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Packers - Bears Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年10月 9日
- マイク・マッカーシーHC。「ボール・セキュリティは毎日練習していることだ。ミニキャンプでもOTAでもトレーニングキャンプでも。チームの目標を設定するときに非常に重視することだ。今日はたくさんのターンオーバーで得点機を逃した。序盤は素晴らしいリズムが作れたのに。あのようにしていてはこのリーグで勝つことなどできない。今日の試合がそれを示している」
- QBブレット・ファーヴ。「勝つべき試合だったと思う。でもシカゴもほめなきゃいけない。僕らはたくさんのミスを犯したが、むこうはそれを得点に結びつけたんだから。ウチは悪いフットボールチームではないけれど、すごいチームでもない。今夜のように相手を助け起こしてしまってはね。ボールを何度も地面に転がし、悪い判断をし、馬鹿げた反則・・・。負けるのも当然だ」
- CBアル・ハリス。「勝たなきゃいけない試合だった。勝ってるはずの試合だった」
- CBチャールズ・ウッドソン。「望んでいたような展開になったのに、自ら勝利を手放してしまった。強いチームになりたいのなら、不調のチームは不調のままにさせなきゃいけない。オフェンスもディフェンスもね。今日はそれができなかった。ウチは試合に負けた、それが現実だ。しかし来週も試合があって、しかもホームで戦えるのがいい。今日は今年初めて敗戦の味をあじわった。でももう乗り越えるべき時だ。今すでにね」
- RTマーク・タウシャー。「今日はこちらが勝利をふいにしてしまった。でも相手選手たちもほめないわけにはいかない。途中でタオルを投げ込むことだってできた。前半こちらは全てうまくいったのに、あちらは立て直し、アジャストし、後半はプレー内容でこちらを上回った」
- 第3Qのインターセプトについて、QBブレット・ファーヴ。「僕の判断ミスだ。投げ捨てるべきだった。あのプレーは最初から壊れていた。それなのに、ゼロから何かを生み出そうと無理してしまった」
- 2シリーズ連続でファンブルロストを犯したWRジェームズ・ジョーンズ。「どちらのファンブルも僕のひどいミスだ。誰もがミスをするし完璧なゲームなどできないが、僕は2つ、いや3つもあった(後半には落球)。でも来週の試合に向けて前進しなきゃいけない。僕はくよくよ考えたりしないつもりだ。僕らは試合に負け、もっと向上しなければいけない。大事なのはそれだけだよ」
- WRジョーンズが2つめのファンブルロストをした後、マッカーシーHCは第2Qにジョーンズをほとんどフィールドに出さずベンチにとどめた。思いっきりへこんでいる彼の横にはWRジェニングスが座り、T/Gトニー・モールも励ましにやってきた。代役の3番手WRはWRルヴェル・マーティン。第3Qにはジェニングス負傷退場のため、ジョーンズは2番手WRとしてプレーした。
- 最後のヘイルメリーパスは成功と紙一重だった。WRドライバーの両手もボールにかかっていたが、相手セーフティのマクゴーワンがより優位な位置にジャンプし、よりしっかりとボールをつかんでいた(写真)。そのため、倒れ込んだときにマクゴーワンの方がしっかりボールを確保でき、インターセプトの判定となった。
- 12回93ydsの反則のなかで最も痛かった1つが、第2QのベアーズFGトライでのDTコーリー・ウィリアムズの反則。彼は相手センターとガードの中間にラインナップしていたが、センターの前と判定されイリーガルフォーメーションで5yds与えて1stダウン。2プレー後に同点TDランが決まってしまった。「あれは正しい判定じゃなかった。コーチもそれは認めたし、写真を審判に見せて抗議していたぐらいだ。でも現実は、いったん下した判定は変えないからね」とウィリアムズ。
- トータルオフェンスは前半341ydsに対して後半わずか98ydsで、そのうち41ydsは最後のドライブでプリベント・ディフェンス相手に稼いだもの。後半最初のドライブこそビッグリターンのおかげで3点取ることができたが、その後の6ドライブは3&アウトが4回、インターセプトが2回と悲惨な内容だった。
- 前半と後半のラン攻撃の違いについてマッカーシーHC。「あちらは全て2ディープだったから、こちらとしてはランを出す絶好の機会だった。前半がよかっただけに、後半のラン攻撃には失望している。前半のこちらのテンポは申し分なかった。後半はこちらのラン攻撃をあちらのラン守備が上回っていた。ランが進まなくなったのはそういうことだろう」
- ラン攻撃についてRTマーク・タウシャーは、「ウチはランでボールを進めようとし、試合の最初はある程度うまくいった。でも相手もいろいろ変えてきて、後半はリードを活かすことができなかった。後半も同じようなレベルでプレーしてランで進められればよかったとは思う。でも相手もほめてやらなきゃいけない。彼らは勝利に必要な仕事をし、それこそがよいフットボールチームの証明だ」
- ようやくランが出たことについてRBデショーン・ウィン。「オフェンシブラインがいい仕事をして穴を開け、コーリー・ホールもラインバッカーたち、特にアーラカーをブロックしてくれた。大きな穴が何度も開いた。試合に負けたわけだから、(ランでも勝てるという)宣言ができたとは言わないが、5試合目にしてあのようにランが進んだのはよかった。ブレットの重荷を軽くしなきゃいけなかったしね。シーズン通してあれを続け、ランとパスのよいミックスにできればと思う」
- 先発のRBウィンが最初のTDランのあと脚の痙攣を起こして点滴を受けたおかげで、RBヴァーナンド・モレンシーにたっぷりと出場機会ができた。ラッシング9回43yds、パスキャッチ7回48ydsを挙げ、これで完全に復調と言えるかもしれない。今後のRB陣の起用法はどうなるか。
- 過去3戦はスプレッド隊形ばかりでろくに出番のなかったFBコーリー・ホールだが、この日は普通のIフォーメーションを多用したため、プレー機会がかなり多かった。今年FBに転向したばかりの彼のブロッキングをある程度信頼できるようになったことが、Iフォーメーション多用の理由か。
- 先週から練習していたとおり、DTコーリー・ウィリアムズがエキストラTEとしてオフェンスに入るヘビーなパッケージが使用され、第1Qの2ydsの先制TDランが生まれた。ウィリアムズはLBアーラカーをブロックしたようだ。
- CBハリスがWRムハマドをシャットダウンしたこともあり、TEグレッグ・オルセンとTEデズモンド・クラークがQBグリーシーのメインターゲットとなった。LBポピンガ、FSコリンズ、SSビグビーがTE陣を抑えられず、2人合わせて7回119yds、2TDを許した。
- コリン・コールに代わってNFL初出場のDTジャスティン・ハレルは、DTローテーションに加わってスペシャルチーム(相手FG)でもプレー。唯一記録したタックルは、第4QにRBベンソンを1ydsのロスに仕留めたもの。
- キックオフを短く蹴るスペシャルチーム戦略についてFBコーリー・ホール。「できるだけKRデヴィン・ヘスターに好きにさせないのがこちらの意図だった。賢明なプランだったし、僕らもいい仕事が出来たと思う。彼はリーグ最高のキックリターナーの1人だ。なんで彼に蹴ることがある?」
- この日はNFLの"Breast Cancer Awareness Weekend"のため、乳がん経験者のディアナ・ファーヴ夫人がパッカーズの名誉キャプテンとしてコイントスに臨んだ(写真)。コーチや関係者にはピンクのリボンやピンが配布され、選手の使うタオルもゲータレード社からピンク色のものが配られたようだ。(写真1・2)
- サイドラインには元QBドン・マコウスキー(写真)や元FBウィリアム・ヘンダーソンや元OGマルコ・リヴェラ(写真)が顔を出していた。
- ナイトゲームで午後たっぷり飲む時間があったせいか、イライラのたまる試合展開だったせいか、この日のランボーフィールドの逮捕者は13人(全員が罰金$865)で退場者は46人に上った。前回ホームゲームのチャージャーズ戦は逮捕者2人・退場者9人だった。