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Notebook: カレッジをRTへ シットンが先発RG
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年12月26日
- LGダリン・カレッジを先発右タックルに移し、トニー・モールを控えに降格することをマッカーシーHCが明らかにした。左ガードにはRGジェイソン・スピッツが回り、新人ジョシュ・シットンが右ガードで先発する。
- RTトニー・モールはRTタウシャー負傷で途中出場したテキサンズ戦ではよかったものの、その後の2試合の内容がよくなかった。ここ2試合のラン攻撃不振(JAX戦が平均3.0yds、CHI戦が平均2.2yds)も彼の不振が大きいようだ。
- そもそも8月半ばまでは、先発ガード陣はLGスピッツ・RGシットンの組み合わせで、カレッジは控えとなるはずだった。4巡ルーキーのシットンの動きが期待以上だったためキャンプ序盤でスターターに昇格させたが、プレシーズン第3週ブロンコス戦でヒザを負傷したために計画が狂った。シーズン中にもヒザや足首を負傷して苦しんだが、ようやく昇格の用意がととのったということだろう。先発出場じたいは、LTクリフトンが体調を崩して急きょ欠場した第9週タイタンズ戦で経験している。
- ダリン・カレッジに右タックルをさせるのは、契約最終年のRTマーク・タウシャーの後釜候補ということも当然考えていると思われる。たとえタウシャーと再契約したとしても前十字靭帯断裂では、開幕から先発できるのか、十分な働きができるのか、何の保証もない。
- ダリン・カレッジの後任左ガード候補にはアレン・バーバーもいて選択肢が多いので、コンバートしやすい面はある。カレッジは馬力はないがパスプロテクションに優れるので、たとえ左タックルでスターターの器でなくても、右タックルならスターターでやっていける可能性はある。ただ、左サイド(大学でもLTオンリーだった)と右サイドでは動きが逆なので、適性を調べてみなければわからない。
- ただしマッカーシーHCは、「タウシャーのことが理由ではない。我々はマークを極めて高く評価している。今回のコンバートは将来を考えての対策ではない。こうするのがライオンズ戦に勝つ可能性が最も高いと我々が感じたからだ」としている。
- 5勝10敗で迎える最終戦とはいっても、今回ばかりはモチベーションに不足することはなさそうだ。「今季唯一ライオンズに敗れたチーム」にはなりたくないという気持ちを、選手たちは強く持っている。「(全敗脱出を)許すつもりはない。僕らはデトロイトを決して軽く見てはいないし、こちらのホームで彼らに勝たせるつもりはないよ」とDTライアン・ピケット。
- QBアーロン・ロジャースは肩の調子がまだ万全ではないらしく、オフシーズンに手術を受ける可能性もある、と本人が明らかにした。
- RBデショーン・ウィンは少ない出番でよい働きを見せている。「ウィンのプレーには満足しているし、今日の練習内容も非常によかった。日曜にはプレー機会を増やすかもしれない」とマッカーシーHC。ただし、RBブランドン・ジャクソンの手首の状態も先週より改善しているとのこと。
- FBコーリー・ホール(ヒザ)が久しぶりに練習にフル参加。彼が戻ってきてくれればスペシャルチームにとっても大きい。
- WRドナルド・ドライバー(ヒザの打撲)とWRグレッグ・ジェニングス(軽い脳震盪)は水曜の練習を休んだ。どちらも出場は問題なさそう。
- WRジェームズ・ジョーンズ(ヒザ)は水曜の練習に参加し、インジャリーリポートにも載っていないので、今後悪化することがなければ出場の方向。ただ、ヒザ関節が十分な強さを取り戻していないようだ。マッカーシーHCは「オフには手術の可能性もある」としている。
- DTジャスティン・ハレルは水曜の練習にフル参加したものの、腰またはヒップをまた悪化させてしまったとのこと。もう何度目かわからない。
- 最終戦もSアーロン・ラウスを先発で起用する予定で、Sチャーリー・ペプラーを先発で試す考えはない、とマッカーシーHC。
- フィルムを見た結果、第4Q終了直前のFGブロックはKメイソン・クロスビーのキックが低かったことが原因だ、とマッカーシーHC。「実際のところ、プロテクションは何の問題もなかった。DEアレックス・ブラウンの手にブロックされたことはわかっているが、彼はインサイドで倒れ込んできただけのように私には見えた。キックが拙かったのだ。無風の状態で38ydsのフィールドゴールとなれば、とうぜん成功するものと私は予想する。正確に蹴ってくれるものとね」