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Packers 29 - 51 Saints
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年11月25日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Packers (5-6) |
7 |
14 |
0 |
8 |
29 |
Saints (6-5) |
14 |
10 |
21 |
6 |
51 |
セインツのパス攻撃をパッカーズは全く止められず、ほとんどのシリーズで失点する大崩壊。スペシャルチームもディフェンスの足を引っ張り、後半はランも止まらなくなってしまった。前半は着実に得点していたオフェンスも第3Qにインターセプトが出て突き放され、最後は一方的な展開となった。
パッカーズはWRジェームズ・ジョーンズ(ヒザ)とDEジェレミー・トンプソン(鼠蹊部)が欠場。セインツではRBレジー・ブッシュ(ヒザ)がアクティブ登録から外れたものの、ドーピング違反が発覚したRBデュース・マカリスターとDEウィル・スミスは今週もまだ出場が許されている。
第1Q : パッカーズはWRジェニングスへの6ydsパスの後が続かずパント。セインツもRBマカリスターのランが2回止まってパント。CBブラックモンの好リターンでNO陣37からのパッカーズは、RBグラントへの8ydsスクリーン、18ydsラン、6ydsラン、5ydsランでゴール前に迫り、最後はFBクーンが1ydsTDラン。セインツはいきなりWRムーアへのショートパスが70ydsの同点TDに。パッカーズはRBグラントの5ydsロスが響いて3&アウト。失敗パントでGB陣41からのセインツは、RBピエール・トーマスへの14ydsパス、RBトーマスへの13ydsパス、WRヘンダーソンへの9ydsパスのあと、RBトーマスが4ydsラン成功。パッカーズはQBロジャースの7ydsスクランブル、RBグラントの2ydsラン、QBスニークで1stダウン。RBグラントの6ydsラン、WRドライバーへの24ydsパスでFG圏内に入り、RBグラントの1ydsラン、RBグラントへの8ydsパス、1ydsランでNO陣21に進んで第2Qへ。
第2Q : パッカーズはWRドライバーへの9ydsパス、RBグラントの4ydsランでゴール前に迫り、最後はWRジェニングスに7ydsTDパス成功。セインツはRBトーマスの5ydsラン、WRムーアへの10ydsパス、TEショッキーへの19ydsパス、TEショッキーへの7ydsパスなどでFG圏内。さらにTEミラーへの7ydsパス、RBトーマスへの9ydsスクリーンパスのあと、WRムーアに14ydsTDパス成功。GB陣17からのパッカーズはRBグラントの4ydsラン、4ydsラン、WRドライバーへの3ydsパス、WRジェニングスへの9ydsパス、RBグラントの9ydsラン、4ydsラン、WRジェニングスへの22ydsパスでFG圏内。TEリーへの8ydsパスなどでレッドゾーンに入り、RBグラントの2ydsラン(2ミニッツ)。RBグラントへの2ydsスクリーンで3rdダウン6となるが、QBロジャースがスクランブルで10ydsTDラン成功。残り1分33秒、ビッグリターンでGB31からのセインツは、TEショッキーへの13ydsパス、WRムーアへの5ydsパス、RBトーマスの6ydsランでゴール前7ydsに迫るが、フォルススタートが響いてTDならず、30ydsFG成功。
第3Q : セインツはTEショッキーへの14ydsパスのあとサック、WRムーアへの14ydsパスで4thダウンインチズとなるが、RBトーマスの4ydsランで1stダウン。TEミラーへの7ydsパス、RBトーマスの7ydsラン、イリーガルコンタクト、RBトーマスの9ydsラン、4ydsランでレッドゾーンに入り、最後はTEミラーに16ydsTDパスが決まって10点差。パッカーズはRBグラントの5ydsランのあと、WRジェニングスへのパスをインターセプトされてGB陣3へ。RBマカリスターのTDランが決まって17点差。パッカーズはWRジェニングスへの4ydsパスのあと、今度はWRネルソンへのショートパスをインターセプト。GB陣29でのチャンスにセインツは、ラテラルパスを捕ったWRムーアがTDパスを狙って投げるが、SラウスがインターセプトしてGB陣43へ。パッカーズはRBグラントの3ydsロスが響いて3&アウト。セインツは、3rdダウン7からWRコルストンに70ydsTDパスが通って24点差。GB陣14からのパッカーズは、WRネルソンへの5ydsパス、3ydsスクランブル、WRドライバーへの6ydsパス、TEハンフリーへの29ydsパス、WRネルソンへの8ydsパスでNO陣に入って最終Qへ。
第4Q : パッカーズはRBジャクソンのランで4thダウン2ギャンブル成功。被サックのあとWRジェニングスに24ydsパス、QBスクランブル5yds、QBドロー8ydsでゴール前4ydsに迫り、最後はWRマーティンにTDパス、2ポイントもWRマーティンにパス成功。オンサイドキック失敗でGB陣42からのセインツは、RBトーマスのラン3回で4thダウン1、今度もランで成功し、RBトーマスの31ydsTDランが飛び出す。2ポイントはラン失敗。パッカーズはWRジェニングスへの19ydsパス、WRマーティンへの10ydsパス、WRジェニングスへの8ydsパス、RBジャクソンへのスクリーンパス13yds、サックのあと、エンドゾーンへのパスはインターセプトに。セインツはラン3回でパント。好リターンでGB陣44からのパッカーズだが、スナップミスによるサックが響いて3&アウト。残り2分29秒、セインツはQBブリーズを下げてQBマーク・ブルネル登場するがラン3回でパント。パッカーズもQBロジャースを下げてQBマット・フリンが登場し、FBジョン・クーンのランで試合終了。
- 先発QBアーロン・ロジャースは23/41、248yds、2TD、3INTでレーティング59.8に終わった。
- ラン8回36ydsとよく走り、エンドゾーンに右腕を伸ばしたタッチダウンも見事だった。QBスニーク以外のラッシングTDはこれが初めて。第4QのTDドライブでは、珍しくスクランブルでなくデザインされたQBドローもあった。
- 第3Qのインターセプトは左ディープアウトを走ったWRジェニングスが足を滑らせて倒れ、相手CBジェイソン・デイヴィッドにやすやすと捕られてしまった。QBロジャースはよく追いかけて自陣3ydsでタックルしたが、けっきょくディフェンスがラッシングTDを許した。
- 2つめのインターセプトはWRジョーディ・ネルソンのルート取りが鈍く、低いパスに飛び込まれてしまった。今度もCBデイヴィッド。
- 3つ目のインターセプトは22点差がついた第4Qの4thダウン16で、誰もオープンになっておらず、エンドゾーンへの明らかな無理投げ。タッチバックでGB陣20からの相手攻撃なので、ただのパス失敗でGB陣30になるよりマシだった。
- チームラッシングは31回109yds(平均3.5)。
- 先発RBライアン・グラントは18回67yds(平均3.7)。前半はうまくランでボールコントロールできていたのに、後半は点差が開いたため、わずか2回3ydsしか走らせる機会がなかった。パスキャッチは3回19yds。
- RBブランドン・ジャクソンは2回5yds。スクリーンパスで13yds。
- FBジョン・クーンは2回1yds。まるで軽量RBのようにエンドゾーンにダイブし、NFL初のラッシングTDを決めた。
- WR陣は以下のとおり。
- グレッグ・ジェニングスは8回101yds、1TD。第4週TB戦以来の100yds超となった。
- ドナルド・ドライバーは4回43yds。
- ルヴェル・マーティンは2回14yds、1TD。2ポイントコンバージョンも彼がキャッチ。
- ジョーディ・ネルソンは3回21yds。
- ジェームズ・ジョーンズはヒザのケガのため出場せず。
- TE陣では、ドナルド・リーが1回8yds。トリー・ハンフリーはミドルへの29ydsパス成功があった。
- 先発OL陣は左からLTクリフトン、LGカレッジ、Cウェルズ、RGスピッツ、RTタウシャー。試合開始2プレー目でRTタウシャーがハムストリングを痛めて退場し、トニー・モールが代役を務めた。
- 被サックは2回で、どちらも第4Qに無理に攻めようとするときのサック。最初はRGスピッツがDTセドリック・エリスに抜かれたもの。
- トータルオフェンスはパッカーズ343ydsに対してセインツ416yds。タイムオブポゼッションはパッカーズが32分04秒。 パッカーズのTDドライブが平均12プレーだったのに対し、セインツは一発70ydsのTDパスが2回もあり、しかもディフェンスやスペシャルチームのおかげでフィールドポジションにも恵まれたため。
- 3rdダウン成功率は10/17の59%。セインツは3/8の38%。成功率そのものより、3rdダウンに追い込まれることがわずか8回しかなかったことが、セインツオフェンスの好調を物語っている。
- パッカーズの犯したターンオーバーはインターセプト3つ。
- 奪ったターンオーバーはSアーロン・ラウスのインターセプト。セインツがGB陣29ydsで2つ目のインターセプトを奪った直後、左ラテラルへのパスをキャッチしたWRランス・ムーアがエンドゾーンを狙ってパスを投げたが、エンドゾーン手前でSラウスがジャンプして見事キャッチ。GB陣43までリターンしたところで、(パスを投げた)WRムーアにタックルされてしまった。ブロッカーの人数が揃っていただけにタッチダウンまで持って行きたかったところ。(オフェンスは3&アウトで得.点ならず)
- パス守備はQBドリュー・ブリーズに20/26回323yds、4TD、0INTのレーティング157.5とまさにやりたい放題。
- ラン守備は26回98yds(平均3.8)。前半はわずか7回17ydsに抑えていたが、後半はRBピエール・トーマスのランが止まらなくなり、19回81yds。やすやすと逃げ切りを許した。
- パッカーズのサックは1回だけで、第3QにブリッツしたLBブランドン・チラーによるもの。
- 先週活躍したLB陣だが、今回はズタズタ。TEショッキーとTEミラーに計9キャッチ91yds、1TDを許し、RB陣へのパスも4回36yds。
- ダイム隊形(1LB・6DB)ではA.J.ホークでなくブランドン・チラーがプレーした模様。
- 第1QのWRランス・ムーアへの70ydsTDパスは、SSアタリ・ビグビー(CBウッドソンはブリッツ)がパスカバレッジをしくじったもの。 そのミスのせいか、第2QからはSSビグビーに代わってSアーロン・ラウスがプレーした。負傷ではなく、コーチの判断で不振のビグビーを下げたらしい。
- 反則は3回20ydsと今季もっとも少なかった。セインツも2回10yds。
- キックオフリターンはCBウィル・ブラックモンが8回平均19.9ydsの不振で、最長がわずか25yds。
- パントリターンはCBウィル・ブラックモンが3回平均16.7ydsとよい数字を残し、第1Qには27ydsリターンで先制TDドライブに貢献。後半には、さいわいファンブルにはならなかったものの、雑なショートバウンドでのキャッチがあった。
- Pデリック・フロストはパント4回平均33.5yds、ネット30.8ydsの不振でディフェンスの足を引っ張った。2回目のパントはわずか24ydsの大シャンクで自陣41ydsまでしか飛ばず、簡単にタッチダウンされてしまった。
- Kメイソン・クロスビーはFG機会なし。キックオフのタッチバックは1回だけ。オンサイドキックは悪くなかったが、TEフィンリーの思い切りが悪く、セインツのWRムーアにキャッチされた。
- キックオフカバレッジチームの出来が悪く、最長62ydsを含む3回平均34.3ydsを許してこちらもディフェンスの足を引っ張った。
- ケガ人は以下のとおり。
- 試合開始2つ目のプレーでRTマーク・タウシャーがハムストリングを痛めて退場し、トニー・モールが代役に。最初は間違えてジョシュ・シットンがフィールドに入ってしまい、無駄なタイムアウトを強いられた。
- 第4QにDTジョニー・ジョリーが足首を痛めて退場。
- 第4QにSアーロン・ラウスが足首を痛めて退場し、前半途中でサイドラインに引っ込められていたビグビーが再び出場した。
- CBパトリック・リーもヒザを負傷した模様。
- アクティブ登録から外れたのはRBウィン、WRジョーンズ、OGバーバー、OTジャコミニ、DEトンプソン、LBバーネット、Sペプラー、そして第3QBブローム。