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ファーヴ情報: テッド・トンプソンGMのインタビュー
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年7月14日
これまで沈黙を守ってきたテッド・トンプソンGMが地元メディアのインタビューに応じた。まずは、チームの置かれている困難な状況、自分の苦しい胸のうちについてファンの理解を求め、昨季終了時からここまでの経緯についても詳しく説明。肝心の今後のファーヴの扱いについては、解雇をするつもりはないこと、復帰は受け入れチームに迎えること、今の先発クォーターバックはロジャースであることなどを述べた。ただ競争の結果ファーヴが先発の座を取り返せないとは言っておらず、真意を読み取るのは難しい。
- 「今回のことで不安や苛立ちを感じている人々が多いことは知っているし、我々が知っているということを人々にも知ってほしい。みなさんと同じ気持ちを我々も経験している。この件を考えると、内臓がえぐられるようなつらい気持ちになる。我々は正しい道を進もうともがきつつ努力しているが、かといって正解を全て知っているわけではない」
- 「冷淡で他人の気持ちを考えない人間だと私は思われているが、決してそうではない。ドラフト指名に関してそう言われるなら別にかまわないが。私が、そして球団がファンをとても大事に思っていることを知ってほしい」
- ファーヴの希望どおりに解雇するつもりはない。
- 「ファーヴが今年パッカーズのロースターに入る可能性は?」 「もちろんある」 「それはスターターとして?」 「どう答えたらよいかわからない。我々は(先発QBロジャースで)前に進んでいる。今後のことは成り行きを見守るしかない」
- 「いったん渡した先発QBの座をロジャースから奪ったら、気を悪くしたロジャースが契約延長してくれなくなると心配している?」 「必要なときがきたら、我々は対処するだろう。今の我々のクォーターバックはアーロン・ロジャースだ」
- 「復帰は歓迎する。しかしチームの状況は変わってきていて、彼の役割は違ったものになるかもしれない。彼が復帰願いを提出すれば、彼はグリーンベイ・パッカーズのアクティブ・ロースターに入り、それから我々はどうするか、成り行きを見ることになる。先ほど言ったように、私が全ての正解を知っているわけではない。復帰届けは提出されていないし、今後されるかどうかも我々にはわからない」
- 「じゃあキャンプで先発争いさせるつもりは?」という質問には明言を避けた。
- 「3月末にファーヴがいったん現役復帰を決意し、その後ふたたび変心した」という Fox Sports 報道は事実と認め、昨季終了からのファーヴとの出来事について詳しい日付つきで述べている(リストへ)。(ここまではっきり整理するのは極めて珍しいが、ファンへの説明責任を果たすため、またファーヴ側からの非難に対抗するためでもあるのだろう)
- 3月初めにファーヴが引退を決める前のことについて。「私にとってもマイク(マッカーシーHC)にとっても、引退は大きな驚きだった。私は2005年と2006年は(ファーヴの現役続行説得に)よりアクティブに関わった。2007年と2008年にそうしなかったのは、ブレットとマイクとの関係がより親密になってきていたからだ。だから今年の我々は2007年と全く同じ体制で、決定の目標日時はフリーエージェント解禁日(2月29日)だった」
- 4月にトンプソンGMがミシシッピのファーヴ宅を訪問した際には、ファーヴから復帰したいとの言葉はなかった。マッカーシーHCやキャンペンOLコーチ(92年のデビュー時に先発センターだった)からトンプソンGMが聞いたところでは、ファーヴが知りたがったのは「チームは自分に戻ってきてほしいのか」という点だった。「私が彼らから伝え聞いた情報では、大方のところはそうだ。こちら側が 『じゃあ君はプレーしたいのか?』 と聞き返すと、『わからない。ただチーム側が僕に戻ってほしいのか知りたくて』 という返事で、依然として宙ぶらりんの状態だった」
- そのファーヴが復帰の意図を明確に示したのは、火曜の四者会談が初めてのことだった。「今回は復帰意思が明確に受け取れたか? そう言えるだろうね。しかしそれは今回が初めてのことだ。本気でフットボールにコミットするという本人の言葉を聞いたのは、7月8日が初めて。それまで彼は、プレーするつもりはない、とキャンペンに言っていた。それはパズルの重要なピースだ」 (100%本気でフットボールにコミットできるか疑問、という意味か?)