グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2008年7月30日

ファーヴ情報: ついに復帰願いを提出

ブレット・ファーヴが火曜午後、復帰願いをNFLにファックス送信した、とESPNのクリス・モーテンセンが報じている。コミッショナーはすぐに許可する(一応許可が必要)はずなので、ファーヴはパッカーズのロースターに戻ることになる。パッカーズの選択肢は3つあり、解雇するか、トレードするか、キャンプへの参加を認めるか。労使協約によって、契約下にある選手を球団施設から締め出すことは許されていない。

すでにトレード合意ができたから、という推測もできなくはないが、「交渉の成果はなく、早期のトレード成立は望み薄」という見方を地元2紙が前日に報じたばかり。トレード交渉に進展がないことに業を煮やしたファーヴが、もともとの第1希望である「解雇」、第2希望である「すみやかなトレード成立」に向け、さらにプレッシャーをかけてきたということだろうか。 

この情報が流れたのは火曜午後の練習の最中。練習後の記者会見でマッカーシーHCは、ファーヴから復帰願いが提出されたことを認めた。今後は通常の手順に従い、まずファーヴがフィジカルチェックを受け、コンディショニングテスト(ランニングなど)で体調をチェックされたうえで、今後の練習プランについて話し合うことになる、とマッカーシーHCは説明。これまでも「チームに復帰したら受け入れる」と話していたとおり(ブラフと見られていたが)、下記のように冷静なコメントをしている。

「ブレットが復帰するための、これが最初のステップであることは言うまでもない。彼が正式に復帰したら我々はそれに対応するし、我々はすでにプランを立ててある。ブレット・ファーヴは今でも非常に優れた選手であり、我々フットボールチームの大きな財産だ。彼に関するプランはまず本人と話し合い、それから公にお話しすることになる。ブレット・ファーヴへの悪感情は何もないし、彼は我々のロッカールームで歓迎されるだろう」

いっぽうNFLスポークスマンは、「今日はコミッショナーは許可を出さない」とコメント。先日来コミッショナーが「すぐにも許可を出す」といった発言をしていたことと矛盾するが、トレードをまとめるまでの時間稼ぎをしてくれている、ということなのか。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player