グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年2月 5日
ようやく新コーチ陣の顔ぶれが正式発表され、全員がインタビューを受けた。1人ずつ会見場の壇上に立つのではなく、個別のテーブルに着いて待ち、そこへ記者たちが寄り集まって好きなように質問をする形式(写真)。ジャージやセーターなど普段着のコーチが多い中、なんとケヴィン・グリーン新OLBコーチだけがビシッとスーツを着ていた。 (人数も多いので、複数回に分けて報告)
- マイク・マッカーシーHC。
- ヘッドコーチみずから、アーロン・キャンプマンがアウトサイドLBとなることを明言。「ベースディフェンスでは、イエスだ。アーロンはアウトサイド・ラインバッカーとなる。彼はパスラッシュのやり方を知っているし、ベースディフェンスでのアウトサイドLBの第一の役割はQBにラッシュすることだ。ケヴィン(グリーンOLBコーチ)の与えるインパクトは、ベテランよりも若手選手の方が大きいかもしれない。それでも、アーロンは我々が採り入れる新しいスキームに素晴らしくフィットするはずだ」
- 「変化は興奮を生み出す。グリーンベイ・パッカーズはこれまでも活力に事欠いたことはないが、いま3階(コーチングスタッフのオフィス)に大変な活力が満ちているのはたしかだ。今日は本当にエキサイティングだね。こうして初めてコーチ全員が揃い、選手たちや球団関係者全員が我々の新しい方向性に興奮している」
- ヒザの前十字靭帯(ACL)を断裂したLBニック・バーネットは11月20日に手術を受け、極めて順調。「予定を上回るペースだ。アリゾナでリハビリをしている」
- 同じくACL断裂のRTマーク・タウシャーは1月15日に手術を受け、パッカーズ施設でリハビリ中。
- LTチャド・クリフトンは1月12日に両ヒザの関節鏡手術。こちらもグリーンベイに残ってリハビリ中。
- SSアタリ・ビグビーは12月26日に足首の手術を受け、予定どおりに回復している。
- ドム・ケイパース新DCは先日すでに記者会見(記事へ)をしたので、さほど目新しい話はない。
- 「我々ディフェンスのスタッフはコンバイン(2月18日?24日)の前に多くの仕事をこなさなければならない。今朝が初めてのミーティングだった。ゼロからのスタートだ。まずフィロソフィーを話し合うところから始め、細かい部分は後回しにしたところもある。ゼロから始める場合のユニークなところは、ティーチング・プランを立て、我々全員の呼吸を1つするところから始めなければならない、ということだ。コンバインに発つまでの2週間は、我々ディフェンスのスタッフで午前も午後もミーティングを重ね、選手たちが(3月半ばのオフシーズンプログラムに)集まったときに備えてプランを立てなければならない」
- 最初は3-4と4-3を混ぜたディフェンスになる?という質問に。 「そのとおり。それが最初のステップになると思う。スキームの転換にあたって最大のチャレンジは、選手たちを練習フィールドに立たせて、なにが強みでなにが弱みであるかを把握することだ。そうしてから、その強みを活かせるよう、スキームをアジャストさせていく」
- 「マイク・ターゴヴァック(新DLコーチ)の手腕は非常に高く評価していた。わたしがヘッドコーチをしたときも彼を希望リストに加えていたが、彼はいつも他球団の契約下にあったので獲得できなかった」
- 「ダレン・ペリー(新セーフティコーチ)が1992年にスティーラーズに入団したとき、彼は1年目から全てのディフェンスのコールを出していた」
- マイク・ターゴヴァック新DLコーチ。
- 3-4のダウン・ラインメン3人はポイントオブアタックでダブルチームを持ちこたえるのが仕事で、QBにプレッシャーをかけたり、ボールキャリアーを倒す派手な仕事はLBたち。「3-4フロントのラインマンには、非常にアンセルフィッシュな選手たちが必要だ」
- 元1巡指名のジャスティン・ハレルは、低い重心と馬力が必要な3-4のノーズタックルには向かないかもしれない。「もっと彼のプレーを見てみる必要はあるね。知ってのとおり、ニューイングランドにはウィルフォーク、ピッツバーグにはハンプトンという(優秀な)ノーズタックルがいる。ハレルについてあれこれ言うのはまだ時期尚早だが、DEのタイプと判断することになるかもしれない。彼は才能のある子だ。もし健康でいられれば・・・。テネシー大の頃からケガの問題があったが、非常に才能に恵まれた選手だ」