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Packers - Saints Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年11月26日
- マイク・マッカーシーHCはいつになく茫然とした様子。「この2年で最悪のゲーム? それは明らかだね。むこうの攻撃を全くスローダウンさせることができなかった。ディフェンスにはもっと多くを期待しているし、今夜のディフェンスは仕事ができなかった。ブリッツを入れたりゾーンをやったり、プレッシャーをかけようといろいろやったのだが。セインツとむこうのクォーターバックをほめないわけにはいかない。彼は試合最初から絶好調で、こちらはクールダウンさせることさえできなかった。こちらのディフェンスについては、なんといったらいいか、残念としか言いようがない。それにスペシャルチームもよくなかった」
- ヘッドコーチがこんな様子なのだから、ロッカールームのDB陣はなおさらだ。頭を抱えてうずくまったり、夢遊病者のようにうつろな様子でインタビューに答えたりしている。
- CBチャールズ・ウッドソン。「全米が見つめる前で、俺たちはケツを思いっきりひっぱたかれたってことだ。控えQBまで出てくるんだから歴然だろう。散々な1日だった。ここに乗り込んで、あのチームより良い結果を出せると僕らは勝手に思っていた。しかし、むこうの(強力オフェンスという)評判の方が正しいと証明することになってしまった」
- FSニック・コリンズ。「赤っ恥をかいた、ケツをひっぱたかれた、なんとでも言ってくれ。典型的な、これぞ惨敗ってやつだ。僕らが本当はもっとマシだってことはわかってる。二度とこんなことは許されない。理由は説明のしようがないけど、僕らは今日プレーする心構えが出来ていなかった。それが全てだ。点の取り合いになることはわかっていた。ただ準備ができていなかった。僕らは炎が燃えていなかった」
- CBアル・ハリス。「言い訳はできない。オフェンスが29点取ってくれたなら、こっちは28点に抑えなきゃいけない。僕らは役割を果たすことができなかった」
- 大きなミスを犯してサイドラインに下げられたSSアタリ・ビグビー。「ハムストリングを悪化させたわけじゃない。まだ直接コーチに質問していないから、はっきりした理由はこれからだ。僕が復帰したのはラウスがケガしたから」
- TEジェレミー・ショッキーに5回57ydsを許したLBブランドン・チラー。「個人的に、もっといいプレーをしなければ。僕はいくつものルートでやられてしまった。なんとか盛り返し、進歩していかないと」
- LB A.J.ホーク。「僕らはまだまだあきらめはしない。来週も試合があるし、今回(中5日の)ショートウィークなのは、早く気分を変えられていい」
- DTライアン・ピケット。「今夜のようなプレーをしていては、プレーオフの心配などしても仕方がない。目の前の試合に勝つことを心配するしかないのが現状だ。だってたとえプレーオフに出ても今日のようなプレーをしたら、何にもならないからね」
- オフェンスについてマッカーシーHC。「前半は18分もボールを支配でき、非常によかったと思う。十分いけると自信を持って後半を迎えたのだが、2つのターンオーバーで、ゲームプランを放棄しなければならなくなった」
- QBロジャースの内容についてマッカーシーHC。「よい勉強になった、というのがせめてもの慰めだ。彼はこの4週間で2つ、非常に大きな経験をした。まだ先発1年目だ。こうした経験から学んでいける」
- QBアーロン・ロジャース。「こういった試合では、ターンオーバーを避けて、得点し続けていくしかない。むこうは僕らを止められない、よいモメンタムをつかんでる、とハーフタイムの時点では自信を持っていた。しかし後半の僕らは同じようなプレーができなかった。今日は僕としても判断がよくなかった」
- 最初のインターセプトはWRグレッグ・ジェニングスが足を滑らせたせいだったが、2つ目のインターセプトもWRジョーディ・ネルソンのコース取りが原因、とマッカーシーHC。「ネルソンはイン・ブレーキング・ルートの指示で、もっとカミング・バックし続けなければいけなかった」
- WRグレッグ・ジェニングスへのパスがインターセプトになったことについて、QBロジャース。「ルート・アジャストメントの合図をグレッグに出したんだ。でも、おそらく元通りのままがよかったのだと思う。CBデイヴィッドはグレッグの後ろにいるように僕には見えて、その後でグレッグが倒れたかなにかで、結局7点を失ってしまった。いいパスを投げたとは思うし、(ジェニングスがコケていなければ)パスが成功だったと思いたい。それでも、元のままのルートにしておくべきだったことに変わりはない」
- QBロジャースはインターセプトされたあとサイドラインまで全力疾走し、CBジェイソン・デイヴィッドをゴール前3ydsでアウトオブバウンズに吹っ飛ばした(写真)。「すごく腹を立てていたんだ。むこうはヒットされる直前まで僕を見ていなかった。あのヒットは僕のありったけの力だった」
- 負傷退場のRTタウシャーに代わって右タックルを務めたトニー・モールについてジョー・フィルビンOCは、「彼はよく戦った」と評している。Cウェルズは、「トニー・モールは代役としてすごくいい働きをしたと思う。もちろん、仲間が退場するのは見たくないよ。ほんの序盤だったしね。しかし、以前にもあったけど、1人が倒れても代わりの選手がしっかり仕事をするんだ。まあ勝利には十分でなかったわけだけど」
- 先週まで4試合でパッカーズディフェンスは2回しかパスTDを許していなかったが、今週だけで4回。 第3週ダラス戦以来60yds以上のパスを許していなかったが、今回は70ydsが2回もあった。
- 第12週のNFLは32チームが計837得点を挙げ、みごとNFL史上最多得点となった。これまでの最高記録は昨季最終週の788得点。ちなみに最少は1977年開幕週の384得点(28チーム)で、シャットアウトが5試合もあった。
- ケガ人は、既報のRTマーク・タウシャー(ハムストリング)、Sアーロン・ラウス(右足首)、DTジョニー・ジョリー(右足首)、CBパトリック・リー(ヒザ)の他に、FSニック・コリンズは左ヒザを氷で冷やし、RBブランドン・ジャクソンも右足を負傷したらしい。