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Day 2: CBチャールズ・ウッドソン好調
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年8月 4日
- この日は今夏はじめての1日2回の練習(予定表)。どちらもフルパッドだが、朝8時45分からの練習は実戦的練習の少ない軽めの内容、夕方6時30分からの練習はハードめの内容だった。
- リハビリ完了組のLTクリフトン、Cウェルズ、DEジェンキンズ、SSビグビーの4人は夕方の練習だけ参加。ただし同じくリハビリ完了組のRTブレノ・ジャコミニは2回とも参加している。
- 夕方の練習ではライアン・ピケットが休養。ラジの合流が遅れているため、アンソニー・トリビオが1stチームのノーズタックルに入った。トリビオの評判はなかなかいい。
- この日もセンター/右ガードのローテーションは前日と同じで、(Cウェルズが参加した夕方の練習では)CウェルズとCスピッツが頻繁に入れ替わっている。
- LTクリフトンとCウェルズを欠く午前の1stチームOL陣は、LTモール、LGカレッジ、Cスピッツ、RGシットン、RTバーバー。2ndチームOL陣はLTメレディス、LGディートリック=スミス、Cプレストン、RGラング、RTジャコミニ。ラングは3rdチームでは右タックルに入っている。
- 午前の練習ではディフェンスが圧倒的優位に立った。オフェンスはスナップミスや反則などミスが多く、QBアーロン・ロジャースも安定感を欠いて、オープンのレシーバーに通せないことが何度もあった。ブリッツ練習では成功わずか1/5。
- 夕方の練習ではオフェンスが盛り返したが、それでもQBロジャースはあわやインターセプト、というプレーが3回あった。うちSチャーリー・ペプラーが2回。CBチャールズ・ウッドソンが1回。
- いっぽうQBブライアン・ブロームは前日とは違って、「入団以来最高の出来では」との声も。この日はグラブをしてない。
- QBマット・フリンはブリッツ練習では堅実な判断を見せてショートパスを通すものの、全体的にダウンフィールドへのパスが少ない。
- WRグレッグ・ジェニングスはCBトラモン・ウィリアムズを巧みに振り切ってQBロジャースからの完璧なロングパスを・・・落としてしまった。落球したWRジェニングスばかりでなく他のWRたちも腕立て伏せ。「パッドを全て脱いで観客ひとりひとりに謝罪すべきプレーだったよ。今日のグレッグはひどかった。もっとしっかりやるとグレッグは約束するよ」とWRジェニングス。「落球したら腕立て伏せ20回。手に触れたボールは全て捕らなきゃいけない、と僕らは思ってる」
- その言葉のとおり、夕方の練習でWRジェニングスは再びCBウィリアムズに競り勝ち、QBロジャースからのロングボムをアクロバティックにキャッチ。これまで2日間のオフェンスで最高のプレーだった。
- ここまでディフェンシブラインで最もよいプレーをしているのは、復帰間もないDEカレン・ジェンキンズ。 「おそらくチーム最高の選手の1人であり、ディファレンス・メーカーだ」とマッカーシーHCは異例なほどの絶賛をしている。
- ディフェンスで最もよかったのはILBブランドン・チラーで、少なくとも2サックを挙げ、TEハンフリーへのパスをきれいにブレークアップする場面も。下記のようにブリッツ練習でも絶好調。
- アウトサイドLB陣でパスカバレッジが最もよいのはジェレミー・トンプソン。しかしスクリメージでの勝負となると迫力を欠く。アーロン・キャンプマンはその正反対で、OLとの勝負はさすがの内容。浅いエリアのカバレッジはまずまずだが、深く下がる場合に動きがスムーズでない。
- OLBジェレミー・トンプソンは夕方の練習で脚がつって一時退場し、その間はOLBクレイ・マシューズが1stチームに入った。マシューズはパスラッシュドリルではLTクリフトンに2戦2敗だったが、チーム・ドリルではQBプレッシャーに成功したり、LTクリフトンを低くかわしてランを止める好プレーもあった。
- CBチャールズ・ウッドソンは素晴らしいパスカバレッジを見せていて、これまで3回の練習で2INTを挙げたほか、INTチャンスに惜しくも落球したプレーがあった。
- CBパット・リーはときおりCBブラックモンに代わって2ndチームに。CBジョー・ポーターも何度か好プレーを見せている。
- RB陣対ILB陣のブリッツ・ピックアップ・ドリルがILBバーネット(精力を持て余している)の大声援のなか行われ、LB陣がRB陣を圧倒した。なかでもILBチラーは3戦全勝で、RBブランドン・ジャクソンを派手に吹っ飛ばすプレーも。
- TEジャーマイケル・フィンリーは2日連続でディフェンス選手とつかみ合いに。見事な上半身を誇るフィンリーだが、気合いが空回りするのか、ルートを走る際にバランスを崩す場面も少なくない。
- 5巡ルーキーのFBクイン・ジョンソンはこれまであまりよいところを見せられずにいる。FBコーリー・ホールは体も大きくなり、ポイントオブアタックでより強くなっている。
- この日もPジェレミー・カピノスのパントは不調で、平均ハングタイムは3.82秒しかない。Pデュラント・ブルックスは平均4.19秒で、60yds超のビッグパントも。2日連続で勝利を収めたが、こちらも安定性を欠く。
- 低レベルのパンター争いを受け、Press-Gazette紙は早くも「パンター補強は今後フロントの重要な課題だろう」と書いている。Journal Sentinel紙は「今春にはPハンター・スミス(IND→WAS)を獲得する寸前まで行きながら、条件面のわずかな相違で逃した」と新情報をあきらかにし、トンプソンGMを攻撃している。
- Kメイソン・クロスビーが珍しくフィールドゴール(すべて40yds)を3本連続で失敗。
- 今キャンプ最初のケガ人はCB/Sジャレット・ブッシュ。午前の練習でまずい倒れ方をして、わき腹の筋肉を痛めてしまった。いったんはフィールドに戻ったものの違和感がひどく、トレーナーの指示で退場。夕方の練習も休んでいる。たいしたケガではなく、すぐ戻れる、と本人。
- DEジェンキンズに代わって1stチームの右DEに入ったのはジャスティン・ハレル。しかし午前・午後とも脚がつって一時退場する体たらく。
- 合流が遅れているNT B.J.ラジについてOLBクレイ・マシューズ。「昨夜話をしたんだ。彼はもう街に来ていて、参加したくてうずうずしている。それでも、全てが整わなければ来れないからね・・・」
- Profootball Weekly誌の聞いた噂(ただしキャンプ前)によると、パッカーズ首脳はドラフト外ルーキーのG/Cイヴァン・ディートリック=スミス(アイダホ州立大)を非常に高く評価していて、もしCウェルズを放出するような事態になったら、彼が開幕ロースター入りする可能性もある、とのこと。
- 元パッカーズLBのジョージ・クーンスが練習を見学。彼はパッカーズの"Director of Player Development"を2007年まで務めたあと、ウィスコンシン大ミルウォーキー校の体育局長に就任している。
- 練習終了直後のマッカーシーHCの会見はこうした感じで行われている。
- ILBニック・バーネットのビデオダイアリー。朝駐車場で車を降りたところから始まり、ランボーフィールドに入るところでちゃんと終わっている。