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Notebook: ディフェンス選手にも受信装置
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年4月 3日
- 今週開催されているNFLミーティングで、「QBと同じようにディフェンス選手のヘルメットにも通信装置(受信オンリー)をつける」というルール変更が25対7で可決された。これにより、コーチがハンドシグナルでディフェンス選手にサインを送る必要がなくなる。これまでにも同システムの提案はあったが、今回賛成票が増えたのはペイトリオッツのスパイ事件のため。装置をつける選手は1人だけで、QBと同じように緑の丸がヘルメットに表示される。その選手の負傷に備えて2番手選手をあらかじめ指定しておく。装置をつけた選手が2人同時にフィールドに入った場合、5ydsの反則となる。
- パッカーズ(マッカーシーHCが投票)は上記のルール変更に反対した7球団の1つ。基本的には賛成だが、運用方法に問題があると感じたからだ、とマッカーシーHCは説明している。パッカーズの誰が着用するのかと聞かれると、LBニック・バーネットが論理的な選択肢だが、セーフティのどちらかが着ける可能性もあるとのこと。
- チーフスの主張していたロングヘア規制については投票は行われず、次回5月の会合で継続審議されることになった。
- これ以外のルール変更については後日まとめて。
- WRルヴェル・マーティンが Exclusive-Rights Free Agent (EFA 用語集へ)としての1年契約のオファーにサインした。これで未サインのEFA選手はRBグラントだけとなったが、大型契約を求めているため、交渉はまだ時間がかかりそうだ。
- 肩の手術を受けてリハビリ中のDTジョニー・ジョリーだが、回復は非常に順調だ、とトンプソンGM。いっぽう首を手術したOGトニー・パーマーが現役続行できるかどうかは、今後の検査を待たなければわからない、とのこと。両ヒザの手術を受けて昨季を棒に振ったLBアブドゥル・ホッジは、グリーンベイでなくアリゾナでトレーニングをしている。
- QBブレット・ファーヴがリーグ側にまだ正式な引退の書類を提出していないことが、ちょっとした話題となっている。ファーヴがそうすればパッカーズのキャップの余裕は$12ミリオンほど増えるが、現状でも$20ミリオン以上の余裕があってさほど問題はない。「我々はまったく心配していないが、気にする人たちがいるのは理解してるよ」とトンプソンGM。
- グリーンベイを訪問した2人のQBのうち、クイン・グレイ(JAC)はすでにテキサンズ移籍が決まり、ガス・ファーロット(STL)もヴァイキングスと合意した。パッカーズがA.J.フィーリー(PHI)やJ.P.ロスマン(BUF)に興味を示しているとの噂があるが、どちらもFAではないため、獲得するためにはトレードが必要。控えQB補強についてトンプソンGMは、「2日以内に決断するなどと言えれば格好はいいが、そのように運ぶものではない。さいわい当分試合はないし、たくさんの選手を調べたり、いろいろな人物と話し合ったり、何ができるか検討する時間はある」
- オーナー会に初めて出席するマーク・マーフィ新社長夫妻を他球団首脳に紹介するため、ボブ・ハーラン名誉会長夫妻が付き添って出席している。
- 今年のパッカーズは、例年5月に行われてきた全員参加のミニキャンプを6月17日(火)から18日の3日間行うことをマッカーシーHCが明らかにした。それ以外には、ルーキー・ミニキャンプをドラフト(4月26・27日)の翌週末に行い、5月半ばごろからOrganized Team Activities(OTA)を行うが、それらの詳細な日程は未定とのこと。
- ミニキャンプとOTAの順番を逆にした理由についてマッカーシーHCは、「これによって教育をよりうまく進めることができる。(ミニキャンプの前にオフシーズン・プログラムやOTAでたっぷり教えることができるため)ミニキャンプがより競争の激しいものになる。5月に全員集合するのでなく、7月のトレーニングキャンプに近い時期にフットボールチームとして1つにまとまっておくことができる。これまでは(6月半ばの)OTAが終わるときに、チームがバラバラになってしまう感じがしていた」