グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2008年4月 2日

補償ドラフト指名権として4巡を獲得

Compensatory Draft Pickつまり補償ドラフト指名権(用語集へ)として、今年のパッカーズはドラフト4巡指名権(全体135位)を手に入れることができた。この仕組みはNFLの戦力均衡策の1つで、前年のFA流出がFA獲得と比べて多かったチームに対し、3巡から7巡のドラフト指名権をNFLが配布するもの。人間が決めるのではなく、複雑な計算式で割り出されるらしい。各巡の最後に付け加える形になっていて、この指名権はトレードできない決まりになっている。

昨年のパッカーズはRBアーマン・グリーン(HOU)とTEデヴィッド・マーティン(MIAで15試合先発)をFAで失い、獲得したFAはCBフランク・ウォーカー(先発ゼロ)だけだった。今年は3巡指名権を受け取るのが4チーム、4巡指名権を受け取るのは5チームで、パッカーズはその中で最下位の36位。

発表直前にトンプソンGMは「期待するとがっかりするので私は予想はしないでおく」と語ったばかりだが、4巡ならば喜ばしいことだろう。4巡を受け取るのは2002年以来6年ぶりのことで、2003年は6巡1つと7巡3つ、2004年は7巡1つ、2005年はゼロ、2006年は5巡と7巡、2007年は7巡1つだった。1994年にこのシステムが始まってからの15年間で、パッカーズはNFL5位タイの計24個を受け取っている。1位はレイヴンズの29個で、今年も3巡を含む4つの指名権を手に入れている。

これまでパッカーズはこのCompensatory Draft Pickで、CBタイロン・ウィリアムズ(1996年3巡)、OGマルコ・リヴェラ(1996年6巡)、QBマット・ハッセルベック(1998年6巡)、QBアーロン・ブルックス(1999年4巡)、Pジョシュ・ビドウェル(1999年4巡)、RBダヴェンポート(2002年4巡)、Cスコット・ウェルズ(2004年7巡)といった選手たちの指名に成功している。

昨秋RBグラントを獲得するために6巡指名権を使い、DTコーリー・ウィリアムズのトレードで2巡25位指名権をブラウンズから受け取っているので、今年のパッカーズのドラフト指名権は以下の8つとなった。

 1巡30位
 2巡25位 (全体56位)
 2巡29位 (全体60位)
 3巡28位 (全体91位)
 4巡29位 (全体128位)
 4巡36位 (全体135位)
 5巡27位 (全体162位)
 7巡30位 (全体237位)

カテゴリ : Draft