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Packers - Lions Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年9月16日
- マイク・マッカーシーHC。「ロードで勝つのはとても大変なことだ。そのために、クラウドノイズ対策など長い時間をかけて準備してきた。特にドームの環境では試合の初めから成功を積み重ねることが大事だし、試合の終わり方にも満足している」
- 大量リードから思わぬ接戦となったことについてDEアーロン・キャンプマン。「相手も給料をもらってるんだ。いいプレーがいくつもあった。長いパスプレーを2つ決め、こちらはアングルのミスやタックリングのミス、それに僕らラインも十分プレッシャーをかけられなかった。もう一度言うが、むこうもこの仕事で給料をもらっている。才能あるレシーバーたちに良いクォーターバックがいる。最後には僕らが立ち直って逆境に打ち勝ち、勝利を手に出来たことがうれしい。今後この経験が活きてくるはずだ」
- QBアーロン・ロジャース。「去年の対戦を思い出した。たしか34-12とリードしたあと8点差に追い上げられ、最後にいいドライブができて逃げ切ったんだ。今日のハーフタイムにはその話をして、『気を抜くな。相手は必ず追い上げてくる。それを止めるんだ』と言っていたんだけどね。しかしデトロイトも賞賛しなければ。第3Qにはむこうのディフェンスに封じ込められた。いくつものドライブを成功できたのは、プロテクションでいい仕事をしてくれたオフェンスラインたちのおかげだ。グレッグ・ジェニングスもビッグゲームだった。逆転された直後の攻撃で、『さあここで僕らの真価が試される』と話したんだ。そのとおりになった。いいプレーをいくつか決めてFGを決め、インターセプトを奪って、ブランドン(RBジャクソン)がいいランを決めてくれた」
- QBロジャースのプレーについてジョー・フィルビンOC。「全体として、非常にしっかりした内容だった。相手が3人いるところにこちらのレシーバーが1人だけ、というようなことは少なかった。テープを見直せば反省点がいくつか見つかるだろうが、全体としてはよいプレーをしてくれた」
- 前半の大量得点でらくらく逃げ切り勝利とならず、いったん逆転されたことがかえってよい勉強になった、とQBロジャース。「個人的にも、成長のための大きな勉強の機会になっている。僕らは若いチームだけど、いい意味で自信にあふれている。今日はいったん窮地に追い込まれながら、再び逆転することができた。あそこで立て直したみんなを誇りに思っている」
- 第1Qの先制TDは、QBロジャースがパスラッシュをかわして右に逃げ、エンドゾーン右端のWRジョーンズに通したもの。しかし本来はその後ろでワイドオープンになっていたWRグレッグ・ジェニングスを狙ったのに、WRジェームズ・ジョーンズが横取りした形だ。「僕は間に青いジャージがいないことを確かめただけ。僕としてはグレッグに投げたんだけど、どこからともなくジェームズが来てキャッチしてしまった」とQBロジャース。
- 16点連続で失って逆転された直後、フォルススタートで自陣17ydsでの2ndダウン13と苦しい場面。QBロジャースからのクイックスラントをキャッチしたWRジェニングスが右サイドライン際を60yds走り、決勝のフィールドゴールへつなげた。「アーロンの素晴らしい落ち着きを示したと思う。オフェンスの僕らは、しっかり落ち着いて、必要なときにチェーンを動かすことができた。そもそもあのような苦しい状況に陥るべきじゃなかったが、僕らはいいプレーを成功させて抜け出すことができた」とWRジェニングス。
- Journal Sentinel紙の Play of the Game 図解も、いったん逆転された直後のWRジェニングスへの60ydsパス。3WR・1バックのショットガン隊形から、7ydsのクイックスラント。WRジェニングスは23番のCBケヴィン・スミスにバンプされず綺麗にリリースし、26番Sドワイト・スミスがアングルを誤った結果、60ydsのビッグゲインとなった。
- ミシガン州出身のWRジェニングスは、@デトロイトの3試合で14キャッチ328yds(平均23.4yds!)、3TDを記録している。
- 2巡指名のWRジョーディ・ネルソンは、NFL初キャッチが29ydsのTDパスキャッチとなった。「ただのスラント&ゴーだった。むこうがプレスカバレッジだったのを見た僕らはちょっと合図して、むこうは(スラントの動きに)ひっかかってくれた。アーロンがうまく浮かせてくれて、いい結果になったよ。最初のパスキャッチがこんなプレーになってよかった」
- RBライアン・グラントは2試合連続でフル出場できなかったが、ハムストリングが悪化したわけではないらしい。「長いシーズンに備えるため、コーチたちが僕を欠場させることも検討したのは知ってる。今日はそれなりに仕事をして、ミネソタ戦のときよりもいい体調で試合を終えることができた。来週はもっとよくなるはずだ」
- 第4Qに逆転された直後のドライブ、DET陣21での3rdダウン8で、RBブランドン・ジャクソンは1stダウン確実のパスを手痛い落球。「Aロッド(ロジャース)に言っていたんだ。アクロス・ザ・フィールドでいつもフリーになってるのにパスを投げてくれないって。なのにあのプレーでは速いパスが来て、落としてしまった。立ち直ってまた頑張らなきゃいけないと自分に言い聞かせた」とRBジャクソン。その言葉のとおり、CBウッドソンのインターセプトで奪った攻撃では12ydsのラン、さらに3rdダウン1の場面で19ydsのTDランを決めて汚名を返上した。
- CBウッドソンのINT直後のRBジャクソンの12ydsランと19ydsTDランについて、ジョー・フィルビンOC。「同じような右へのランで、2ydsか3ydsのロスに終わったプレーがその前にあった。しかし我々はブロッキング・スキームを調整して、12ydsランを出すことができた。コーチたちがいい仕事をしたし、ブランドンもよく走った」
- アレン・バーバーは前後半1シリーズずつ左ガードに入り、そのたびダリン・カレッジが右ガードに回り、RGトニー・モールがベンチに退いた。これはバーバーをテスト起用するため、もともと予定されたローテーション起用だったらしい。「実戦で使わない限り、本当の能力を測るのは難しいものだ。トニー(モール)を外す必要があったというのではなく、長期的にたくさんの要素を考える必要がある。アレンが自分で勝ち取った出場機会だ」とジョー・フィルビンOC。
- CBチャールズ・ウッドソン(つま先の骨折)は痛み止めを打って強行出場し、勝利を決定付けるインターセプトを2つも決めてくれた。「彼1人の働きで試合の流れを変えてくれた。彼は真のプロとして、我々を何度も何度も助けてくれている。彼にはケガを押してプレーする能力がある」とマッカーシーHCは賞賛を惜しまない。
- 「僕のキャリアでも記憶に残る試合の1つになった。どうしても必要なところでビッグプレーを決めることができたから。あそこはなんとかボールをつかみとる必要があった」とCBウッドソン。27-25と再逆転した直後、サイドライン際のWRカルヴィン・ジョンソンへの20ydsパスだったが、うまく前に回りこんで、倒れこみながらキャッチすることができた。2つめはWRファーリーへのフラットパスを前に飛び込んでキャッチし、そのままエンドゾーンへ。「あのパスが来てほしいと願ってた。僕はあのルート用のプレーをして、そこへ投げてくれた。あとはキャッチするだけだった」
- CBウッドソン本人はつま先のケガについて、「ちょっときついけどね。でも出場していれば、プレーの合間に休むこともできる」と話している。オークランド時代はこうしたケガのときは出場しなかったのでは?という質問には、同じ程度のケガなら出場していた、と反論している。「才能だけでプレーすることに慣れてしまいがちだが、ケガをしたときはむしろメンタルが大事なんだ。限られた練習量で出場するには、本当に集中し、しっかり学ばなければならない」
- 昨年は何度もINTチャンスに落球して批判の的になったFSニック・コリンズだが、2006年最終戦以来のインターセプトを決めた。
- 第4QにはWRカルヴィン・ジョンソンに2TDパスを許し、逆転される原因を作ったDB陣。「僕らは第3Qにちょっと気を抜いた感じになって、いくつものタックルミスでタッチダウンを許してしまった。接戦になってまた頑張らなくてはならなくなったけど、なんとかそれができた」とCBトラモン・ウィリアムズ。
- 今回もCBアル・ハリスはほとんどWRロイ・ウィリアムズ専門でカバーし(出場39スナップのうち37スナップ)、パスキャッチ3回48ydsとコントロールすることができた。WRカルヴィン・ジョンソンはCBウッドソンかCBトラモン・ウィリアムズがカバーした。
- 先週はパッカーズCB陣とライオンズWR陣のちょっとしたトラッシュトーク合戦があったが、「僕は大口を叩く方じゃない。スタッツが全てを語っているだろ。誰がああ言ったとかこう言ったとかは関係ない。僕は誰もみくびるつもりはないんだ。試合が全てを語っている。ロイはいい選手だと思うよ」とCBアル・ハリス。
- 2007年のパッカーズと同じぐらい強いか、という質問にDTライアン・ピケット。「そう思う。本当にそう思うよ。たしかにブレットは偉大なプレーヤーだった。でもこのチームは昨年から1つ歳を重ね、1年分の経験を積んで、さらによくなってきている。僕らディフェンスはそうだと思うし、オフェンスもそうだと思っている。それにロジャース。彼はプレッシャーの下でも冷静だし、コントロールも完璧だ。本当に感心させられるよ」
- パスシチュエーションではDEマイケル・モンゴメリーとDEジェイソン・ハンターの2人がそろってDTに入るプレーがあった。これは今季初めてのこと。
- Pデリック・フロストは8点リードの場面でパントスナップが手をすり抜けてセーフティとなり、危うく敗因の一つになりかけた。「呆然としたよ。プレシーズンでも、練習でも、一度も経験のなかったことだから。なぜかはわからない。とにかくキャッチできなかった。勝ったけど本当には喜べないね。たくさんの仲間を失望させてしまった。モメンタムが必要なときだったのに、それが全くできなかった。その次のドライブの52ydsパントも、低すぎて20ydsリターンされた。試合終盤の自分のパフォーマンスには失望している」
- FBコーリー・ホールのヒザのケガについて、試合直後のマッカーシーHCからの詳しい報告はなし。
- SSアタリ・ビグビーは「ハムストリングのけいれんで試合復帰予定」との説明だったが、けっきょく後半はSアーロン・ラウスが代役を務めた。しかしそのラウスも先週の練習で足首を捻挫しており、「僕も100%ではなかった」と語っている。
- QBロジャースは2試合連続でインターセプトなし、2試合連続でレーティング100以上となった。ファーヴが2試合連続100以上を記録したのは先発3年目の1994年のこと。
- 2試合終わってオフェンスの犯したターンオーバーはQBロジャースのファンブルロスト1回だけで、RB陣もレシーバー陣もよくボールを守っている。