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Day 17: ILBバーネット復帰
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年8月19日
- 速報 : 今日ブレット・ファーヴがヴァイキングスと契約する、とミネソタの地元TV局が報道。ヴァイキングスのオーナー所有の飛行機がハティスバーグでファーヴを乗せ、ミネソタへと向かったとの情報もあり、今度は確度が高そうだ。
- ILBニック・バーネットがついに練習に初参加。練習量は制限され、チームドリルだけは見学している。個人ドリルとポジション別ドリルと7on7に参加し、1stチームに入っている。9ヶ月ぶりのフルパッド練習としてはかなりスムーズに動けていた様子。復帰がよほど嬉しいのか、ドリルの合間には大声で歌を歌っている。
- 1巡9位指名のNT/DE B.J.ラジが待望の初練習。ジョグ・スルーではターゴヴァックDLコーチの熱血指導を受けながら、モンゴメリーと交互に1stチームに入った。しかしチーム・ドリルでは2ndチーム。プレー数が少なかったのは、体調面ではなくシステム習熟の問題かもしれない。
- バーネットと同じく7巡ルーキーのOLBブラッド・ジョーンズ(背中)もPUPリストから復帰し、こちらはILBバーネットと違ってフル参加。左サイドでキャンプマンの控えに入り、RTジャコミニをスピードでぶち抜いたり、パスを叩き落とすなど、キレのよい動きを見せた。
- NTラジとILBバーネットとOLBジョーンズは、1日1回の練習に制限する、とマッカーシーHC。ILBバーネットはビルズ戦には出場させず、OLBトンプソンとOLBマシューズも欠場の方向だが、NTラジは出られるかもしれない、とのこと。
- ブラウンズ戦に出場したWRジェームズ・ジョーンズ(ハムストリング)とDEジョニー・ジョリー(足首か)が練習を休んでいる。OLBジェレミー・トンプソン(首・肩)、OLBクレイ・マシューズ(ハムストリング)、DEジャスティン・ハレル(腰)、CBパット・リー(腰)はまだ復帰できず。
- 腰痛再発のためしばらく練習を休んでいるDEジャスティン・ハレルは、キャリアの終わりになってしまわないかと恐れている、とのこと。「そんなこと考えたくはない。でもその考えが頭に浮かんでしまうのは事実だ」
- キャンプ練習とプレシーズン初戦を合わせ、ILBブランドン・チラーとILBデズモンド・ビショップの出来があまりにもよいので、ILBバーネットの復帰時期を心配する声はほとんどなく、「なぜいつまでもホークをスターターにしておくのか」という意見さえ地元記者から出始めている。
- その声が聞こえたのか、この日のチーム・ドリルのニッケル守備では、ホークに代わってチラーが1stチームに。7on7のニッケル守備でも、1stチームがバーネット&チラー、2ndチームがホーク&ビショップだった。この組み合わせは初めて見た、と記者。
- これまでどおり、Cスコット・ウェルズとジェイソン・スピッツが交互に1stチームでプレー。「ブラウンズは3-4ディフェンスで、センターが2人のDTを相手にする必要がなかったので、評価を下すのは次のビルズ戦を待ってから」とジョー・フィルビンOCは説明している。
- この日はこれまでより早い時間からRTブレノ・ジャコミニがRTバーバーに代わって1stチームに入った。プレー回数もほぼ半々となり、先発RT争いがいよいよ白熱してきた。スナップ数をシェアさせることにした、とマッカーシーHCも公に認めた。ただしそれはバーバーの不振によるものではなく、ジャコミニの進歩によるものだ、とバーバーをかばっている。
- といったわけで、「なるべくOLを固定させて練習したい」と春からコーチ陣が繰り返してきたにもかかわらず、キャンプインから半月以上経った今も、OL5人のうち3人が固まっていない始末。
- RTバーバーはOL陣随一と言われるアスレチック能力を持つが、パスブロッキングの技術が未熟で、プレー全体が不安定。RTジャコミニは長い腕を利したパスブロッキングはよいが、201cmの長身のせいでランブロッキングが腰高になりやすい。
- ここまでのキャンプを振り返って、RTジャコミニ。「第1週は、(足首手術から復帰まもなかったので)勘が鈍っていた。思っていたより時間がかかったけど、このところ調子がよくなってきたのはたしかだ。足首の方も、本当の100%とは言えないけど、すごくいい感じだよ。もうまったく心配していない。いつものようにテーピングを巻いて、フルスピードでプレーするだけだ」
- 5巡ルーキーのFBクイン・ジョンソンはキャンプ序盤はミス連発で株を下げたが、このところはオフェンス習得が進み、ブラウンズ戦では予想以上によい働きを見せた。第2Q半ばでFBホールとFBクーンが退くと、残り試合をすべて担当(32スナップに出場し、うち26スナップがランプレー)。彼は相手インサイドLBを3回もパンケーキにするなど持ち前の破壊力を見せつけ、ラン攻撃の成功(26回136yds・平均5.2yds)に大いに貢献した。「もう少し姿勢を低くしたかったけど、かなりいいブロックができたと感じているのはたしかだ。テクニックはもっと向上させなければいけないけど」
- いっぽうブラウンズ戦でのFBジョン・クーン(先発)とFBコーリー・ホールの比較では、ホールの方が優った、という見方が一般的。第2シリーズでは、RBグラントのTDランとその直前のランで、どちらもホールが好ブロックで貢献していた。
- この日最高のビッグプレーはWRドライバー。QBロジャースの投げたややアンダースローの45ydsのパスを、CBハリスに巧みに競り合ってつかみとった。TEフィンリーが見事なワンハンドキャッチで25ydsほどゲインし、スタンドを沸かせる場面もあった。
- 強い向かい風で行われたパント練習では両パンターとも1回はシャンクがあり、Pジェレミー・カピノスがやや優勢。このところPデュラント・ブルックスが「やや優勢」の日が多いが、毎日1回か2回シャンクがあって、首脳陣の信頼を得るには程遠い。
- Kメイソン・クロスビーは6本すべて成功。36yds、39yds、42yds、46yds、51yds、53yds。
- トンプソンGMの師匠格、ロン・ウルフ元GMが今年もサイドラインを訪れている。