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Day 29: QB2人体制の可能性も
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年8月27日
- ファーヴ、ロジャース、ポール・トンプソンの3人となったQB陣だが、通常の3人制でなく2人制という選択肢もあるとトンプソンGMは認めている。2人制の場合はプラクティス・スクワッドにQBを入れておくことになるが、こういった場合に判断基準となるのは、他のチームがロースターに欲しがる選手かどうか。他が欲しがらないような選手であるなら、わざわざロースターに入れなくてもプラクティス・スクワッドに置いておき、ケガ人が出たときに引き上げればいい、という考え方も成り立つからだ。
- というわけで、QBポール・トンプソンにとってはプレシーズン最終戦が大事なオーディション。彼の評価次第で、3番手としてロースター入りするか、解雇して2人制を取るか、別のQBを探してきて3番手に入れるかが決まることになる。
- プレシーズン最終戦では昨年と同様、先発組の出場はは1シリーズだけになるだろう、とマッカーシーHCは語っている。QBファーヴについては、出場させない方に傾いているとのこと。
- RBヴァーナンド・モレンシーは、あと1週間は練習を休むことになる、とトンプソンGMは語っている。彼はキャンプ初日でヒザを痛めて以来全くプレーできておらず、順調に回復したとしても、プレシーズンなしのぶっつけ本番で開幕を迎えることになりそうだ。
- WRジェームズ・ジョーンズはプレシーズン3試合ですでにパスキャッチ16回(NFL2位)196yds(NFL3位)を稼いでいる。特に体から離れたボールでも易々とキャッチする能力や、アクロスなど短いルートでの強さは賞賛され続けている。
- 好評のWRジョーンズだが、ルーキー・ミステイクもまだ多い。ジャガーズ戦ではファンブルロストの他にも、ルート取りのミスや、ブリッツに対応して彼がルートを変えることをしなかったためにQBファーヴがサックされたプレーがあった。ファーヴは立ち上がり際にボールを叩き付け、ジョーンズの判断ミスに苛立ちをあらわにした。「あのファンブルと、いくつかのルートのミスコミュニケーションについて、自分に腹が立っている。向上の余地は常にある。でも、現時点ではとてもいいプレーが出来ていると思うし、この好調を続けていきたい」とジョーンズ。
- パッカーズはシーズンに入るとDL8人でローテーションさせるのが普通。1巡指名のDTジャスティン・ハレルはまだ3rdチームでしかプレーできない現状なので、ケガ人が出ない限り開幕戦ではアクティブ登録されないのではないか、という見方が強まっている。
- ジャガーズ戦から先発SSに昇格したアタリ・ビグビーはアグレッシブかつフィジカルにプレーし、開幕スターターの座に前進。ニッケルバックに昇格したCBジャレット・ブッシュも堅実なプレー内容だったようだ。
- CBブッシュに追い越されたCBパトリック・デンディだが、最新の公式デプスチャートではブラックモンにも抜かれて3rdチームに落ちている。CBが5人枠とすれば、フランク・ウォーカーと最後のイスを争っていることになる。
- ドラフト外のPライアン・ドアティが解雇されたことで、2年目のPジョン・ライアンが正パンターに決定したと言っていい。「完全に安泰かどうかは分からないよ。常にプレッシャーはある。もし僕の出来が悪ければ、電話一本で呼び出されてくるパンターが20人はいるんだから」と本人。