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Day 30: キッカー争いも佳境に
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年8月28日
- 太ももを痛めて3週間近く休んでいた7巡指名のRBデショーン・ウィンがようやく復帰し、フルメニューをこなした。走る姿勢が高かったりイージーなキャッチミスをするなど勘が鈍っている印象は否めないが、復帰してすぐ頑張れるよう、負傷時より5、6ポンド体重を絞ってきたとのこと。今週のタイタンズ戦ではかなり出番がもらえそうで、彼にとってはアピールする最初で最後のチャンスになりそうだ。ケガの多いRB陣の現状を考えると、4人目のRB(例年は3人)として開幕ロースター入りする可能性もある。
- RBブランドン・ジャクソンが2ミニッツドリルでLBポピンガの強烈なヒットを受け、しばらくフィールドに横たわった。ジョギングで退場することができたので大事ないと思われるが、軽い脳震盪を起こしているかもしれず、タイタンズ戦は大事を取って欠場か。
- キャンプ前半は全く良いところのなかった5巡指名のWRデヴィッド・クラウニーだが、このところは調子を上げ、難しいパスもキャッチできるようになってきた。5番手と見られているWRカーライル・ホリデイを追い越すか、6人目のWR(例年は5人枠)として開幕ロースター入りがかなうかどうか。キックオフリターナーとして使えるのは強み。
- この日は練習では長いパスがよく通り、3人のQBがそれぞれ20yds以上のパスを通した。特にWRグレッグ・ジェニングスが好調で、20yds以上のパスキャッチ3回のうち2回がQBファーヴからのもの。
- ジャガーズ戦でふくらはぎを痛めたRGジェイソン・スピッツは次のタイタンズ戦も欠場の予定で、ジュニアス・コストンが代役を務める。頻繁にポジションを変えられているコストンだがこの日の1on1のパスラッシュドリルは好調で、DTジョリーとDTダニエル・ミューアを退けている。
- この日は最初から最後までSSアタリ・ビグビーが1stチームでプレーしたが、マッカーシーHCはまだ先発決定を明言することは避けている。
- 前日の公式デプスチャートで明らかになったとおり、この日の練習からCBパトリック・デンディは3rdチームに下がり、CBフランク・ウォーカーと組んでいる。2ndチームではCBジャレット・ブッシュとCBウィル・ブラックモンがコンビを組んでいて、2人の開幕ロースター入りは確実な情勢。
- この日のキッキング練習では、Kメイソン・クロスビーが27、27、34、34、44、50ydsの6本全て成功させたのに対し、Kデイヴ・レイナーは44ydsだけ失敗。TEクラーク・ハリスのロングスナップが低かったのが原因のようだ。激しいつばぜり合いが続くキッカー争いについて、「キッカーを2人残す可能性もある」とトンプソンGMは語っているが、トレード相手向けのブラフと見られ、本気にする者は少ない。
- Kレイナーは「 『ベストの53人を選ぶ』と聞かされているし、その結果として僕と彼が両方残れるなら、僕はそれでいい。僕が残れるならね。今はすごくいい感じで蹴れているから、心配はしていない。自分にコントロールできるのはそれだけだから。言うまでもなく今週は大事な週だ。でも、僕としては昨年の今ごろと比べて進歩している。今後どうなるか、どんな結果が出るか楽しみだよ」と語っている。Kクロスビーの方は、プレーに集中するためこのところ記者の質問には答えていない。
- 前日には「QBブレット・ファーヴはプレシーズン最終戦に出場させない方向」と語ったマッカーシーHCだが、この日は一転して、「2シリーズほど出場させることを考えている」に変わった。「本来なら、プレシーズン第4戦には先発組を出さず、控え選手たちのロースター争いの場とするのが私の主義だ。しかし今は事情が違う。ウチのエースQBは若いレシーバーたちと練習した量が多いとは言えない。そういったことも考慮の内に入ってくる」
- タイタンズ戦では、QBファーヴとQBロジャースのあと、QBポール・トンプソンは第3Q途中から登場の予定。また、先発ディフェンスは先発オフェンスより少ないだろうとマッカーシーHCは語っているので、出場は1シリーズのみか。