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Packers - Chargers Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年9月25日
- マッカーシーHC。「ウチは3勝0敗で、進歩しつつあるチームだ。今日は非常に優れたチームを破ることができた。ファンも我々によくついてきてくれて、素晴らしい環境だった。ウチにとって非常に大きな、チームとしての勝利だ。プレーする選手たちの発散するエネルギーが嬉しい。フィジカルにプレーしてくれたと思う」
- ファーヴの通算TDタイ記録について、マッカーシーHC。「彼がフィールドに立つたびに、その輝かしいキャリアに新たな一頁が刻まれていく。情熱の炎は今後も燃え続けるだろうし、当分はそうあってほしいと願っている。彼は人間的にも素晴らしい。大きな情熱を持ってフットボールをプレーしている。記録を破ることは驚きではないし、今後も破り続けるだろう」
- QBブレット・ファーヴ。「すごくいい気分だね。ウチが3連勝すると思ってた人は多くないだろうし、正直僕自身だってここまでできるとは思っていなかった。決してパーフェクトなフットボールをしてるわけじゃない。でも、直すべき点が多いのはかえっていいことだ。まだ先は長いけど、いいスタートなのは間違いない」
- 通算TDタイ記録について、QBブレット・ファーヴ。「正直言って、今日は勝てたことが本当に嬉しくて、記録のことはあまり気にしていない。最後にあのタッチダウンが決まって、スタジアム全体が喜んでくれて僕を祝福してくれた。でも、『もし勝ってなければ記録なんて無意味だったろう』と僕は言ったんだ。大事なのはそこだ。試合に勝つほど嬉しいことはない」
- 敵陣ゴール前1ydsで逆転TDのチャンスを逃したことについてQBブレット・ファーヴ。「あのときはものすごく心配した。スタジアム全体が、『ああ逆転のチャンスを失ってしまった』と心配したことだろう。それが人間というものだ。敵陣1ydsでの1stダウンゴールなんてそうあるもんじゃない。もしあのまま負けていたら、本当に残念な気持ちでここ(記者会見)に立たなきゃいけなかった」
- この日のファーヴのハイライトビデオはこちら。
- 今回は徹底したノーバック隊形が特徴で、Press-Gazette紙によると3WR・2TEの使用が15回あったようだ。「現時点では、これがウチにとってより効果的なグループかもしれない。ランニングゲームで苦しんでいるから、こうするのが有効だった」とファーヴ。
- 敵陣1ydsでもランを放棄してノーバック隊形を選択したことについて、マッカーシーHC。「(RBがいなくとも)QBに走らせることは選択肢のうちだからね。実際3rdダウン1でノーバックからQBランで1stダウンを取ったプレーもあった。自分たちの立てたプランを信頼するのは大事なことだ。今日はエンプティ・バックフィールド(日本で言うノーバック)のセットがとても大きな成果を挙げたと思う。試合の2プレー目から使った。3rdダウンやレッドゾーンを含め、試合全体を通してエンプティ・バックフィールドを使うことがウチのゲームプランだった。私はコール・シートを信頼していた。それは大昔に学んだことだ。苦しいときほど、プレーでなくプレーヤーを信頼する。私はボールをブレット・ファーヴの手に託し、とても安心していられる」
- ファーヴに頼った試合が続いていることについてRTマーク・タウシャー。「ブレットは2試合連続で信じられないゲームをしてるけど、本当は僕らが少しプレッシャーを軽くしてやらなきゃいけないところだ。でも今は、彼は鼻歌まじりですごいプレーをしてる」
- ノーバック隊形を多用したパスオフェンスを支えたのがパスプロテクション。LTクリフトンは昨季サック王のLBショーン・メリマンをサックなし、QBヒットなしの2タックルに抑え、RTタウシャーもLBショーン・フィリップスに1サックを許した以外はあまりプレッシャーを許さなかった。3ステップの早いタイミングのパスが多かったこともパスプロの安定に役立った。「僕らOLは5対5のバトルに勝つ必要があった。アジャストメントもすごくよかった。悔いが残るプレーはほんのわずかしかなかった」とLGカレッジ。
- ドライバー、ジェニングス、ジョーンズのトップ3レシーバーが初めて揃った今回は、3人合わせて16キャッチ287ydsと素晴らしい結果となった。同じ3WRセットでもジェニングスが戻っただけで破壊力がかなり違ってくる。「全員が戻ってくればどうなるか、ご覧のとおりだ」とファーヴ。
- Journal Sentinel紙による"Play of the Game"では、WRジェニングスへの逆転TDパスキャッチが取り上げられている。ウェストコーストオフェンスの定番の、最も基本的なスラントだった。「忍耐強く待って、ついに僕にチャンスが来た。試合を通して(相手DBから)セパレーションできていたから、もっとパスが来なかったことに驚いたぐらいだ」とジェニングスは自信を覗かせ、「ブレットの伝説的キャリアの小さな一部になれたことは、大きな意味のあることだ。彼は僕を愛してると言ってくれる。ドナルド以外の選手も愛してくれる(パスを投げる)のはいい気分だね」と笑っている。
- 2つめのドライブでWRドナルド・ドライバーは、Sマーロン・マクリーからヘルメットtoヘルメットのヒットを受け(15ydsペナルティ)一時退場したが、数プレー後に復帰して6回126ydsの活躍。特に第2Qの5ydsTDは素晴らしいダイビングキャッチだった。「そう、あのヒットはチープ・ショット(悪質なプレー)だ。こっちも興奮が収まらず、トラッシュ・トークをし始めた。まあ僕らしくないことだけど、あんなヒットの後では誰でもそうなるものだ。素晴らしい結果が出たから、どんなトラッシュ・トークをされても気にならないね」
- 4点を追う第4Q半ば、TEドナルド・リーが10ydsキャッチして敵陣ゴール目前で倒れた(エンドゾーンには転がり込んだ)とき、相手ディフェンダーには触れておらず、チャレンジしていれば覆る可能性が濃厚だったらしい。しかしマッカーシーHCはレッドフラッグを投げず、タイムアウトを取ってしまった(ファーヴが勝手に取ったという説あり)。悪くてチャレンジ失敗でも同じ結果になったのに、とPress-Gazette紙は指摘している。タイムアウト明けにRGコストンのフォルススタートがあり、結局ギャンブル失敗に。
- 敵陣1ydsでの1stダウンで痛恨のフォルススタートを犯したRGジュニアス・コストン。「(自分が敗因として指摘されることは)正直言って、そのことは頭をよぎったよ。失敗だった。逆転のTDを決めようとしているところでフォルススタートなんて。その後で落ち着いて逆転できて、本当に幸運だった」
- RBトムリンソンを平均2.8ydsに止めたラン守備について、マッカーシーHC。「ランディフェンスは素晴らしかった。新しいディフェンスを導入したわけではなく、我々のいつものスキームだ。むこうはランを出そうとするに違いないと我々は思っていた。試合の出だしはそうだった。こちらはいつもよりセーフティを上げ気味にして、ランストップに注力した」
- 終盤に頑張りを見せたパス守備について、ボブ・サンダースDC。「何度もフリー・ランナーを許してキャッチを決められた。素晴らしいオフェンスであり、よくコーチされて、プレイメーカーがいる。しかしウチの連中はタフに頑張って盛り返した。こちらはやるべきことをやり続け、最後には報われた」
- 残り1分22秒、試合を決定付けるインターセプトを決めたLBニック・バーネット。「RBトムリンソンはベンド・ルートで、アウトサイドに向かったあと縦に真っ直ぐ僕の方に来るルートだった。フィルムで見てあのプレーは準備していたから、(外に追いかけず)インサイドで待った。本当に来たからちょっと緊張した」 「"LT"みたいな選手は他にいない。実績あるベテランで、やるべきことを心得てる。彼のような選手との対戦こそ楽しみで、そのために生きているようなものだ。たいしたことない選手を圧倒するためにやっているわけじゃない」
- CBアル・ハリス。「ウチのやっていることに特別な秘密など何もない。テープを見てもらえばわかるとおりだ。ウチは自信を持ったチームであり、ハードワーキング・チームであり、謙虚なチームだ。今後もその態度を崩さず、地道な努力を続けるだけだ」
- 評価が上がってきたチームについてRTマーク・タウシャー。「興奮するね。この2年というもの、ウチは話題になることが少なかった。いつだって『懸念』ばかりあって、開幕戦に勝った後だってネガティブな評価が多かった。でも今は、足がかりができた感じだ」
- チーム最年長のLSロブ・デイヴィス。「3勝0敗じゃトロフィーはもらえない」
- 今季初出場で逆転TDを決めたWRグレッグ・ジェニングスは、問題のハムストリングを悪化させることなく無事復帰戦を終えることができた。
- DEカレン・ジェンキンズは、試合後のロッカールームでも呼吸をするたびに痛みがある様子で、ひょっとすると肋骨など胸郭まわりか、脇腹を痛めたのかもしれない。詳しい検査をすることになりそう。
- CBアル・ハリスは先週痛めた背中が万全ではなく、試合後ロッカールームでの歩き方がぎごちない。今週も休養優先になりそうだ。
- 第4Q残り10分半、RBデショーン・ウィンは足首をひねったため、次のプレーが始まる直前に自らタイムアウトを取らなければならなかった。ケガの程度は不明。
- NFLがプレーオフ制を導入した1933年以来、パッカーズが開幕3連勝したのは10回目。開幕3連勝した試合の合計ラッシング記録が最低だったのは1965年の318ydsだが、今年のパッカーズはそれを大幅に下回る171ydsラッシング。
- パッカーズが2TD以上を許したのは、昨季第14週の49ers戦以来6試合ぶり。