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Packers 17 - 0 Browns
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年8月16日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Browns (0-1) |
0 |
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0 |
0 |
0 |
Packers (1-0) |
14 |
0 |
0 |
3 |
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気温27℃と快適なランボーフィールド。パッカーズはオフェンスの1stチームが2シリーズで2TDを挙げ、2ndチーム以降もRB陣が走りまくって計230ydsラッシングの大活躍。守っては4インターセプトでブラウンズを無得点に抑え、ホームでのプレシーズン初戦を見事な完封勝ちで飾った。
何よりよかったのは、途中退場するようなケガ人が出なかったこと。反省材料は、オフェンスでフォルススタート4回などライン関係の反則が多かったことだろう。
第1Q
- QBロジャース率いる1stチーム。3rdダウンインチズはRBグラントの2ydsランで成功し、さらに14ydsランでフィールド中央近くに進むと、3rdダウン10からWRドライバーに53ydsのロングTDパス成功。
- QBブレイディ・クイン率いるブラウンズの1stチーム。RBジャマール・ルイスのラン2回とWRファーリーに9ydsパスで1stダウン。WRクリブスのエンドアラウンドで29yds、WRファーリーへの11ydsパス、TEロイヤルへの7ydsパスでレッドゾーンに入るが後が続かず。反則で下がって41ydsFG失敗。
- 引き続き1stチームだがCスピッツ&RGシットンの組み合わせ。TEフィンリーへの12ydsパス、WRジョーンズへの8ydsパス、RBグラントの6ydsランでCLE陣に入り、4thダウン4ギャンブルは相手ホールディングで1stダウン。RBウィンの6ydsラン、TEリーへの19ydsパスでゴール前7ydsへ。RBグラントのラン2回でタッチダウン。
- QBデレク・アンダーソンが登場するが、3rdダウンのランが止まって3&アウト。
- CBブラックモンの16ydsリターンでGB陣44のチャンスに、QBフリン率いる2ndチーム登場。TEフィンリーへの6ydsパスが決まって第2Qへ。
第2Q
- 弾かれたパスをQBフリン自らキャッチして7ydsゲインし、RBジャクソンの10ydsランでCLE陣33へ。しかし反則2回とサックでCLE陣42まで押し戻されて4thダウン。果敢に60ydsFGを狙うも、左アップライトを直撃して失敗。
- 50ydsラインからのチャンス。CBブラックモンのインターセプトが反則で取り消された2プレー後、CBトラモン・ウィリアムズがGB陣11でインターセプトして9ydsリターン。
- RBウィンの5ydsラン、6ydsラン、2ydsラン、4ydsラン、フォルススタートで3rdダウン9、WRジョーンズへの24ydsパスでCLE陣へ。RBジャクソンのランが止まって再び3rdダウン9となるが、今度もWRジョーンズに11ydsパス成功。しかしフォルススタートが響いて4thダウン、55ydsFGを狙うが今度は右に逸れて失敗。
- 残り1分50秒、CLE陣45からのチャンスに再びQBクイン登場。WRクリブスへの8ydsパス、WRファーリーへの6ydsパス、TEロイヤルへの5ydsパス、WRクリブスへの22ydsパスとフェイスマスク(Sスミス)で一気にGB陣7へ。しかしRBルイスのランが1yds、WRエドワーズ落球のあと、Sアンソニー・スミスがエンドゾーン内でインターセプト。
- 残り17秒、RBジャクソンの18ydsラン、2ydsランでハーフタイムへ。
第3Q
- ブラウンズのQBは3番手のブレット・ラトリフ。TEアーロン・ウォーカーへの9ydsパスなどで1stダウンを取るが、3rdダウンでサックが出てパント。
- 3番手QBブロームが登場するが、最初のプレーで右腕をヒットされてインターセプトに。
- GB陣39からの大チャンスだったが、反則で10yds下がって3rdダウン、LBビショップがインターセプト。
- RBランプキンの6ydsラン、WRマーティンへの6ydsパス、RBランプキンの4ydsランで50ydsラインまで進むが、WRスウェインへのロングパスが2本とも通らず、今日初めてのパント。
- CLE陣13ydsからの攻撃。3rdダウン11からydsWRロビスキーに11ydsパスで1stダウンを取るが、ILBビショップのサックが出て結局パント。
- RBランプキンの7ydsラン、WRジェイク・アレンへの5ydsパス、RBランプキンの6ydsパス、TEフリシュネクトへの7ydsパス、RBサットンの12ydsラン、9ydsラン2ydsランで得点圏に進んで最終Qへ。
第4Q
- GB反則2回で3rdダウン22、WRジャロン・ハリスがパスを弾いてインターセプトに。
- いきなりTEウォーカーへの29ydsパスでGB陣に入るが、Sスミスのサックが響いてパント。
- RBサットンの5yds、17yds、2yds、6yds、3ydsランで2つ1stダウンを取り、RBランプキンの14yds、8yds、5ydsランで得点圏へ。サックが響いてレッドゾーンには入れず、45ydsFG成功。
- TEウォーカーへの10ydsパス、RBヘロン(元パッカーズ)への9ydsパスのあと反則で下がって3rdダウンロング、SペプラーがインターセプトしてCLE陣30まで24ydsリターン。
- RBサットンの9yds、8yds、1yds、8ydsランでゴール前4ydsへ。2ミニッツ明けにTDパスは通らなかったが、4thダウン1に2ydsランで1stダウン。TDは狙わず、ニーダウンで試合終了。
- さいわい大きなケガ人は出なかった。
- 欠場は、NT B.J.ラジ(合流直後のため)、DEジャスティン・ハレル(腰)、OLBジェレミー・トンプソン(首・肩)、OLBクレイ・マシューズ(ハムストリング)、OLBブラッド・ジョーンズ(背中・PUPリスト)、ILBニック・バーネット(ヒザ・PUPリスト)、CBパット・リー(腰)、CBチャールズ・ウッドソン、CBアル・ハリス。CBウッドソンとCBハリスはどこも悪くないはずで、彼らCBコンビがプレシーズン初戦を休むのはこれで3年連続。
- 金曜に正式サインを済ませたNT B.J.ラジはコンディショニング・テストにも合格し、練習参加の準備OK。
- NT B.J.ラジの契約にともない、WRパトリック・ウィリアムズ(ハムストリング)がインジャリーリザーブに入った。
- QB陣はロジャースが第1Qだけ出場して2シリーズともタッチダウン。
第2QはQBマット・フリン、後半はQBブライアン・ブロームが担当した。
- 先発QBアーロン・ロジャースは2シリーズ出場し、5/10、102yds、1TD、INTゼロでレーティング119.6。最初のTDパスはポケット中央から数歩上がってスクリメージぎりぎりで、完璧なタッチのロングパス。相手セーフティがスクランブルと思って上がってしまったか。 ロジャースのハイライト映像はこちら。
- QBマット・フリンは5/6、50ydsでレーティング101.4。よい内容だったが得点できなかったのはOL陣が反則を連発したから。敵陣30yds付近で攻めきれず、60ydsと55ydsのFG失敗に終わった。
- QBブライアン・ブロームは後半まるまる出場したにもかかわらず、3/10、18ydsと不甲斐ない数字。Journal Sentinel紙の記者によると、判断の遅れる傾向はあまり改善されていない。ただ、2インターセプトはどちらも彼の責任ではない。最初のINTはLTモールが抜かれて背後から右腕をヒットされたもの。2回目のINTはWRジャロン・ハリスが(少しパスが高かったが)ボールを弾いてしまったもの。
- チームラッシングはなんと47回230yds(平均4.9)。後半も控えRB陣の奮闘で楽に逃げ切ることができた。
- 先発RBライアン・グラントは6回28yds(平均4.7)、1TDと文句なしの内容。3rdダウンロングでも彼がフィールドに入る場面があった。
- RBブランドン・ジャクソンは8回41yds(平均5.1)
- RBデショーン・ウィンは6回23yds(平均3.8)
- RBクレッグ・ランプキンは8回48yds(平均6.0)
- RBタイレル・サットンは16回91yds(平均5.7)の大活躍。まるで去年のランプキンのよう。
- WR陣は以下のとおり。
- グレッグ・ジェニングスは1回10yds。
- ドナルド・ドライバーは1回53yds、先制のタッチダウン。
- ジェームズ・ジョーンズは3回43yds。
- ジョーディ・ネルソンはパスキャッチなしに終わった。
- ルヴェル・マーティンは1回6yds。
- TE陣では、ドナルド・リーが1回19yds。ジャーマイケル・フィンリーが2回18yds、デヴィン・フリシュネクトが1回7yds。エヴァン・ムーアはキャッチなし。
- 先発OL陣は左からLTクリフトン、LGカレッジ、Cウェルズ、RGスピッツ、RTバーバー。
- 第3シリーズから登場の2ndチームOL陣は左サイドだけが入れ替わって、LTモール、LGラング、Cウェルズ、RGシットン、RTバーバー。(センターと右ガードは引き続きローテーション)
- 第3Qから登場の3rdチームOL陣は、LTモール、LGラング、Cプレストン、RGディートリック=スミス、RTジャコミニ。第4QにはLTモールに代わってLTメレディス、RTジャコミニに代わってRTランドルフが入ったようだ。
- 2ndチームの左タックルに入ったトニー・モールは不振。出場していきなり2プレー連続で相手DEにオーバーパワーされ、その後フォルススタート。
- 試合最初のプレーは1FB・1WR・2TE隊形。そのためWRドライバーが先発から外れ、TEドナルド・リーとTEジャーマイケル・フィンリーとFBジョン・クーンが先発となっている。第1QのRBグラントのTDランも同じ隊形によるもので、TE/LBスペンサー・ヘイヴナーも入っていた。TEフィンリーとFBコーリー・ホールがそれぞれ好ブロックで貢献。
- 左DEはマイケル・モンゴメリーが先発。右OLBはブレイディ・ポピンガ。両ベテランCB欠場のため、トラモン・ウィリアムズとウィル・ブラックモンが先発。
- スペンサー・ヘイヴナーはTEとLBの両方で出場し、LBとしてはこの日最高のハードヒットも見せている。
- トータルオフェンスはパッカーズ392ydsに対してブラウンズ191yds。タイムオブポゼッションもパッカーズが39分56秒と圧倒。前後半ともパッカーズが約20分ずつ攻撃した。
- 3rdダウン成功率は7/14の50%と申し分ない出来。ディフェンスはブラウンズを3/11の27%に抑えた。
- パッカーズの犯したターンオーバーは2つ。第3Q最初のインターセプトは、LTモールが左サイドを抜かれてQBブロームが背後から右腕をヒットされたもの。第4QはQBブロームのやや高めのパスをWRジャロン・ハリスが弾いてしまったもの。
- 奪ったターンオーバーはインターセプト4つ。第2QにはQBアンダーソンからCBトラモン・ウィリアムズが、第2Q末にはQBクインからSアンソニー・スミスが、第3QにはQBラトリフからILBデズモンド・ビショップが、第4QにもQBラトリフからSペプラーが奪っている。
- パス守備は相手QB3人合計で14/26、152yds、0TD、4INTのレーティング31.7。
- ラン守備も15回59yds(平均3.9)とよく頑張り、相手QBを3rdダウンロングに追い込んだ。
- パッカーズの3サックは全て3番手QBラトリフから挙げたもの。Sアンソニー・スミス、CBウィル・ブラックモン、ILBデズモンド・ビショップがそれぞれ1回ずつ。
- 反則は9回52yds。うちフォルススタート4回、OLのホールディング2回、インエリジブルラインメン・ダウンフィールドが1回、イリーガルフォーメーション1回。ブラウンズは反則7回50yds。
- キックオフリターンはCBウィル・ブラックモンが1回22yds。
- パントリターンはCBウィル・ブラックモンが16yds。WRジョーディ・ネルソンが10yds。WRブレット・スウェインが-1yds、フェアキャッチ。
- Pデュラント・ブルックスは、50ydsラインから39ydsパント。Pジェレミー・カピノスは機会なし。
- Kメイソン・クロスビーは60yds失敗、55yds失敗のあと45ydsを成功。キックオフは4回のうち3回エンドゾーンに入り、うち1回タッチバック。
- ブラウンズのQBブレイディ・クインはILB A.J.ホークの義弟(妻の弟)で、2人の直接対決は2006年1月2日のフィエスタ・ボウル以来。今回は2人ともゲームキャプテンとしてコイントスの場で顔を合わせた。(写真)
- ブラウンズの3番手QBブレット・ラトリフは、QBアーロン・ロジャースとは同郷(カリフォルニア州チコ市)で、しかもブット・カレッジという短大も同じだった。ロジャースがカリフォルニア大に去ったあと、ラトリフは2年間スターターを務めた。