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Packers - Jaguars Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年12月16日
- QBアーロン・ロジャース。「シーズン第15週にもなって、あんな種類のミスコミュニケーションなんて許されないよ。細部に注意を払う、それがいちばん大事なのに。ジャーマイケル(後述)だけじゃないんだ。間違ったフォーメーション、誰かが何かを聞いていない、僕が言わなかった、そういったミスが何度もあった」
- SSチャールズ・ウッドソン。「チャンスはあるのに、それをモノにできなかった。どうしたら勝てるのかわからないよ。今の時点では、僕らは優秀なチームでは全くない。とにかく、あまりいいチームじゃない」
- LGダリン・カレッジ。「ほんとフラストレーションがたまるよ。毎週同じことが続いているんだから。毎週同じインタビューにはうんざりした。『すごい接戦だったね。勝つチャンスもあった。でも最後に何が起きたの?』 って話の繰り返し。なんとか最後に勝利をモノにすることが僕らには必要で、そうすりゃ 『自分たちが出来なかったこと』 の話もやめることができる」
- 会見中にマッカーシーHCが、「次はシカゴとのビッグゲーム」という表現を使ったため、記者の1人は「ハァ?」という反応をブログに書いている。"Big game? For whom?"
- オフェンスは試合最後に失敗に終わってばかりだが、QBロジャースにどの程度責任があるのか、という質問にマッカーシーHC。「私はオフェンス全体の問題だと思う。クォーターバックもその大きな一部だ。相手カバレッジなど詳しいことはフィルムを分析してからでないとわからないが、最後の2ミニッツオフェンスでは、我々はダブル・ムーブで相手のシームを突くプランだった。やはり詳しくはフィルムを見てからでないと」
- QBアーロン・ロジャース。「いいプレーをするために給料をもらってる。だから、それをやってのけなきゃいけない。僕は勝利に必要なだけそれが実行できていない。だから責任は受け入れる。残念だ。僕はいいパスを通さなきゃいけない。試合終盤にそれをやるために給料をもらってるのに、それができていない。自分の責任として受け入れるよ」
- チームメイトは口々にQBロジャースを擁護している。LTチャド・クリフトンは、「1人だけの問題では全くない。アーロンは死に物狂いで頑張っている。それは疑いの余地がない」
- 新人TEジャーマイケル・フィンリーの未熟さが、大事なところでオフェンスの足を引っ張った。第1Q、敵陣5yds地点での2ndダウン、エンドゾーン左奥へ浮かせた高さ勝負のボールに対して気のないプレーでキャッチできず、結局フィールドゴールどまり。第2Qの3rdダウンゴールでも、(タイムアウト明けにもかかわらず)正しい位置にセットせず、バタバタしたままプレーが始まってしまった。サイドラインでマッカーシーHCから叱責されたが、試合後のロッカールームでも、「プレーコールのミスコミュニケーションで、自分のせいでは全くない」と本人は責任を認めていない様子。
- 代役スターターのRTトニー・モールはパスプロテクションが不安定で、3サックのうち2サックが彼の責任だった。2つ目のサックでQBロジャースがファンブルし、モールがうまく拾って前進しようとしたところ、斜め下からアゴに強烈なヒットを喰らった。このプレーではRTモールにヘルプが付くはずだった、とQBロジャースはかばっている。モール本人は、「十分な働きができなかったのは明らかだ。まずまずの働きができた試合も複数あったが、ここへきてこのようなパフォーマンスでは、本当に悔しい」
- 先週までのパッカーズはレッドゾーンでのTD率がNFL4位の63.2%(得点率は94.7%で1位)だったが、今回は4回進んだうち1回しかTDを奪えず、決定力不足が敗戦に結びついた。
- QBアーロン・ロジャースの計12インターセプトのうち、8つが試合後半に犯したもの。
- ここ数年うまくいかないスクリーンパスだが、今回は久しぶりに成功を収めた。どちらもRBグラントによるもので、第1Qには15ydsゲイン、第3Qには12ゲインがあった。
- 1000yds達成のRBライアン・グラントは、「こういった記録はむしろチームにとって意味のあるものだ。でも試合に負けては意味がない」とのこと。今季ベストの132ydsを記録したWRジェームズ・ジョーンズも同様のコメントをしている。
- LB A.J.ホーク。「オフェンスが逆転してくれて、あとはディフェンスが止めれば勝てるという場面で、今年の僕らは仕事ができていない。これは僕らの責任だ。試合のほとんどでそこそこ止めることが出来ていても、肝心な勝負どころになると、得点を許してリードされてしまう」
- 再びパッカーズが2点リードして試合残り5分半、いきなりWRノースカットに41ydsのロングパスを許し、モメンタムは一気にジャガーズへと傾いた。サンダースDCのコールはカバー3(ディープにセーフティが1人)のゾーンカバレッジで、CBハリスはノースカットを素通りさせたのだが、抜けた先にFSコリンズがいなかった。WRノースカットをフリーにした責任の所在について両選手はコメントせず、「むこうはカバー3殺しのプレーをしてきた。あそこではコミュニケーションの混乱といった問題もなかった。むこうがいいプレーを決めただけだ」とCBハリス。
- フィールド上で、ディフェンス選手同士の激しい口論があった。第3Q最初のディフェンスの2番目のプレーで、WRレジー・ウィリアムズにつく選手が誰もおらず、それに気付いたCBハリスが大きな身振りで示した。そのプレーは逆のサイドで35ydsパスが通ったが、ハドルに戻る際にCBハリスがLBポピンガに近づいて怒鳴り、LBポピンガも負けずに怒鳴り返したようだ。試合後のロッカールームでは2人とも気をとりなおし、「たいしたことではなかった」という様子で、「活発な議論だった」とCBハリス。LBポピンガは、「とにかく、僕らはどちらも負けず嫌いなんた。こういったこともチームには起こるものだ。どちらも勝利を求めているからね。ときには少々の摩擦も起きるよ」
- LTチャド・クリフトンは試合中に何度も親指を叩かれる形になり、両手親指を捻挫。月曜にX線検査を受けるとのこと。「左親指はハーフタイム直前、そして第4Qには右親指を痛めてしまった。つかむことができなくなって、交代を命じられた。(骨折でなく)捻挫だけだといいけど」
- TEトリー・ハンフリーはキックオフ・カバレッジの際に脳震盪を起こし、その後はプレーしなかった。
- 土曜にプラクティス・スクワッドに加わったPデュラント・ブルックスは、ジョージア・ミリタリー・カレッジを出た後にジョージア工科大に編入した変わり種。大学最高のパンターに与えられるレイ・ガイ賞を受賞して今年のドラフト6巡でレッドスキンズに入団、デリック・フロストに勝ってスターターの座を手にしたものの、不振(グロス39.6yds・ネット32.1yds)のため10月半ばに解雇された。来年、Pジェレミー・カピノス(24歳)とPブルックス(23歳)の若手2人を競わせるための契約であろうと見られている。