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Packers 16 - 20 Jaguars
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年12月15日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Packers (5-9) |
3 |
10 |
0 |
3 |
16 |
Jaguars (5-9) |
7 |
0 |
0 |
13 |
20 |
天気は快晴、気温は16℃。3連敗中のパッカーズと4連敗中のジャガーズの対戦は、目標を失ったチームらしい試合内容となった。パッカーズオフェンスは何度もチャンスがありながら点差を広げることができず、第4Q冒頭のギャンブル失敗からモメンタムを失うと、ディフェンスが2つのTDドライブを許してまたも逆転負け。
パッカーズは今季4点差以内のゲームで6戦全敗。3年ぶりの負け越しが決定するとともに、プレーオフの可能性が正式に消滅した。
第1Q : ジャガーズはWRレジー・ウィリアムズへの12ydsパス、WRノースカットのエンドアラウンドで9yds、RBジョーンズ-ドリューのラン2回、QBギャラードの10ydsスクランブル、RBジョーンズ-ドリューへの7ydsパス、RBワシントンの4ydsランでFG圏内に進み、ホールディングで下がるもWRノースカットに30ydsTDパス成功。パッカーズはRBグラントへの5ydsパス、5ydsロス、WRジョーンズへの46ydsパスでJAX陣に進み、RBグラントの6ydsラン、WRドライバーへの8ydsパス、RBグラントへのスクリーン13ydsでゴール前8ydsへ。しかしTDはならず、22ydsFG成功。ジャガーズはTEアングーロへの9ydsパス、オフサイド、TEエスタンディアへの6ydsパス、19ydsパスでFG圏内に進んで第2Qへ。
第2Q : ジャガーズはパス成功がレビューで覆り、51ydsFGも失敗に終わる。パッカーズは、RBグラントの4ydsラン、WRジェニングスへの7ydsパス、RBグラントの9ydsラン、ラフィングザパサー、WRジェニングスへの11ydsパスでレッドゾーンに進み、RBグラントの4ydsラン、QBドロー3ydsのあと、WRジェニングスに4ydsTDパス成功。ジャガーズは、RBジョーンズ-ドリューの6ydsラン、TEエスタンディアへの6ydsパス、WRウィリアムズへの6ydsパス、RBジョーンズ-ドリューの3ydsラン、1ydsスニークでGB陣に入るが、ホールディングが響いて結局パント。パッカーズはWRドライバーへの24ydsパス、RBグラントの4ydsラン、3ydsラン(2ミニッツ)、WRジョーンズへの40ydsパスでJAX陣10ydsに迫るがタッチダウンならず、23ydsFGで3点追加。残り1分18秒からのジャガーズは3&アウト。残り33秒、パッカーズはサックを喰らって前半終了。
第3Q : パッカーズはRBグラントの5ydsラン、WRドライバーへの13ydsパス、6ydsQBスクランブル、RBグラントの4ydsロスのあとサックされてパント。ジャガーズはWRノースカットへの35ydsパスのあと、クリッピング反則が響いて結局パント。パッカーズはRBグラントへの11ydsスクリーンパス、RBジャクソンの8ydsラン、QBスニーク、WRネルソンへの9ydsパスのあと、ロスタックルが響いてパント。JAX陣6からのジャガーズは、フォルススタート、RBジョーンズ-ドリューの8ydsラン、TEルイスへの4ydsパスのあと、TEエスタンディアへの3ydsパス成功はレビューで覆って3&アウトに。GB陣36からのパッカーズは、WRマーティンへの9ydsパス、RBグラントの2ydsラン、9ydsランでJAX陣に入って最終Qへ。
第4Q : パッカーズはギャンブル失敗に終わり、JAX陣44からのジャガーズ攻撃は、パスインターフェア15yds、サック8yds、17ydsパスで4thダウン1ギャンブル、QBドローで成功。WRウィリアムズへの6ydsパス、6ydsパスでレッドゾーンに入り、最後はRBジョーンズ-ドリューに14ydsTDパスが通って逆転。パッカーズは、QBスクランブル7yds、WRジョーンズへのydsパス、RBグラントの7ydsラン、QBスクランブル4ydsでさらに1stダウンを取るが、2ydsラン、サック(ファンブルするがRTモールがリカバー)、TEリーに8ydsパスのあと、38ydsFGで再逆転。ジャガーズは、WRノースカットへの40ydsパス、RBジョーンズ-ドリューの16ydsランで一気に得点圏。WRノースカットへの6ydsパス、QBドロー17ydsでゴール前1ydsへ。2ミニッツ明け、RBジョーンズ-ドリューがTDランを決めてまたも逆転。2ポイントはランが失敗で4点差。残り1分50秒、GB陣16からのパッカーズは、WRドライバーへの14ydsパス、WRジョーンズへの12ydsパス、WRドライバーへの8ydsパスで2つ目のタイムアウト。TEリーへの長めのパスをインターセプトされて万事休す。
- 先発QBアーロン・ロジャースは20/32、278yds、1TD、1INTでレーティング87.8。
- 前半は10/15、161yds、1TDでレーティング122.1。
- 後半は10/17、117yds、1INTでレーティング55.27。
- ラッシングは5回22yds。パスラッシュをうまく逃れてのスクランブルが効果的だった。QBスニーク成功に加え、ゴール前で3ydsのQBドローもあった。
- チームラッシングが28回84yds(平均3.0)と不振だったのが大きな敗因となった。
- 先発RBライアン・グラントは21回56yds(平均2.7)の不振で、2ndダウン1や3rdダウン1を決められなかったのが大きく響いた。
- RBブランドン・ジャクソンは1回6ydsのみ、パスキャッチも1回1yds。
- 4thダウン1の場面でFBジョン・クーンがキャリーしたが無残に失敗している。彼に持たせてギャンブル失敗したのはパンサーズ戦と同じ。
- RBデショーン・ウィンは久しぶりにアクティブ登録されたが出番なし。
- WR陣は以下のとおり。
- グレッグ・ジェニングスは3回22yds、1TD。
- ドナルド・ドライバーは5回65yds。
- ジェームズ・ジョーンズは今季最高の4回132yds。前半の46ydsと40ydsは、どちらも3rdダウンでのビッグプレー。ただ、第4Qの34ydsキャッチを含め、3回のビッグプレーが全てフィールドゴールにしかつながらなかったのが残念。
- ルヴェル・マーティンもジョーディ・ネルソンも、どちらも1回9ydsずつ。
- TE陣では、ドナルド・リーが2回8yds。ジャーマイケル・フィンリー(キャッチなし)の出番が多かったのは、トリー・ハンフリーが脳震盪で退場したせいかどうなのか。
- 先発OL陣は左からLTクリフトン、LGカレッジ、Cウェルズ、RGスピッツ、RTモール。逆転を目指した最後のシリーズではLTクリフトンが負傷退場し、LTカレッジ、LGスピッツ、RGシットンの布陣だった。
- 被サックは3回。前半最後のプレーのサック、第3Q最初のシリーズを止めた3rdダウンでのサック。そして第4Qのサックは危うくファンブルロストになるところだったが、サックの原因を作ったRTトニー・モールが自分でリカバーして事なきをえた。
- トータルオフェンスはパッカーズ338ydsに対してジャガーズ323ydsと互角。タイムオブポゼッションはパッカーズが32分03秒とリードしている。
- 3rdダウン成功率は10/16の63%と、先週と比べて大幅に改善された。ジャガーズも6/12の50%とよかった。
- パッカーズの犯したターンオーバーは試合最後のQBロジャースのインターセプト。TEドナルド・リーを狙った長いパスだったが、まったくフリーになっておらず、コントロールもおかしかった。その2プレー前にも完全なINTチャンスで相手の落球に助けられている。
- 奪ったターンオーバーはゼロ。第4Q最後のディフェンスでは、CBブラックモンがQBギャラードの手からボールをうまく叩き落としたが、まっすぐギャラードの手へとバウンドしてしまった。
- パス守備はQBデヴィッド・ギャラードに21/33、238yds、2TDのレーティング105.4を許し、勝負弱い内容だった。
- ラン守備は19回94yds(平均4.9)。うち5回31ydsはQBギャラードによるもので、RBジョーンズ-ドリューは12回48ydsに抑えることができていた。
- パッカーズのサックは2回で、Sチャールズ・ウッドソンとLB A.J.ホーク。4メンラッシュでは全くプレッシャーをかけることができず、今週もまた相手QBにたっぷり時間を与えてしまった。ウッドソンのサックはLBチラーのプレッシャーをうまく逃れたQBギャラードがスクランブルに出て、ウッドソンにタックルされたもの。LBホークのサックは、LBチラーが先にブリッツに入った穴を、LBホークがノータッチで抜けることができた。
- 3rdダウンロングの守備が拙かった。第1Qには3rdダウン19から30ydsのTDパスを許し、第2Qには3rdダウン14でWRノースカットの落球に助けられた。第4Qには3rdダウン18からWRノースカットに17ydsパスを許し、ギャンブル成功を経て逆転のタッチダウンへ。
- LB陣はブランドン・チラーが先発ウィークサイドに復帰。しかし控えに戻ったデズモンド・ビショップも、第2Qにはウィークサイドに入った場面があったようだ。
- 反則は相手スタジアムが静かなためか、3回30ydsのみ。ジャガーズは6回58yds。
- キックオフリターンは相手カバーチームに圧倒され、CBウィル・ブラックモンが3回平均17.7yds、WRジョーディ・ネルソンが1回21ydsとどちらも振るわなかった。
- パントリターンはCBウィル・ブラックモンが1回5ydsのみ。
- Pジェレミー・カピノスはパント2回平均43.5yds、ネットも同じ43.5ydsで非常によかった。
- Kメイソン・クロスビーは22yds、23yds、38ydsを全て成功。キックオフはタッチバック1回。
- ケガ人は以下のとおり。
- TEトリー・ハンフリーは第4Qに脳震盪で退場。
- LTチャド・クリフトンは両手親指を痛めたため(片方は以前からか)、最後のシリーズにプレーしなかった。
- アクティブ登録から外れたのは、FBホール、OTジャコミニ、OGマキャスキル、DTハレル、LBランサナー、CBポーター、SSビグビー、そして第3QBブローム。
- プラクティス・スクワッドに加わったばかりのRBスティーヴ・コーテを解雇し、元レッドスキンズのPデュラント・ブルックスと契約。
- RBライアン・グラントは初の1000ydsシーズンを達成。
- マッカーシーHCは相手のパス成功を2回チャレンジして2回とも覆すことができた。今季6回チャレンジして4回成功。
- 第4QのWRノースカットへの41ydsパスは、今季ジャガーズの最長パス成功とのこと。