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Day 3: OLBマシューズが1stチームに
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年8月 5日
- 月曜にもかかわらず、約1000人もの観客がつめかけている。4回連続のフルパッド練習とあって選手たちも疲労がたまり、しかも前夜の雷雨のため湿度が高く、練習終盤にはドロップアウトする選手が何人もいた。
- 人工クラウドノイズが流れるレッドゾーン練習。残り1秒となって9yds地点での4thダウン、QBロジャースからTEドナルド・リーへのTDパス成功。
- この日最大の注目は、1巡ルーキーのOLBクレイ・マシューズがついに1stチームに入ったこと。OTAからずっと1stチームに入っていたOLBジェレミー・トンプソンは2ndチームに下がった。昨日のマシューズのプレー内容がよかったことと、トンプソンのライン付近でのプレーが迫力を欠くためだろう。
- マッカーシーHCはOLBクレイ・マシューズの1stチーム昇格は恒久的なものではない、としている。「ここまでのクレイの進歩には非常に満足している。そこでプレー機会を分け合うことにした。今日は主にクレイが1stチームでプレーした。彼とジャレミーとの競争はキャンプを通して続くと我々は予想している」
- 前日はよかったQBブライアン・ブロームだが、この日はイマイチ。スパイラルのおかしなパスをエンドゾーンに投げてINTされたり、ワイドオープンのWRブレット・スウェインに通せなかったり。
- センターと右ガードのローテーション起用はこれまでどおり。
- 3番手WR争いではWRジェームズ・ジョーンズが好調で、ここまで3日間の内容ではWRジョーディ・ネルソンをはっきりリードしている。
- 5巡ルーキーのFBクイン・ジョンソンは、今キャンプのチームドリルで初めて来たパスを落球。
- 前日休養したNTライアン・ピケットは復帰している。
- ランプレー練習で、OLBアーロン・キャンプマンが相手OLを吹っ飛ばしてRBライアン・グラントを止めると、ケヴィン・グリーンOLBコーチは狂ったように興奮。ILB A.J.ホークがTEフィンリーのブロックをかわしてRBグラントを止める場面もあった。
- ILBデズモンド・ビショップは3-4のインサイドLBが向いているようで、好調なプレーを続けている。4-3のミドルLBと比べると、スピード不足の弱点が露呈しにくいようだ。基本的にはA.J.ホークに次ぐストロングサイドの2番手だが、ウィークサイドでもプレー。昨季証明したようにチーム随一のハードヒッターであり、ブリッツでもセンスの良さを見せている。
- ゾーンカバレッジに変わっても好調なプレーを見せるCBチャールズ・ウッドソンとは違い、CBアル・ハリスの方はやや苦戦している様子。
- この日のKメイソン・クロスビーは調子を取り戻し、この日は40ydsを1本失敗しただけだった。ハリーアップ・シチュエーションで約45ydsを3本中2本成功。その後通常のFG状況で30ydsから41ydsまで4本全て成功。
- LGダリン・カレッジが右太ももを痛めてサイドラインに退いた。ヒヤリとさせられたが、誰かのヒザが太ももに入っただけで、たいしたことはなさそう。代役としてデューク・プレストンが左ガードに。
- ドラフト外ルーキーのG/Cイヴァン・ディートリック=スミスはパスラッシュ・ドリルで5勝1分けと好調。
- DEジョニー・ジョリーは前日の練習で足首を捻挫し(そのときはテーピングして復帰したが)、この日は保護ブーツを履いて見学。マッカーシーHCは「できれば1週間以内に復帰できれば」と語っているので、実際はもう少しかかるかもしれない。B.J.ラジの契約の遅れでトクするはずが、正反対の結果になってしまっている。
- CB/Sジャレット・ブッシュ(わき腹)と6巡指名ルーキーのCBブランドン・アンダーウッド(不明)も練習を休んでいる。
- NT B.J.ラジはまだ契約にいたらず。1巡8位から12位まで全員未契約なのが頭が痛い。
- 先日マーク・マーフィ社長が予告したとおり、パッカーズと"Wisconsin Lottery"がマーケティング契約の締結で合意した、と発表された。景気後退のため、これまで制限していた分野からもスポンサーを獲得しよう、という動きが各メジャースポーツ全体に広まり、NFLでも「州による宝くじ」との契約が今年から可能になった。Press-Gazette紙によると、パッカーズ以外にもすでに7球団が同様の契約に合意している。