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Day 23: LBバーネットはかろうじて罰金どまり
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年8月21日
- DTロドニー・アレンと契約。昨年春にカンザス大を出てから、インドア・リーグでプレーしていた選手のようだ。DT不足が続いているので、プレシーズン残り2試合を乗り切るために人数が必要なのだろう。
- 入れ替わりにTEエヴァン・ムーアがインジャリー・リザーブに入った。パスキャッチ能力の高さで好評のドラフト外ルーキーだったが、先日の49ers戦でヒザを負傷していた。
- LBニック・バーネットは昨年6月に起こした暴力事件で3月に司法取引が成立しているが(記事へ)、その結果としてNFLからいったん1試合出場停止を申し渡され、上訴の結果、罰金処分に軽減されていたことが明らかになった。一審も上訴審もNFL本部が担当するところが普通の司法制度と違うところで、バーネット本人がニューヨークのNFL本部へ出向いて抗告を行ったとのこと。罰金は1試合分のサラリーで、彼のベースサラリー$2ミリオンを17で割った$117,647ドルを没収される。「罰金になればありがたいとは思っていたけど、こんなに高額とは」と本人。
- ジョー・フィルビンOCは身内の不幸のため、2日連続で練習を休んでいる。具体的に誰が亡くなったのかは明らかにされていない。
- 2番手TEのトリー・ハンフリー(アキレス腱)は練習に復帰。CBアル・ハリスは腰の持病に加え、新たに鼠蹊部も痛めたようで、ブロンコス戦出場が微妙となった。
- QBロジャースはシャープな出来で、2ミニッツ練習ではまず4回連続成功。5回目は17ydsTDパスになるはずが、WRドライバーがまたしても落球。最後は4thダウン2のギャンブルでRBモレンシーにTDパスを通した。
- ブロームとフリンの2番手QB争いでは、この日のチーム練習では6スナップ対3スナップと差がついたが、スカウトチームでの出番は20スナップ対16スナップと拮抗している。
- QBのロングパス競争では、QBロジャースが約50yds先のネットに投げ込んで勝利。(写真)
- TEドナルド・リーは、先日の49ers戦で落球したのとまったく同じQBロジャースからのTDパスをきれいにキャッチ。
- 前日から復帰しているWRジェニングスによると、問題はヒザよりもハムストリングだったらしい。今は非常に状態がよく、このまま悪化することがなければ金曜のブロンコス戦には出場するつもり、とのこと。「体調の感じとしては、今日は僕のキャリアで最高の練習だったかもしれない」とご機嫌の様子。
- Cウェルズ(わき腹)とLTクリフトン(ヒザ)不在のためジェイソン・スピッツが引き続きセンターに入り、右ガードはジョシュ・シットン。アレン・バーバーとダリン・カレッジは左ガードと左タックルを両方プレーした。
- アレン・バーバーは昨年の入団以来左ガード専門だったので、この日は大学以来1年8ヶ月ぶりに左タックルに入ったことになる。理由は不明だが、49ers戦で2ndチームの左タックルを務めたダリン・カレッジの出来が拙かったことと関係があるのかもしれない。バーバーはこの日の1on1のパスラッシュドリルで、左タックルとしてDEモンゴメリーに全勝、左ガードとしてDTミューア相手に全勝。しかし肝心の11on11練習では、4巡ルーキーのDEジェレミー・トンプソンに抜かれる場面があった。
- この日契約したばかりのDTロドニー・アレンは、ドラフト外ルーキーのOGライアン・キーナン相手のパスラッシュドリルで3戦3勝。
- ブレイディ・ポピンガとブランドン・チラーの先発ストロングサイドLB争いは、ポピンガの勝利ですでに決した観がある。先発3年目の今年は春から大きな成長を続け、FA加入のチラーを寄せ付けなかった。「昨シーズンの自分のフィルムを見ると、恥ずかしいぐらいだよ。自分があんな下手なプレーをしていたなんて信じられない」と本人。ウィントン・モスLBコーチは、「ブレイディは入団以来最高のキャンプ、最高のプレシーズンを過ごしている。非常によいプレーをしている。これまでになかったほどフィジカルだし、彼の全てがポジティブだ」
- インサイドのランプレーのリードブロッカーを務めたFBライアン・パウドレルを、LBアブドゥル・ホッジが逆にパンケーキに。ドカッという効果音つきのビッグヒットに、ディフェンス陣から大きな歓声が上がった。
- 前日復帰したLBデズモンド・ビショップ(アキレス腱)は元通り2ndチームのミドルLBに入り、好調のLBアブドゥル・ホッジは再び3rdチームへ。控えLBを3人選ぶとすれば、高いレベルでプレーしているビショップとホッジを当然選びたいところだが、ポジションがダブるのが問題。しかも彼らは今キャンプではアウトサイドLBを兼任していないようだ。
- 1stチームディフェンスはスカウトチーム相手のゴールライン練習で苦戦。4プレーで3回タッチダウンを許している。
- ブリッツに入ったFSアーロン・ラウスと、それをしっかりブロックした同期のRBブランドン・ジャクソンがちょっとした乱闘に。RBジャクソンは争いの最後にDEジェンキンズのヘルメットを吹っ飛ばす活躍だった。FSラウスは時々こういったことがあるが、温厚なRBジャクソンには珍しい。「彼はこれぐらい激しさがあった方がいい」と記者団からは好評だった。
- パント/キックオフ・リターナーの仕事はCBブラックモンとCBトラモン・ウィリアムズで決まりと見られていたところへ、2巡ルーキーのWRジョーディ・ネルソンが割り込んできた。コーチ陣は、1stスペシャルチーム相手のプレーを見るため、ブロンコス戦では試合の早いうちに使いたい意向らしい。「今はまだブラックモンとウィリアムズがフロントランナーではあるが、1stチーム相手にネルソンを試してみたいと思っているのはたしかだ」とマイク・ストックSTコーチ。