ydsから44yds(5.0秒)と完璧だったが、WRスウェインの大反則。3本目は49yds(4.59秒)で1ydsリターンと文句なし。4本目の37yds(4.0秒)は、相手がフェアキャッチした判断に助けられた。5本目はシャンクしてハングタイム3.44秒の失敗パントだったが、コロコロと転がったおかげで44ydsに。
- Kメイソン・クロスビーは36ydsを成功。
- ビルズがプレシーズンでグリーンベイを訪れたのは1979年以来30年ぶり。
- ビルズのRBマーショーン・リンチは、カリフォルニア大でQBアーロン・ロジャースやILBデズモンド・ビショップとチームメイトだった。
- 今週のILBニック・バーネット。