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Packers - Colts Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年10月21日
- マイク・マッカーシーHC。「今日のディフェンスは素晴らしかったと思う。観客の声援もだ。これだけいいディフェンスをして、ランボーフィールドの観客がいてくれれば、チームのあるべき形に近づいてくる。ホームゲームで勝つことは重要だが、ランボーフィールドをホームフィールドアドバンテージとして利用することが大事だ。素晴らしい勝利でバイに入ることができる。今日のディフェンスは本当にすごかった」
- QBアーロン・ロジャースについてマッカーシーHC。「非常によいプレーだった。相手の許してくれるショートパスを利用して、よい仕事をした。チェックダウンをしっかりやり、その結果RBジャクソンがたくさんキャッチした。大事なのは、順々にリードを見ていく際の忍耐だ。今日はフットワークがよく、ボールを持ち過ぎることもなく、(ポケットでの前方向への)ステップアップもとてもよかった。ああいったことが我々の求めるプレーだ。あのディフェンスに対してターンオーバーを犯さなかったのは大きな成果だし、今後もこういった結果を求めていく」
- QBロジャースは肩を負傷してから3試合連続でレーティング100を超える働き。3試合の合計レーティングが108.5。「むこうはグレッグ(WRジェニングス)へのカバレッジを強化して、ダウンフィールドへのパスを通させないようにしてきた。僕は自分に忍耐を言い聞かせた」
- DEアーロン・キャンプマン。「秋の休暇がいいタイミングでやってきた。僕らはみなそれぞれどこかケガをしながら戦ってる。充電するには完璧なタイミングだよ。また回復し、今後のフィジカルな試合に備えなきゃいけない」
- 昨年の動きには程遠いものの、少しずつ復調しつつあるRBライアン・グラント。「僕らは正しい方向に向かってる。以前の出来と比べたらまだまだだし、チームの求めるレベルではプレーできていない。だから、完全復活したとは言いたくない。でもランオフェンスはだんだんよくなってきているし、僕自身もよくなってきている」
- 第2Q半ば、自陣44ydsで4thダウン1のギャンブルを敢行し、RBグラントが右オープンを7yds走って成功。「僕はまったく驚かなかったし、かえって元気が出た。オフェンスへの信頼であるのと同じく、僕らディフェンスを信じてくれたことの証明だからね。勇気あるコールだった」とDEアーロン・キャンプマン。
- サックゼロに抑えたパスプロテクションについてマッカーシーHC。「望ましいダウン&ディスタンスでオフェンスを進め、3rdダウンを短くして相手のパスラッシュをコントロールすることが大事だ。コルツ相手に3rdダウンロングになっていては不利な戦いになってしまう」
- DEドワイト・フリーニーとDEロバート・マシスの強力コンビのパスラッシュを封じ込めたことについて、QBロジャース。「チャド(LTクリフトン)とマーク(RTタウシャー)があのDE2人相手にやってくれた仕事は、いくら褒めても足りない。僕はまったくプレッシャーを感じることがなかったし、ヒットされたのもたぶん2回か3回。ドロップバックしたときにパスラッシュを気にしなくていいということは、大きな自信を与えてくれるものだ。ヘルプが付くことも何度かあったけど、パッシングゲームだけでなく、ラッシングでも100ydsを超えるいい仕事をしてくれた」
- 先週に続き、ダブルTE隊形(RB・FB・1WR)を多く使用。FBホールとFBクーンが左右に並ぶダブルFB隊形も1回だけあった。
- これまでニッケル隊形(2LB・5DB)といえばLBバーネットとLBホークがフィールドに入ったが、この日はLBバーネットとLBブランドン・チラーがプレー。LBチラーはTEダラス・クラークのカバーを担当した。鼠蹊部のケガは完全に治ったとホーク本人が言っているのだから、チラーのパスカバー能力を評価してのことか?と聞かれたLBホークは、「それはコーチたちに聞かないとわからない」とわずかに不満をにじませている。
- 変則的なLB起用についてボブ・サンダースDC。「我々は相手の陣容しだいでブレイディ(LBポピンガ)を使うパッケージ、A.J.を使うパッケージも用意していた。しかしむこうが他の(定番の3WR以外の)組み合わせをあまり使わなかったのだ」
- パスカバレッジの方針は、"カバー2"のように両セーフティをディープに下げ、FSニック・コリンズは主にWRウェインのカバーをヘルプ。CBウィリアムズとCBブラックモンは1on1が主だった。CBチャールズ・ウッドソンはほぼ毎回WRレジー・ウェインをカバーし、CBトラモン・ウィリアムズは3番手WRアンソニー・ゴンザレス、WRマーヴィン・ハリソンにはCBウィル・ブラックモンが付くことが多かった。
- アグレッシブなバンプ&ランのカバレッジが奏功してコルツのパス攻撃を狂わることができた。「僕らコーナーの仕事はWR相手にしっかりバンプして、後ろのセーフティたちが仕事をするお膳立てをすることだった。相手のアラインメントはかなり一定で、サイドラインへ向かっていくプレーが多かった。そういったレシーバーをバンプしてサイドライン際へのプレーを妨げることができた」とCBトラモン・ウィリアムズ。
- 今季これまでの最低が74ydsだったエースWRレジー・ウェインをシャットアウトしたCBチャールズ・ウッドソンについて、CBブラックモン。「チャールズは僕らのリーダーで、僕らは彼らについていくだけ。学ばせてもらうのに彼ほどふさわしいディフェンシブバックが他にいるかい? 彼はリーグ最高のコーナーだ」
- やや衰えたとはいえ先週2TDのWRマーヴィン・ハリソンを、2回11ydsに押さえ込んだCBウィル・ブラックモン。「僕の先週の練習内容がよかったとコーチたちは見て、この方針で行けると判断したんだ。素晴らしいのは(これまでケガばかりだった)僕が100%ヘルシーで、よく準備ができているということだ。殿堂入り確実の名レシーバーと対戦できてすごく嬉しかったよ」
- 今季パッカーズディフェンスはすでにNFL1位の13インターセプト。しかも、そのうち5回をリターンタッチダウンとし、ダントツのNFL1位(2位は2TDが4チーム)。INTリターンヤーデージも446ydsでダントツ1位。
- 不発に終わったサプライズ・オンサイドキックについて、マッカーシーHC。「アグレッシブに行こうという方針の一環で、相手からオフェンスシリーズを奪ってやろうという意図だった。先週研究して隙を見つけ、成功の可能性は十分あると判断した」
- パッカーズがFGブロックを決めたのは、マッカーシーHCの就任以来初めてのこと。前回は2005年11月6日のスティーラーズ戦で、DEカレン・ジェンキンズがFGをブロックした。
- コルツのQBペイトン・マニングが1試合で2回もINTリターンTDされたのはキャリア2回目。前回は2001年9月30日のペイトリオッツ戦で、CBタイ・ローとCBオーティス・スミスにやられている。
- 「第2週DET戦の前にブレット・ファーヴからライオンズ側に連絡を取り、パッカーズのオフェンスについて60分から90分にわたってアドバイスした」とのFOX報道について。
- Sports Illustrated誌のピーター・キング(ファーヴと親しい)によると、ファーヴ本人はこのFOX報道を否定。「本人が認めるはずはないので、当然否定するはず」とあらかじめ予想されてはいた。
- Wisconsin State Journal紙によると、「FOX報道は100%正しい」と2人の情報筋が語っているとのこと。
- マッカーシーHC。「本当なら残念なことだ。一連の報道を私はよく知らず、球団広報から先ほど聞かされたばかりだ。私がコメントすることはない」
- ライオンズのロッド・マリネリHCは「ノーコメント」とだけで、はっきり否定しなかった。
- QBアーロン・ロジャースはノーコメント。
- Cスコット・ウェルズ。「もし本当なら残念なことだけど、僕はその話題には近づかないことにするよ。ライオンズは結果を出せなかったわけだし、僕らはデトロイトに乗り込んでしっかりボールを動かし、試合に勝つことができた」
- WRルヴェル・マーティン。「僕の考えでは、相手にとってあまり得るところはないと思う。(QBからの)ハンドシグナルなどは、すでに相手チームが録画してる。こちらのシグナルが読まれてると思ったら、なんとかする方法はあるんだ。去年のミネソタ戦でも、たしか(元GBの)ロバート・ファーガソンが僕らのシグナルを教えてたので、わざと変えて混乱させたりね。そうしたバトルはNFLでは日常茶飯事で、全チームがやっていることだ」
- CBチャールズ・ウッドソン。「彼は(今夏の騒動で古巣に対し)苦々しく思ってなどいない、と言っていた。しかしこれじゃあ敵意を抱いているのは明らかだろう」
- DEカレン・ジェンキンズ。「本当に彼がやったかどうか僕は知らない。退団の仕方がメチャクチャな形になってしまった、ということなんだろう。彼はアーロン(QBロジャース)の成功を祈るとかなんとか言ってはいたけど、トニー・ロモには電話をするのにアーロンとは話もしない。僕は個人的にブレットになんの恨みもないよ。ただ、あのような立場にいる彼なら、もう少しばかり品位というものを、アーロンに対する敬意というものを見せてもいいんじゃないか。自分が直接対戦する場合に、古巣の情報を自分のコーチに教えるのならいい。しかしわざわざ他チームにまで教えるとなると、正しいことだとは思えない」