グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2009年3月30日

できるだけOLのポジション固定を

就任以来3年間苦労して若手OLを育成してきたマイク・マッカーシーHCだが、ポジションをあれこれと入れ替えすぎて、1つのポジションに専念させられなかったことが、順調な育成を妨げてきたと後悔している。「まるでイス取りゲームのようにOLたちのポジションを入れ替え続けた状況から脱しなければならない、と我々は話し合ってきた。ケガが1つの原因だったことは事実だ。しかしウチは若手選手が多く、その彼らがあちこちのポジションをいったりきたりしてばかりいる」

チームが今年もっとも固定させたがっているのはLGダリン・カレッジ。昨年ようやく一人前になったLGカレッジを、さらに一流の左ガードへと成長させたい。「ここで思い切って言ってしまいたい。ダリンが(先発)左ガードをプレーする。彼は右タックルも左タックルもできるし、たしかにラインには競争が大事だ。しかし優れたオフェンシブラインというのは16試合同じメンバーでやるものだ。昨年ダリンが左ガードとしての地位を確立したのは間違いない」

この発言からすると、FAとなっているRTマーク・タウシャーと再契約しない場合(したとしてもリハビリ途上)でも、LGカレッジは右タックルに回さず、左サイドのコンビはとにかく固定させる、という考えなのだろう。しかしそれ以外の3ポジションはかなり流動的だ。センターはウェルズとスピッツの争い。右ガードはシットンとスピッツとバーバーと新加入のプレストン。右タックルはシットンとジャコミニとモールとドラフト指名ルーキー、といったところ。公式ロースター表では、ジェイソン・スピッツのポジション表示がいつのまにかG/CからC/Gに変更されていて、センターに本格的に取り組むことを示唆している。

ゾーンブロッキングのスキームでは軽量アスレチック型のOLを求めるが、今年はLGカレッジ(308ポンド)やC/Gスピッツ(302ポンド)にさらなるバルクアップを求めているらしい。「彼ら4年目の選手たちは、いい感じの体が出来つつある。とくにインサイドの選手はそれが大事だ。ディフェンシブラインが最も強力な対戦相手はどこだい? 我々は年に2回ミネソタとやらなければならないんだから。スピッツとはキャンペンOLコーチのオフィスで先日話し合ったが、彼はより大きくなってきている。ダリンも同様だ」

カテゴリ : Football, Notebook