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Day 20: 事実上キャンプ打ち上げ
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年8月22日
- セント・ノーバート大での合宿生活は木曜の晩が最後。金曜には解散となり、これから選手たちは自分の家から練習に通うことができる。来週・再来週も公開練習は続くが(予定表)、選手たちの気分としては「キャンプ打ち上げ」といっていいかもしれない。
- 1日2回の練習もこの日が最後。午前の練習は雨のため屋内練習場で行われた。名目上は非公開だが、いつものように数百人のファンが入場を許されている。さいわい夕方の練習は屋外で行うことができた。
- 夕方の練習終了間際、Sアーロン・ラウスがハムストリングを負傷してカートで退場。程度は軽くないようで、TEハンフリーに次いで今キャンプ2人目の大きなケガ人かもしれない。「もう3プレー早く私が練習を打ち切っていれば」とマッカーシーHC。
- インジャリーリザーブに入っていたTEトリー・ハンフリー(前腕骨折)とWRパトリック・ウィリアムズ(ハムストリング)の2人を解雇。いわゆる"Injury Settlement"に合意したのだろう。
- この日復帰したのは、WRジェームズ・ジョーンズ(ハムストリング)、DEジョニー・ジョリー(足首)、RBクレッグ・ランプキン(肩)。ランプキンはわずか1日休んだだけだった。ロースター枠ぎりぎりを争っている身分だけに、休んではいられない気持ちだろう。土曜のビルズ戦にはできれば出場させたい、とマッカーシーHC。
- いまだに復帰できないのは、DEジャスティン・ハレル(腰)、OLBクレイ・マシューズ(ハムストリング)、OLBジェレミー・トンプソン(首・肩)、CBパット・リー(腰)の4人だけ。
- この日も4-2-5のニッケル隊形ではILBホークが外れ、ILBバーネットとILBチラーが組んだ。もはやこの起用法で固まりつつあるように見える。DT2人は、この日はラジでなくジェンキンズとジョリー。
- OLBポピンガとILBホークは2プレー連続でパスを叩き落とすなど、カバレッジでよいプレーを見せた。
- OLBマシューズとOLBトンプソンの欠場が続くなか、ドラフト外ルーキーのOLBシリル・オビオザーの評判が上がってきている。
- NT B.J.ラジについてマッカーシーHC。「非常によい体ができているが、まだ勘が鈍っていて本調子ではない。だからキャンプというものをやるのだ。試合への準備ができるよう、それでいて無理をさせぬよう、我々は妥協点を探っている」
- DEジャスティン・ハレル不在で上昇してきたのが6巡ルーキーのDEジャリアス・ウィン。「生まれもったパスラッシュ能力がある。ブラウンズ戦でILBビショップがインターセプトしたプレーを見ればわかる。テクニックで相手ガードを抜いてQBをヒットし、それがインターセプトをもたらした。まだ学ぶべきことは多いが、天性の才能を持った選手だ」とケイパースDC。
- Press-Gazette紙の評価によると、もし純粋にブロッキングの出来だけでフルバック2人を選ぶなら、コーリー・ホールとクイン・ジョンソン(5巡ルーキー)だ、とのこと。スペシャルチームではホールとジョン・クーンの2人に一日の長があり、ボールキャリアーとして使える点ではクーン。
- TEジャーマイケル・フィンリーはこの日もセーフティたちを翻弄。Sチャーリー・ペプラーやSSアタリ・ビグビーをフェイクで簡単に抜き去っている。
- OTトニー・モールに代わって5巡ルーキーのOTジャマーン・メレディスが2ndチームの左タックルに入る場面があった。
- この日のボールセキュリティ・ドリルには、RBやWRたちに混じってKメイソン・クロスビーも参加。本業のキッキングでは52ydsを含む6/6と好調をキープ。
- ビルズ戦ではPデュラント・ブルックスとPジェレミー・カピノスの両方に機会を与える予定だが、ほとんどはブルックスに蹴らせるつもりだ、とスローカムSTコーチが明言。「ジェレミーは昨季4試合実戦で蹴っていて、1試合を通してどのようにプレーするか我々は分かっているしね」
- 安定性ではPカピノス、飛距離(この日の最高は60yds)はあるが大きなミス(この日は33yds)も多いPブルックス、というのが今キャンプを通しての傾向。首脳陣としては、ポテンシャルの大きそうなブルックスを育てたい、という考えかもしれない。プレシーズン残り3試合、両パンターが結果を出せないようなら、他球団から解雇されてくる選手を物色することになりそう。