グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2009年6月11日

ファーヴ騒動2009: 「獲得は一時棚上げ」

jason hunterESPNのエド・ワーダーによると、ブラッド・チルドレスHCの設定したデッドラインまでに決断しなかったファーヴについて、ヴァイキングスはさしあたり獲得を棚上げにした、とのこと。ヴァイキングスのロブ・ブレジンスキ副社長からファーヴの代理人バス・クックにその旨を伝えた、と具体的な内容を関係筋が明らかにしている。本当にデッドラインを提示したのか、はっきりしたところはわからないが、あったとしてもかなり柔軟なデッドライン(または「今週決めてくれたらありがたいんだけど・・・」という程度)だったのだと思われる。

「一時的に」ということは完全には断念していないわけで、結局はファーヴの肩しだい、という状況に全く変わりはない。「肩が治るかどうか、もうしばらくなら待ってもいい」という意思表示には、むしろヴァイキングス側の熱心さが強調されてきたような印象もある。要は今回の情報リークは、ファーヴ報道を一時的に鎮静化させ、OTAに参加している選手たちから不満が出るのを抑え、その間にファーヴの肩が回復してくれれば、という意図なのだろう。あるいは、今回の「棚上げ」は、すでに両者の間で始まっている契約(複数年)交渉の戦術の一部なのではないか、という見方さえある。

その後チルドレスHCはミネソタの地元ラジオ番組で、「(デッドラインを設定したということは)絶対にない。ひょっとしたらファーヴ周辺でそのようなことがあったのかもしれないが、私からでないのはたしかだ。いったいどこから出てきた話か見当もつかない」と強く否定している。

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