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Packers 20 - 27 Bears
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年10月 8日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Bears (2-3) |
0 |
7 |
10 |
10 |
27 |
Packers (4-1) |
7 |
10 |
3 |
0 |
20 |
パッカーズが5つのターンオーバーで自ら勝利を手放し、同地区ライバルに逆転負けを喫した。32年ぶりの開幕5連勝ならず、QBファーヴは被インターセプト数史上最多タイとなった。
序盤から攻守ともベアーズを圧倒していたパッカーズだが、WRジョーンズのファンブル2回が響いて10点リードでハーフタイム。後半になるとベアーズディフェンス相手に手も足も出なくなり、1stダウンを1回しか取れない間に2つのターンオーバーから同点に追いつかれる。残り2分でTDパスを許すと、最後は時間がなくなってヘイルメリーも失敗に。
第1Q、パッカーズはRBウィンの12ydsラン、WRドライバーへの7yds、WRジェニングスへの12ydsパスのあと、RBウィンに44ydsランが飛び出して一気にCHI陣8へ。ラン3回で先制のタッチダウン。ベアーズが3&アウトのあと、パッカーズはWRジョーンズへの23yds、WRルヴェル・マーティンへの18yds、WRドライバーへの10yds、TEリーへの7ydsパスでレッドゾーンに進むがWRジョーンズがファンブルロスト。しかしベアーズはまたも3&アウト。GB陣24からのパッカーズは、WRドライバーへの26ydsパスのあとWRジョーンズがまたもやファンブルロスト。ベアーズは3回目の3&アウト。
第2Q、パッカーズが3&アウトのあと、ベアーズはRBアンダーソンへのパスが30ydsゲインして一気に得点圏に。36ydsFGが決まったかと思いきやGB反則で1stダウンとなり、RBベンソンのラン2回で同点タッチダウン。GB陣26からのパッカーズは、RBモレンシーの10ydsラン、15ydsランでフィールド中央に進み、WRジェニングスへの41ydsパスでタッチダウン。CHI陣35からのベアーズはWRムハマドへのパスとGB反則などで得点圏に進むが、CHI反則とロスタックルで結局パント。残り2分09秒、GB陣15からのパッカーズは、相手反則とRBたちへのパスでフィールド中央に進み、WRジェニングスへの28ydsパスでCHI陣26へ。TEフランクスへの7ydsパスのあと37ydsFG成功。
第3Q、ベアーズはTEデズモンド・クラークへの28ydsパスでGB陣35に進み、44ydsFG成功で7点差に。ナイスリターンでCHI陣33からのパッカーズはRBウィンへの13ydsスクリーンで1stダウンを取り、37ydsFG成功。CHI陣40からのベアーズは反則2回で1stダウンを更新したがフィールド中央どまり。GB陣10からのパッカーズは3rdダウン5で投げたパスがインターセプトとなり、ベアーズは最初のプレーでTEオルセンに19ydsTDパスが通って3点差に。パッカーズがラン3回で3&アウトのあと、CHI陣36からのベアーズは反則もあって3&アウトだったが、パントリターンでCBウッドソンがファンブルロスト。ベアーズはWRブラッドリーへの17ydsパスでGB陣24に進んで第4Qへ。
第4Q、ベアーズは44ydsFG成功で同点。GB陣10からのパッカーズはまたも3&アウト。CHI陣41からのベアーズは15ydsフェイスマスクでGB陣に入るが、LBポピンガがGB陣23でインターセプト。パッカーズは反則も響いて3&アウト。CHI陣46からのベアーズは攻撃は3rdダウンでサックが出てパント。パッカーズはまたも3&アウト。CHI陣21からのベアーズはTEオルセンへの27ydsパスでフィールド中央に進み、ラン3回で1stダウンを取り、3rdダウン2でTEクラークに34ydsTDパスが決まってついに逆転。パッカーズはパスをつないでCHI陣32まで進むが時間がなくなり、エンドゾーンへのヘイルメリーパスがインターセプトされて万事休す。
- QBブレット・ファーヴは29/40、322yds、1TD、2INT。前半は19/22、243yds、1TDと完璧な出来だったが、後半はRBなどへのショートパスしか通らなくなり10/18、79yds、2INTと苦しんだ。
- RB陣ではブランドン・ジャクソンが欠場、今週もデショーン・ウィンが初先発して13回78yds(平均6.0)。モレンシーは9回43yds(平均4.8)。前半はチーム全体で13回102yds(平均7.8)と素晴らしかったが、後半は9回19yds(平均2.1)と逆転負けの一因を作った。
- WR陣ではジェニングスが4回83yds、1TD。ジョーンズは5回61ydsながら前半にファンブルロストを2回も犯してしまった。ドライバーは4回51yds。WR陣に限らず、後半はほとんどランアフターキャッチが出なくなった。
- TE陣ではドナルド・リーが3回23yds、フランクスは3回18ydsとヤードを稼げなかった。
- OL陣のランブロックは前半素晴らしかったが後半は全然ダメで、けっきょく先週までと変わらず。パスプロは被サック1に抑えた。
- トータルオフェンスはパッカーズ439ydsにベアーズ285ydsと圧倒したが、なんといっても違いはターンオーバー。前半のトータルオフェンスは341yds、後半わずか98yds。1stダウンは前半15回、後半わずか3回。
- タイムオブポゼッションはパッカーズ30分30秒。3rdダウン成功率はパッカーズが6/14の43%とまずまず。ディフェンス陣はベアーズを3/14の21%とよく抑えた。
- パッカーズの犯したターンオーバーは5つ。まず前半にWRジョーンズのファンブルロストが2回。第3QにはQBファーヴが右にロールして人ごみの中に投げ込んだインターセプト、CBウッドソンのパントリターンでのファンブルロスト。試合最後のヘイルメリーのインターセプトは致し方ない。奪ったターンオーバーは、パスをFSコリンズが高くジャンプして弾いたボールをLBポピンガがインターセプト。
- ラン守備は33回82yds(平均2.5)と非常によく頑張った。
- パス守備はQBブライアン・グリーシーに15/25、214yds、2TD、1INT。
- チーム計2サックを挙げたが、QBグリーシーをもう少し追い込みたかったところ。LBバーネットが1.5サック、DEバジャ=ビアミラが0.5サック。
- 今回のDT陣はライアン・ピケットとジョニー・ジョリーが先発し、コリン・コール(脳震盪)に代わってジャスティン・ハレルがNFL初出場。
- ホームながら反則が12回93ydsと非常に多く、敗因の1つとなった。第2Qには相手がフィールドゴールを蹴る際の反則で3失点を7失点に増やし、調子の悪い相手オフェンスを助けるシーンも目立った。
- KRデヴィン・ヘスターにボールを持たせないため、毎回短く浮かせたキックオフを30ydsあたりに落とし、別の選手にキャッチさせる作戦だった。たしかにビッグリターンは許さなかったが、フィールドポジションは常に苦しかった。
- Kメイソン・クロスビーは37ydsを2回蹴って2回とも成功。
- パントリターンはCBチャールズ・ウッドソンが3回平均12.7ydsとよかったが、最長の25ydsリターンの際に痛恨のファンブルロスト。
- キックオフリターンはCBトラモン・ウィリアムズが6回平均28.8yds。第3Qの65ydsリターンは後半唯一の得点に結びついた。
- Pジョン・ライアンは5回平均48.0yds、ネット平均40.0ydsと文句なし。KRヘスターに1度20ydsリターンを許しただけなら上出来の部類だろう。
- ケガ人は以下のとおり。
- RBデショーン・ウィンは最初のTDドライブのあと痙攣をおこしてロッカールームで点滴。第3Qから復帰した。
- Cスコット・ウェルズが第3Qに目を突かれて退場し、代役はジェイソン・スピッツ。ウェルズは最後まで復帰しなかったようだ。
- WRジェニングスは第3Qに肩を負傷して一時退場。レントゲン検査で骨折していないことを確認して第4Q途中から復帰。
- アクティブ登録から外れたのは、RBジャクソン、OTオーリン・トンプソン、G/Tバーバー、DEモンゴメリー、DTコール、DTミューア、LBビショップ、CBブラックモン。