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ファーヴ情報: 3月末に復帰を決断、その後撤回していた
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年7月13日
- Fox Sportsのジェイ・グレイザーが以下の新情報を明らかにし、今回の騒動に新たな要素を加えている。それによると、ファーヴが早くも3月末に気持ちを変え、球団側に復帰の希望を伝えた。マッカーシーHCとトンプソンGMは復帰を受け入れ(むろん先発QBとして)、ジェット機を用意してミシシッピを訪れる予定を立てた。ところが予定された会合の2日前になってファーヴからマッカーシーHCに電話があり、やはり復帰はしないと通告。呆然としたチーム首脳は、あらためてファーヴ抜きで前に進む決心を固め、ドラフトでのQB2人指名となった。
- 上記の報道はおそらく、(モラル上の)反撃のための球団側からのリークと思われ、また球団側がファーヴを受け入れない理由を示唆するためなのだろう。地元両紙を含めた他のメディアはまだ確認できていないが、ファーヴ側からの反論も出てきていない。もしこの報道が本当だとすれば、「トンプソンGMが復帰を強く望まなかった」とファーヴ側が主張するのはこの時期のことなのかもしれない。
- ファーヴの代理人バス・クックは、希望どおり解雇された場合の移籍先の選定をすでに進めていて、ドルフィンズやパンサーズも候補に入っているとの噂。クックの別の顧客が、クックからそう聞いたらしい。
- ファーヴの兄スコットは例によってトンプソンGMを攻撃。「どうして解雇を求めずにいられる? チームは彼抜きで前に進んでいるんだ。口ではっきり言わないだけでね。もしブレットの復帰を望んでいたなら、『もし復帰したくなったら、戻ってきてほしい』 と言えたはずだろう。チームが自分を必要としていないなら、なぜそんなチームに戻りたい?」
- かつてディフェンスのリーダーだった元SSリロイ・バトラー。「これはビジネスで、パッカーズ側の見方は理解できる。3月末にブレットが復帰したいと連絡し、チーム側が受け入れたのに再び変心した、という話が本当なら、球団側が 『もう十分だ』 と言うのもよくわかる。その話が事実でなかったとしても、これはやはり責任の問題だろう。アーロン・ロジャースにフランチャイズを任せると決めたのに、それを後になって引っ込めたりしたら、今後は誰もパッカーズの言葉をきかなくなってしまうから。私が一番心配なのはロッカールームが分裂することだ。ベテランなら 『ブレットがいれば今勝てるチャンスがある』 と言うかもしれないし、若手なら 『俺たちはアーロン・ロジャースと一緒に成長していけるチャンスがある』 と言うかもしれない。ブレットが他のチームでプレーするかどうか? すると思うよ。4月からそう予想してた。両者の間の橋は焼かれたも同然だと思う。ブレットはチームが自分の復帰を望んでいないことに傷ついているはずだ。それでも、両者にとってよい結果になるような解決策を彼らは見出すと思う」
- 例年7月前半はNFLメディアにとって最も暇な時期で、記者たちも交替でバケーションを取るが、気の毒なのはJournal Sentinel紙のロリ・ニッケル記者。パッカーズ担当の中でも下っ端の女性記者が留守番をしているところにファーヴ騒動が持ち上がり、1週間ほとんど孤軍奮闘に近い状態。ようやく昨日になってトム・シルヴァーマン記者が復帰してきたが、ボブ・マッギンやグレッグ・ベダードはまだ休暇中のようだ。