過去の記事 |
2007年 >
10月 >
Notebook: Cスコット・ウェルズが眼窩を骨折
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年10月10日
- ベアーズ戦で目を負傷したCスコット・ウェルズは眼窩を骨折しており、次のレッドスキンズ戦は欠場となった。右ガードの控えに降格していたジェイソン・スピッツが代役センター務めることになる。ウェルズはOL5人のなかで最も安定した働きを見せていただけに欠場は痛い。しかしバイウィーク明けの28日ブロンコス戦には間に合う可能性があるとのこと。
- ウェルズに代わって第3Q途中からセンターを務めたジェイソン・スピッツ。アサインメント面はかなり良かったとマッカーシーHCは評価しているが、最後の2ミニッツオフェンスでは不慣れな彼のせいでプレーの間がスローダウンせざるをえなかった。「スナップの時間という点で、技術的に望ましいレベルではなかった。プレー前のセットアップの部分のコミュニケーションでも、理想よりかなり時間を食ってしまっていた」
- 即戦力としてはともかく、スピッツは将来的にはセンターがベスト、と見る者もチーム内外に少なくない。今夏のキャンプでもセンターとしてのスピッツを見て、「ウェルズとの長期契約は早計だったのでは」と指摘する記者もいた。
- 上記ウェルズの他に大きなケガ人はなく、肩を痛めて一時退場したWRグレッグ・ジェニングスもたいしたことはないとのこと。
- RBデショーン・ウィンが先制TD後に点滴を受けたのは、流感などの体調不良でなく脱水症状によるもの。「脱水症状はいろいろな理由が考えられるが、今回の彼についてはっきりとはわからない。試合前からかなり汗はかいていたね。1stダウンや2ndダウンで多くのプレー機会を与えられるのだから興奮したのだろうとは思う。フロリダ出身の彼が暑さで問題が出るなんてことはないだろうと思っていたが、実際は違った。我々も勉強になったよ。彼は好調なスタートを切ったのに、復帰後は本調子ではなかった」とマッカーシーHCはウィンの体調管理について軽い不満をにじませた。
- RBヴァーナンド・モレンシーは試合後のヒザの痛みがなくなったわけではなく、今後も腱炎を抱えながらプレーしていくようだ。いっぽうRBブランドン・ジャクソン(すね)はかなり回復しており、水曜に試運転させて出否を決めるとのこと。
- 更新された公式デプスチャートでは、ケガから復帰のヴァーナンド・モレンシーが2番手RBとなり、ブランドン・ジャクソンが3番手に後退している。先発から順に、デショーン・ウィン、モレンシー、ジャクソン、ライアン・グラント。
- やや保守的だったと言われている試合後半のプレーコールについて、マッカーシーHC。「ランで進めるチャンスはあった。私は後悔はしていない。ランで進むことは必要なのだ」
- ランブロックに関しては両ガードの不出来が大きかったようだ。「1人のLB(ブリッグス)が16タックルも挙げるようなら、それはOLのインサイドに問題がある」とマッカーシーHC。
- 連続ファンブルロストのWRジェームズ・ジョーンズを一時的にベンチに下げたことについて、マッカーシーHC。「全く同じ失敗を繰り返したように思えたからだ。同じ失敗について私は忍耐強い方ではない。しかし彼は精神的にタフだ。ジェームズ・ジョーンズはこの失敗から学んで、すぐに立ち直ってくれるはずだ。ラインナップの大きな変更はないだろう。議題には上るだろうが」
- WRジョーンズの連続ファンブルについて、ジョー・フィルビンOC。「3人に囲まれたわけでもないし、タックラーにサンドイッチにされたわけでもない。普通にキャッチしただけだ。真っ先にすべきことは、しっかりボールを抱え込み、手でボールを覆い、ヒジと胸郭と前腕がボールに密着するようにすること。それができていなかった」
- 第2QにRBアンダーソンに許した30ydsパスは、RBをカバーするはずだったFSニック・コリンズの責任。RBがバックフィールドに残るならブリッツに入り、RBがパスコースに出てくるなら彼がカバーしなければならなかった、とマッカーシーHCは説明している。最後のTEデズモンド・クラークへの決勝TDパスも、カバーしていたLBポピンガをコリンズがヘルプすべきだったが、こちらの状況は同情の余地があるようだ。
- いっぽうSSアタリ・ビグビーは1on1でナイスタックルを決めるなど、この試合でもしっかりした働きを見せている。SSマーカンド・マニュエルから彼に替えるのになぜあんなに時間がかかったのか、という声も。
- DTコリン・コールをアクティブ登録せずDTジャスティン・ハレルを出場させたのは、コールの脳震盪が出場できないほど重かったせいではなく、もともと2人の力が接近していたためとのこと。最近は練習でのハレルの出番も増えてきており、そこへコールが脳震盪で2日休んだので逆転した、という理屈らしい。
- 相手FG時にDTコーリー・ウィリアムズが取られたイリーガルフォーメーションの判定にマッカーシーHCは改めて不満を示し、「いまだに審判と見方が一致していないので、審判のスーパーバイザーであるマイク・ペレイラと話し合わなければならない。具体的に説明してもらう必要がある。試合の中の大きなプレーだったのだから」
- 10月10日はブレット・ファーヴの38歳の誕生日。今季のパッシング1,527ydsは現在NFL1位、ダン・マリーノの持つ通算61,361ydsのNFL記録まであと2,334ydsと迫っている。もし現在のペースが続けばあと8試合で新記録達成となるが、寒い時期に入ると当然パス成績は鈍るので、序盤と同じペースは続かないのが通例。