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Packers - Browns Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年8月17日
- マイク・マッカーシーHCからのケガ人報告。
- さいわい報告すべき大きなケガ人はない。
- PUPリストに入ったままのILBニック・バーネット(ヒザ)だが、今週から練習に復帰できるかもしれない、とのこと。OLBブラッド・ジョーンズ(背中)も同様。
- 金曜に契約にサインしたNT B.J.ラジについて。「かなりよい体ができている、というのが我々の感触だ。ただ彼は(契約交渉を見守って)木曜夜はわずか2時間しか寝られず、金曜午前いっぱいをかけてグリーンベイに飛んできた。その午後にワークアウトを受けたのだから、理想的な状況ではなかった。日曜・月曜とさらに(彼の体調について)情報を集めることができるだろう」
- マッカーシーHC。「1stチームオフェンスは申し分ない結果だったが、明日フィルムを見れば反省点すべきはたくさん見つかることだろう。チーム全体としてはよいスタートが切れたと思うし、ポジティブな点がたくさんあり、ネガティブな点もいくつかあった。第2Qにオフェンスの反則が多く、そのために得点のチャンスを逃してしまった。特にスナップ前の反則は言い訳できないし、なくさなければならないが、これがプレシーズン初戦だということも忘れてはならない」
- QBアーロン・ロジャース。「最初の2シリーズで両方得点できて、素晴らしいスタートを切れたと思う。ラインはすごくいい仕事をして、試合を通してスクリメージラインをコントロールしてくれた。ランオフェンスでは230ydsを稼ぎ、パスプロでも投げる時間をたっぷり僕に与えてくれた。53ydsのロングTDパスは、ドナルド(WRドライバー)が僕の目を読んでくれたのだと思う。僕はセーフティを釘付けにするために左の方を見ていた。長くそうすれば、ミドル奥の彼に投げることができると思ったから。そのせいで投げるタイミング自体は少し外れてしまったけど、ドナルドは素晴らしいアジャストをしてくれた。さすがだよ」
- この日最も不振が目立ったのはQBブライアン・ブローム。後半まるまるプレーしたのに18ydsしか投げられず、2つのインターセプトのせいでQBレーティングは0.0に。しかしジョー・フィルビンOCは、「ブライアンのプレー環境は、マット(フリン)のものとは少し違った(OL選手たちのレベルが落ちた)。実戦で成功を重ねてそれを自信につなげていければ、それは言うことはない。しかしブライアンがまずいプレー内容だったとは私はまったく思わない」
- QBマット・フリンはブロームとは対照的な好内容で、2番手の座をがっちり確保した観がある。「アプローチは去年と変わらないよ。フィールドでの競争相手は自分自身。ブライアンとの競争だとは考えていないんだ。自分自身と競争し、昨日の自分よりもよい選手になる、そうした気構えがなければダメだ。だから、自分になれる最高のクォーターバックになれるよう努力を続けるだけだ」と本人。フィルビンOCはとくにWRジョーンズへの24ydsパスについて、ポケットで我慢してよく投げた、と評価している。
- RBライアン・グラントは一昨年開幕直前に移籍し、昨年はハムストリング負傷でプレシーズン最終戦に出場もボールに触らずじまいだったので、これがパッカーズ初のプレシーズンゲームのようなもの。「全体で230ydsも走れたのは、練習の成果が表れているのだと思う。ラインは素晴らしかった。すごくいいスタートが切れたよ」
- ドラフト外ルーキーのRBタイレル・サットンは16回91yds(平均5.7)の大活躍。身長5フィート8(173cm)の小兵ぶりはフィールド上でも際立っている。「よい結果が出せてよかった。ラインマンたちのおかげだ。ランボーフィールドでの初めての試合。子供の頃からの夢が実現したよ。ただこの1試合で終わりじゃないし、僕らは今日の調子を今後も続けなきゃいけない」
- オフェンス一番の成長株、TEジャーマイケル・フィンリーはキャンプでの好調そのままの働き。いまやTEドナルド・リーと同格スターターとなりつつあるように見える。第1シリーズは7スナップ中3スナップに、第2シリーズは12スナップ中7スナップに出場。TEリーが第1Qかぎりで退いた後も、前半2ミニッツまで出場した。レシーバーとしての価値に加え、ブロッキングでも進境著しい。「とてもよいブロッキングをしている。非常にアグレッシブな選手だ」とトンプソンGM。
- TEフィンリーについてある球団の人事部長。「存在感は大きいね。相手にとってはマッチアップに頭が痛いだろう。大事なのはマッチアップだ。ダラスを見るといい。TEジェイソン・ウィッテンがいるところへTEマーテラス・ベネットが加わり、大きな脅威となっている」
- スターター争いをしているOL選手たちの出来についてフィルビンOCは、「明日フィルムを詳しく検討してみないと」と判断を保留。
- 4インターセプトを挙げたディフェンスについてドム・ケイパースDC。「ウチの連中には素晴らしいボールスキルがある。こちらが(変幻自在のパスラッシュで)相手を混乱させ、QBのリズムを崩すことができれば、より多くのチャンスが生まれることになる。今日は4INTの他にも何度かボールを奪うチャンスがあった」
- 3-4ディフェンスについてILBブランドン・チラー。「ディフェンスはすごくスムーズに見えたと思う。全員の呼吸が合っていたし、アサインメントもそれぞれ間違いなくこなしていた。初めての実戦としてはすごくよかった」
- チーム最多タイの4タックル、1サック、1INTを挙げたILBデズモンド・ビショップ。「悪い夜じゃなかったね(笑)。プレシーズンこそ僕のシーズンだ。僕は昨年も一昨年もチーム最多タックルだった。今こそ、フィールドに出て自分の能力を見せるチャンスだからね。コーチたちがそれを見てくれるといいけど」
- 自分やCBブラックモンがサックを挙げたことについてSアンソニー・スミス。「3-4はそういう仕組みになっているんだ。誰もがビッグプレーを決められる。ラインバッカー、コーナー、セーフティもブリッツに入る。相手QBにとってはディフェンスを読むのがすごく難しい」
- Kメイソン・クロスビーは60ydsFGを蹴ったとき手応えは十分で、いったんは両手を挙げたが、ボールは最後でわずかに左に流れて左ゴールポストを直撃した。パントをせず60ydsを狙わせた選択についてマッカーシーHCは、レギュラーシーズンでもそうしていただろう、と語っている。「プリゲーム練習の内容から我々はそう判断した。追い風だったし、彼は62ydsをコンスタントに決めていたからね」
- Pデュラント・ブルックスの50ydsラインからのコントロールパントは、4.59秒と十分な滞空時間。
- OBの元TEキース・ジャクソン(写真)と元Cマイク・フラナガン(写真)がサイドラインを訪れた。この週末はサイン会などさまざまな催しに参加。元TEジャクソンは試合中にサイドラインでTVインタビューを受け、TEフィンリーへの期待などを語っている。
- ヒマを持て余すILBニック・バーネットによるショートビデオ。試合の朝、すでに駐車場を埋め始めたファンを車中から撮影しているのが面白い。ファンが彼を見つけて歓声を上げると、バーネットも自慢の列車風クラクションで応えている。サイドラインではクラーク・ケント風のメガネをかけて大ウケ。
- 早く寝た選手はこうしたイタズラに遭う、というRBライアン・グラント撮影の写真。