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Draft Notebook 5: OT Jamon Meredith
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年4月30日
5巡b指名のOTジャマーン・メレディスは、身長6フィート5で40yds走がOLトップクラスの5.01秒。4巡指名のT.J.ラングと対照的に、恵まれたサイズやアスレチック能力を活かし切れていない選手のようだ。磨けば光る未完の大器なのかもしれないが、2巡予想もあったなかで5巡まで見送られたのは、オフェンシブラインマンとして何か大事なものが欠けている、と見られたためだろう。
- まだ詳しいポジション適性はわからないが、公式サイトにガード/タックルと表示されているT.J.ラングとは違い、彼はタックルのみの表示。しかし左ガードなら先発経験がある。「左タックルが僕のナチュラルなポジションだと思うけれど、必要とあらば両サイドともプレーできる。インサイドもできるヴァーサティリティもある」
- 身長6フィート5で体重は304ポンド。やや線が細いのはたしかで、タックルをやるにしても今後の体作りが重要だろう。
- レッドシャツを経た1年目から先発右タックルとなり、2年目の半ばには左タックルに移り、それ以来先発左タックルを務めてきたが、昨季途中からはなぜか左ガードをプレーしている。
- スポーツ・マネジメントの学位をとってすでに昨年5月に卒業。GPAは3.74。学業成績優秀なアスリートに与えられる賞をいろいろと受賞している。
- サウスカロライナ大のコーチたちに嫌われていた、との情報が複数ある。そう語るAFC球団のスカウトによると、「コーチたちによると、彼はフットボールが好きじゃない。Locker-room Lawyer(言い訳が達者で口先ばかり)であり、イラつかされる選手だ、と。さんざん悪口を言っていたね。去年ベンチに下げられたのもそのせいらしい」
- 逆に精神面を高く評価する人も。あるNFC球団のスカウトによると、「すごくいい子だよ。フットボールに心底打ち込んでいないとか、いろいろ言われているけど、チームの中では真面目な方だった。彼は私の"Sleeper"だ。2巡指名だと思う。彼を好きな人もたくさんいる」
- ジョー・フィルビンOCは、上記のような悪評を意識して、次のように語っている。 「先入観を抜きにして彼のフィルムを繰り返し見てみた。あの子はアグレッシブにプレーしていたよ。フィジカルにね。力強い腕を持っていると思うし、パスプロテクションでも下半身でしっかり踏ん張れている。基礎的な部分を磨く必要はある。それは新人ラインマンすべてがそうだ。しかし(世間で言われているような問題は)私には感じられなかった」
- 5巡まで待ったことについて本人。 「ほんと長かったね。チームの一員になれたことが嬉しい。僕に賭けて、チャンスを与えてくれるチームが現れて本当によかった。全ては過去のことだし、前に進む心構えはできている」