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QBロジャース、マッカーシーHC、トンプソンGMの発言から
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年7月30日
- QBアーロン・ロジャースのインタビュー。
- ファーヴ騒動に注意を払っていた? 「そうせずにいるのは難しいからね。もちろんたくさんの話を見聞きしたよ。でも僕は自分のコントロールできることだけに集中しようと努力してる」
- 最近ファーヴと話をした? 「いや。ESPYアウォードのときに話そうと思ったんだけど、捕まえられなかった。番組が終わるとすぐにセキュリティが彼を連れ去ってしまった」
- 「僕は他人から気の毒に思ってもらう必要はない。クォーターバックをプレーするのはタフな仕事だし、それだけでも常に厳しい目で見られるものだ。時には厳しすぎる批判を浴びることもある。大事なのは自分の中でバランスが取れていることだ。なぜこのような目に遭うのか、などとは思わず、これもよい経験だと思わなきゃいけない。過去3年間(控えに甘んじたこと)、それにこのオフシーズンのおかげで今の自分が形作られたのだし、そうでなければよかったなどとは思わない」
- ファーヴがキャンプに来たら気まずいことになる? 「そうは思わない。僕らは仲良くやっているからね。たぶん最初の数日はぎごちないかもしれないけど、僕ら2人の間は問題ないと思う。記者のみなさんは大げさに書き立てるだろうけどね。本当にそういう状況になるまでは、あれこれ言いたくない」
- マイク・マッカーシーHCの記者会見。
- 17年ぶりにブレット・ファーヴ不在のトレーニングキャンプとなったことについて、「別に奇異な感じはしていない。春からずっとそうしてきたからね」。全80人のうち21人がファーヴに会ったことがないとのこと。
- (トンプソンGMに任せきりではなく)自分もまだファーヴ問題に関与していて、トンプソンGMとは緊密に話し合いをしている。
- 「練習内容はまずまずだったが、プレスナップ反則(フォルススタートやオフサイド)が多く、雑なところがあった。攻守ともパッド・レベルが高く(つまりヒザが曲がっていない)、フットワークもよくなかった」
- 「アーロン(QBロジャース)は朝も夕もシャープな出来だったと思う。投げるべきところにしっかり投げていたしね。レシーバーとのタイミングが合わないことが何度かあった。ブライアン(QBブローム)とマット(QBフリン)に必要なのはプレーの回数をこなすことだ。まだゲームのスピードについて行けていない。それも時間が経てばよくなっていくだろう」
- 前日のコンディショニングテストに失格した選手は1人もいなかった。ランニングテストを走り切れなかった選手の数は自分のヘッドコーチ就任以来もっとも少く、脚がつった選手が1人いただけ。
- QBが3人だけ、キッカーとパンターが1人ずつしかいないのは、ロースター枠がきっかり80人だけになった影響を受けている。またQB3人体制は、日程の詰まったスケジュール(プレシーズンゲームの間隔が短く、実質的に練習回数が少ない)のため、自分が提案し、トンプソンGMが同意した。
- テッド・トンプソンGMの記者会見はやはりファーヴ問題に質問が集中。
- 「ブレットと私は土曜に45分にわたって話し合いをした。非常にプロフェッショナルで心のこもったものだった。ユニークな状況であることを互いに認め、どのような選択肢があるか話し合った。しかし、どの選択肢がベストかという点については結局合意できなかった」
- ファーヴがキャンプ参加を見合わせた理由について。「彼はこのチームを非常に大事に思ってくれていて、チームの妨げになるようなことを望んでいない」
- 「彼の引退、そしてその後に引退の意思を再確認したことで、我々は前に進む決心を固めた。彼もそれを理解している。彼が完全に同意しているとは言わないが、彼もフットボール選手であり、理解してくれている。それが我々の現状だ」
- なぜファーヴの復帰を許して競争させない? 「ブレットに対しても100%正直に言ったのだが、我々はこの道をもう進み始めてしまったし、後戻りしては意味がない。進み続けるしかない。この道の先に何があるのか私にもわからないが、やっぱり気持ちが変わった、などといい加減なことは言えない。ブレットにはふさわしくない扱いだとわかっているから、我々の気持ちは彼に伝えた」
- なぜこの道を進み続ける必要が? なぜ競争の結果ベストなQBを選ぶのではいけない? 「我々はこの道を進むべきだと信じているからだ。これが球団の利益にとって最善であると信じている。短期的にも長期的にも」
- ブレットにふさわしくない扱い、と自分で認めるなら、なぜ彼の求めるものを与えない? 「球団にもそうする権利があるからだ。トレードであれ何であれ、一緒に解決策を見出そう、と我々はブレットに言った。しかし単に解雇して球団の権利を手放しては、ビジネス的に意味がない」
- NFC北地区へのトレードを考えたことはある? 「ノー」
- "キャンプに来たいと言ったファーヴに、来ないよう頼んだ"という話は本当か? 「ノー。ノー。歪曲されている。さきほど述べたように、我々はよい話し合いをした」
- いつまでにトレードが成立しなければキャンプに強行出席する、というデッドラインはファーヴから通告された? 「いや、そういう話はなかった。『2、3日』という言葉を使ったように思う」
- "自分はクビになってしまう"と貴方が言ったとファーヴが言っている本当? 「彼の言うような意味合いではなかった。誰がああ言った、という話には私は答えられない」
- メディアを通してファーヴから強い非難を受けていることについて。 「我々は感情に流されてはならない。(低レベルの非難合戦には)関わらずに行くつもりだ」
- 「 『お前らはどうかしてる』 と言う人々がいるのも理解している。我々が正しい決断を下したかどうかは、歴史に決めさせるほかない」
- RBライアン・グラントの契約交渉で代理人から非難されていることについて。 「ライアン・グラントは、(実質プロ4年目だが2年目扱いという)非常にユニークな状況にある。交渉は続いている最中で、プレス相手に交渉するつもりはない。そうしたがる代理人はいるものだが、我々がとくに気分を害することはない。いまは解決に向け話し合っているところだ。ライアンはよい人間であり、よい選手であり、我々は彼が再びここに来てくれるよう努力を惜しまないだろう」