グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年8月12日
- 今週のピッツバーグ戦はマイク・マッカーシーHCにとって里帰りとなる。今もピッツバーグに住む両親が、息子の仕事について答えた地元ニュース映像はこちら。
- 試合前日は非公開練習のため情報がないので、ここまでのキャンプでのポジション争いの途中経過を以下にまとめてみる。
- 3番手QB争いは、プロ2年目のイングル・マーティンにドラフト外ルーキーのポール・トンプソンが迫ってきており、実際もう追いついたのかもしれない。プレシーズン最終戦まで争いは続きそうだ。
- 先発RB争いはモレンシーの負傷により、2巡ルーキーのジャクソンが不戦勝か。モレンシーが早く復帰できれば逆転もある。
- 3番手RB争いはヘロンが大幅リード。ブロッキングやパスキャッチが上手く、全てにおいてソツがないので、3rdダウンバックとして重宝されている。4人目をロースターに残す場合は、7巡ルーキーのウィンやドラフト外のFB/RBコーリー・ホワイトにもチャンスが出てくる。ただしウィンはケガをしてばかり。
- 2番手FBは6巡ルーキーのホールがリードしている。LBからのコンバートが順調に進み、スペシャルチーム能力も折り紙つき。ドラフト外のパウドレルは体重オーバーで出遅れていたが、プレシーズンゲームで逆転できるかどうか。
- 控えWRは、3巡ルーキーのジョーンズが3番手ほぼ当確の勢いだったが、最近はルヴェル・マーティンのプレー内容もかなり良い。この2人を追うのがホリデイとファーガソンで、リターナー能力ならボディフォード。通常5人枠のところを6人枠に増やすほど、彼らのタレントレベルが高いのかどうか。
- タイトエンド陣は、ドナルド・リーとフランクスが先発を争っており開幕ロースターは当確。ハンフリーの戦線離脱により、アルコーンと7巡ルーキーのクラーク・ハリスの3番手争いとなってしまったが、2人ともプレー内容はよくない。アルコーンの方が多少はマシと見られているが、今後補強があるかも。
- 控えOLでは、昨年の実績から言ってRT/RGモールは当確だが、期待ほど成長していないとの見方もある。4巡ルーキーのG/Tバーバーは能力の高さを見せ、「昨年なら先発を争ったかも」という声も。残り2つのイスを、LTオーリン・トンプソン、G/Cパーマー、T/Gコストンあたりが争っている。
- DE陣ではモンゴメリーが頑張りを見せており、バジャ=ビアミラに次ぐ4番手。2年目のハンターは当落線上。
- DT陣は、1巡指名のハレルが出遅れており、コーリー・ウィリアムズとコールが主に1stチームでプレーしている。5人枠ならよいが4人枠では1人余ってしまうので、誰か1人をトレードに出すのではないかという見方が強まっている。
- 控えLB争いでは、6巡ルーキーのビショップ(ミドル)とヘイヴナー(ストロングサイド)の評判がよく、トレイシー・ホワイト(ウィークサイド)もスペシャルチーム能力が高いので有力。ドラフト外のローリー・ジョンソンとジュワン・シンプソンは期待が高かったが、ここまではケガが多く、よい評判は聞こえてこない。
- 控えCB争いは、デンディ、ブッシュ、ブラックモン、フランク・ウォーカー、トラモン・ウィリアムズの順。このところブッシュやブラックモンが好調で、デンディとの差を縮めているところ。CB枠はおそらく5人。
- 先発ストロングセーフティ争いは、残念ながらマニュエルを追う選手がおらず、首脳陣もマニュエルでよいと考えている様子だ。彼がよほど不振ならビグビーの逆転があるかも。
- 控えセーフティは、アタリ・ビグビーと3巡ルーキーのアーロン・ラウスとマーヴィール・アンダーウッドが2つのイスを争うか。プレシーズンでの活躍しだいだが、セーフティが4人枠ならアンダーウッドが外れるかもしれない。
- キッカーは熾烈な争い。6巡ルーキーのクロスビーが2年目のレイナーをわずかにリードしているが、これからのプレシーズン4試合の内容が大事だろう。なかなかハイレベルの争いなので、敗れた方をトレードに出せるかもしれない。
- パンターは2年目のジョン・ライアンがほぼ当確。最近契約したドアティも意外に良く、「いずれはNFLでやっていけるかも」との評判だが、経験を積んで成長してきたライアンを脅かすほどではない。