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Notebook: LGカレッジは不振 RGコストンはまずまず
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年9月19日
- ジャイアンツ戦のキックオフリターンの際に首を負傷したOGトニー・パーマーは、当初は(腕にしびれが走る)いわゆる"Stinger"と説明されていたが、首の小さな骨が折れていることが判明した。命の危険や四肢の動きに問題はなく、ニュージャージーの病院で一泊しただけでグリーンベイに帰れる程度ではあるらしい。グリーンベイで詳しい検査を受けるまでわからないとマッカーシーHCは語っているが、場所が場所だけに今季終了の可能性は高い。
- OGパーマーと入れ替わりに、ようやくT/Gトニー・モールにドクターから復帰許可が下りた。彼はトレーニングキャンプで首を痛めて(上記のStinger)腕のしびれと脱力がなかなか回復せず、プレシーズンと開幕2試合を休んでいた。パーマーやスピッツのケガで控えOLのデプスに不安があっただけに嬉しいニュースだ。「フットボールの体を保つため、ここ2週間はコンタクト練習以外は全てやってきた。水曜からまたコンタクト練習に戻ってリズムを取り戻したい」と本人。
- ジャイアンツ戦でのオフェンシブラインについて、マッカーシーHC。「ウチのOLにしては珍しいほどメンタル・エラーがあった。その点では自信を持っていて、長い時間を一緒に過ごしているはずなのに。必ず改善することは約束してもいい。オフェンス側が反則を犯さなかったのはよかった。しかし、非常に簡単なゲームプランにもかかわらずメンタル・エラーが多すぎた。その原因を徹底して調べる必要がある」
- RGジュニアス・コストンの出来は、NFL初先発としてはまずまず。ミスはいくつかあったものの、途中出場した開幕戦と比べてプレー内容はよくなっていた、とコーチ陣は評価している。ただしQBがヒットされたうち2つは彼の責任で、フットワークに問題があったとのこと。
- ジャイアンツ戦で最も不振だったOLはLGダリン・カレッジで、後半はマシになったものの前半はひどかったらしい。Journal Sentinel紙の集計によると、なんと15回もあった"Bad Run"(1yds以下の失敗ランプレー)のうち4.5回がLGカレッジの責任で、2.5回がRGコストン。RTタウシャーは相手DEストレイハン(長期ホールドアウトのため本調子には程遠い)をプレッシャーなしに抑えたものの、彼もLTクリフトンもランプレーではそれぞれミスがあった。
- 現地火曜に更新された公式デプスチャートでは、スピッツに代わってコストンが正式に先発右ガードとなった。RB陣ではジャクソンが一応スターターのままだが、ウィンが2番手まで上昇している。
- キャンプほぼ全休だったRBデショーン・ウィンはRB不足のためかろうじて開幕ロースター入りしたが、このところの活躍でコーチ陣からの信頼度も上がってきた。チャージャーズ戦で先発する可能性について聞かれたフィルビンOCは否定も肯定もせず、「我々はサンディエゴをどうアタックすべきか、これから考えなければならない。RBたちをどう使うのがベストか。それでも、デショーンのプレー内容が彼の評価を上げる助けになったのは確かだ」
- 不振のRBブランドン・ジャクソンとRBデショーン・ウィンの違いについて、意外なほど率直にフィルビンOCが説明している。「デショーンは動き出しはややゆっくりだが加速が素早く、ブランドンよりクイックに見えるほどだ。時々ブランドンはその逆になってしまい、動き出しはクイックだが、穴を抜けるときにクイックでないときがある。現時点では、デショーンの方が少しだけ動き出しのコントロールが効いていて、そこからギア・チェンジして加速する。ブランドンは、動き出しはもう少しゆっくり行ってほしいところをクイックになりすぎることがある」
- 3番手として出場したRBライアン・グラントは、スクリーンパスでうまくタックルをかわして21ydsのナイスゲイン。それだけでなく、敵陣レッドゾーンでセーフティ・ブリッツをきれいにピックアップしたプレーをフィルビンOCは高く評価している。「我々が求めたことを、非常にしっかりと堅実にこなしてくれた。今後はもっと役割を広げていけたらと期待している」
- RBの使い分けについてマッカーシーHC。「彼ら全員を使い分ける起用法を確立するのは、かなり難しい仕事だ。その上ヴァーナンド・モレンシーが帰ってくれば、プレイメーカーがさらに1人加わることになる。秩序立った起用法を作り、ブロッキング・ユニットとの継続性も保てるよう配分するのが我々にとって最大のチャレンジだ」
- テストのため先週水曜の練習にフル参加させたWRグレッグ・ジェニングス(ハムストリング)だが、今週は無理をさせず週の後半までテストは待ちたい、とマッカーシーHC。本人が出たがるために参加させたが、あれはやはり無理だったという反省があるようだ。
- Pジョン・ライアンの不調について、マイク・ストックSTコーチ。「3ステップから2ステップへの改造が原因ではない。(蹴るために)正しい位置にボールをセットすることができていない。同じ問題は昨年からあって、そもそもステップ数の変更はその点を改善するためのものなのだ」
- 前半残り1分半でのCBトラモン・ウィリアムズの46ydsキックオフリターンは、DTコリン・コールのホールディングのため取り消しに。映像を確認したストックSTコーチは判定に不満を示し、「私に言わせれば、あれはいいブロックだった。(NFL本部に抗議のため)映像を提出したよ」
- キックオフリターンが好調なCBトラモン・ウィリアムズだが、今のところパントリターンで起用する予定はないらしい。「ウッドソンはあれが好きだからね。彼は本来、攻・守・STぜんぶでプレーしたいのだと思う」とストックSTコーチは笑っている。