グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年1月22日
ドム・ケイパース新DCが入団記者会見を行った。HC経験豊富だけに場慣れした様子で、リラックスしながらも慎重な話しぶり。
- 「前回パンサーズを率いて(12年前のNFC決勝敗退)ここへ来たときよりも、ずっとよい気分だ」
- 新しいスキームに必要な戦力は揃っている? 「その質問に答えるのはあまりにも早すぎる。もともと4-3だったチームに行って、それぞれ異なった戦力で、3-4に移行した経験が私にはたくさんある。どれぐらい時間をかけて移行していくかは、そのときの戦力による。ポンと移ってきて、決まった3-4の型へと選手たちを押し込もうとするのは大きな間違いだ。手持ちの選手たちを活かすようなフレキシビリティがなくてはならない」
- どの選手をどこでどう使うつもりか、慎重にコメントを避けた。大事なのはタレントに合わせてスキームの方をフィットさせること。 「ロースター上の選手たちについて、まだ評価プロセスに取りかかるところだ。まずはフィルム漬けになって選手たちを評価し、彼らの長所はどこか、それをどう活かせるか、それなりの感触をつかみたい。それからディフェンスのスタッフでミーティングを行って一歩ずつプロセスを進めていく」
- ディフェンスのコーチングスタッフ編成について。 「決定はマッカーシーHCが行うが、私もプロセスに関わり、面談に参加する」
- 3-4におけるノーズタックルの重要性について。 「非常に重要だ。センターの正面にセットしてその両ギャップを守るタイプもあれば、センターの外側にセットする1ギャップのタイプもある。大きく、フィジカルでなければならず、容易に押しのけられない選手でないと」
- 金曜の面談以前にマッカーシーHCと会ったことは? 「ある。彼のオフェンスの仕事には大きな尊敬の念を抱いていた。オフェンスでは彼は最高のコーチの1人だとずっと思っていた」
- ヘッドコーチ経験者として、ヘッドコーチとの関係はどのようになる? 「よい質問だと思う。私はヘッドコーチがなにをアシスタントコーチたちに求めるかを知っている。今度は、そうしたアシスタントになる努力をする。役割を明確にし、その中で自分の力の限りベストを尽くす」
- またヘッドコーチになりたいという希望は? 「うーん、エクスパンションチームはもう嫌だね(笑)。もう絶対にないとは言わない。全力を尽くして結果を出せば、必ず次の機会が訪れる、というのが私の考え方だ」
- ビル・ベリチックHCのもとで1年間働いたことは今度のスキームに影響する? 「人間いくら年をとっても、新しいことを学ぶことはできる。1つペイトリオッツで嬉しかったのは、成功した球団で働けたことだ。いくつか学ぶところがあったので、それを活かせたらと思う」
- マッカーシーHCとはビジョンが似ている? 「彼とは非常によい話し合いができた。オフェンスから見てどんなディフェンスが問題をもたらすか、オフェンス側の話を聞くのはいつだって興味深いものだ。今は多くのチームが異なったスタイルの3-4ディフェンスをしている。ピッツバーグ、ダラス、ニューイングランド。みなそれぞれのスタイルがある。そういった話し合いの感触がとてもよかった」
- 1996年シーズンのNFC決勝敗退の思い出について。「パンサーズはそれまで8連勝で、ホーム無敗。モメンタムをつかんでいた。試合最初はよくて、10-3でリードしたのだが、そこでエンドゾーンへのTDパスを投げ損なった。それからは悪くなる一方だった。パッカーズはあの年のベストチームで、オフェンス1位、ディフェンスも1位。相手にするのは大変だった。サイドラインでアシスタントコーチが温風にあたろうとして、ラミネートされたゲームプランのボードを溶かしてしまい、手袋にも火がついてしまったのを覚えている」