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Day 2: DTジャスティン・ハレルはPUPリストに
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年7月31日
- キャンプ2日目は午後の練習(フルパッド)だけ。空は厚い雲に覆われて雷雨の予報もあったが、ぶじ最後まで屋外で行うことができた。
- 欠席者はDTライアン・ピケット(ハムストリング)、DTジャスティン・ハレル(背中)、CBトラモン・ウィリアムズ(初日にでん部を痛めた)の3人と、契約問題で合流が遅れているRBライアン・グラント。
- そのCBトラモン・ウィリアムズ本人は、「たいしたことはないんだ。早ければ明日にでも復帰できるかもしれない。昨日の練習の間にすごくこわばってきてね。1日か2日休めば大丈夫さ」
- 背中のケガで復帰のメドが立たないDTジャスティン・ハレルは "Physically Unable to Perform" リスト(PUPリスト)に入っていることが明らかになった。キャンプ開始の時点で負傷している選手はPUPリストに入れることができ、そのぶんロースター枠を空けることができる。ケガが治りしだいPUPリストから出して練習に参加させることができるが、いちどPUPリストから出した選手は、そのシーズンはPUPリストに戻すことはできない。また、トレーニングキャンプ開始後に新たな選手をPUPリストに入れることもできない。
- 集まったファンからはQBアーロン・ロジャースへの厳しい声が聞かれないかわり、熱烈な応援も聞こえてはこない、とPress-Gazette紙。
- 11on11練習でパス成功16/21のQBロジャースの内容をマッカーシーHCは評価したが、ロジャース本人は、3rdダウンに重点を置いた部分で不満の残る内容だった、と反省。この日唯一のインターセプトはWRジェニングスへのスラントをCBウッドソンに読まれてパスコースに割って入られたものだった。「今日はベストの出来じゃなかったけど、キャンプの中にはこういう日もある」
- QBロジャースのよいところは、どうしても投げる場所がないときには走れること。この日も3rdダウン5からのスクランブルで容易に1stダウンを更新した。
- この日はアレン・バーバーが1stチームの左ガード。予告どおりダリン・カレッジと1日おきだ。それでも、右ガードがスピッツに固定されただけここ数年よりマシか。この日のバーバーはパスラッシュドリルでも3戦全勝。
- 4巡指名のOGシットンと比べて5巡指名のOTブレノ・ジャコミニはパスラッシュドリルで苦しんでいる。コーチの指導でテクニックの改善に取り組んでいるが、まだなかなか。
- ドラフト外ルーキー組では、身長198cmの長身TEエヴァン・ムーアのパスキャッチ能力は評判がいい。この日もQBロジャースからの高いパスを、みごと右手でワンハンドキャッチ。
- ニッケル守備でDEマイケル・モンゴメリーがDTに入る場面があった。昨年まではDEカレン・ジェンキンズがしていた役割だ。OTだけでなくOGも相手にパスラッシュドリルを行い、控え組には勝ったがLGバーバーは崩せず。DTの人数不足のせいかもしれないが、成長を見せているモンゴメリーをパスラッシュDTとしても使い、ジェンキンズの負担を軽減する意図かもしれない。
- 今年こそスペシャルチームだけでなくパスラッシャーとして戦力になってほしいのがDEジェイソン・ハンター。パスラッシュドリルでは2日間で6勝5敗2引き分け(優勢だがサックは無理そう、というプレー)とかなり優秀な動きを見せている。
- DTダニエル・ミューアは練習後のフィールドに居残り、なぜかRBたちとともにパスキャッチ練習。マシンが次々に繰り出す速いパスを難なくさばいていた。
- ストロングサイドLBではミニキャンプ同様にブレイディ・ポピンガが1stチームに入り、FA加入のブランドン・チラーは控えのまま。OTA、ミニキャンプとポピンガのプレー内容がよかったことが先日の契約延長に結びついたと見られているが、それと同時にチラーのプレーに失望を感じたのではないか、という説も出てきている。しかしLBたちにとって本番はトレーニングキャンプのフルパッド練習なので、今後逆転する可能性は十分ある。
- 初日もそうだったが、CBトラモン・ウィリアムズが抜けた3番手CB/ニッケルバックにはCBジャレット・ブッシュが入っている。2ndチームのCBはそのブッシュとブラックモン。
- パントリターナーの1番手はやはりCBウィル・ブラックモン。ライバルのCBトラモン・ウィリアムズが負傷中なので、少なくともプレシーズンゲームまでは彼がエースのままか。
- Pジョン・ライアンは前日に続いて好調な内容で、最長60ydsを含む7回平均49.0yds。平均4.4秒のハングタイムが特によかった。
- Kメイソン・クロスビーはこの日も22ydsから36ydsを5本すべて成功。新人ロングスナッパーのJ.J.ジャンセンは低すぎるスナップが1つあった。
- ロングスナッパー争いはこれまでのところ互角、とPress-Gazette紙。
- 以下、ファーヴの復帰願い提出を受けてのコメント。
- WRドナルド・ドライバーは火曜の練習後(つまり復帰願い提出直後)にファーヴと電話で話をしたという。「うちのヨメのティナがヒザの手術を受けたもんだから、その様子をブレットが聞いてきた。話はそれだけだよ」と語り、復帰願いの件について話したかどうかは明言を避けた。しかしファーヴの復帰をいちばん歓迎しているのはドライバーのようだ。「彼がここにいてくれることが一番大きいよ。そばにいてくれると僕らはすごく楽しいしね。ここに戻ってくるのはいいことだ。僕の彼への愛情は、ロッカールームの誰とも違う特別なものだ。復帰願いにサインしてカムバックを決心してくれたことが僕は嬉しい」
- QBアーロン・ロジャース。「みなさんが思うほど僕は騒動の影響を受けていないし、(たとえファーヴが合流しても)影響を受けるべきじゃない。チーム側は僕がスターターだと言ってくれているし、その話が変わるまでは、僕はスターターとしてプレーすることに集中するだろう」
- RTマーク・タウシャー。「こう言っても記者のみなさんは信じないかもしれないけど、僕らはこのこと(ファーヴ騒動)に巻き込まれてしまってはいけないんだ。みなさんから情報は次々と聞かされているけど、僕らの頭にそのことが浮かぶのは、こうして質問されて答えを考えなきゃいけない時だけ。毎日フットボールをプレーし、シーズンに備えているとき、(ファーヴに関する)シナリオなど考えているヤツなどいないと思う。僕らの頭にあるのはインストールされたプレーのこと、フィールドに出てフットボールをプレーすることだけだ」
- CBチャールズ・ウッドソン。「状況は悪くなる一方のように思えるね。インタビューの内容や携帯メールの件とか、この状況からよい結果を引き出すなんてすごく難しいよ。だって誰がああ言った、誰がこう言った、と非難合戦のようになってきてるし、騒ぎはどんどん大きくなるばかり。彼がここに戻ってきたらバックアップ扱いだというんだから、クレージーなことになりそうだ」
- CBアル・ハリス。「アーロン(QBロジャース)は大丈夫だと思うよ。どのような成り行きになってもね。彼はプロフェッショナルらしく、しっかりと対処している。前向きだ。だからどんな結果になっても彼は大丈夫」