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Notebook: ジョーンズ社長の後任は
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年5月31日
- ジョン・ジョーンズ社長へのCEO継承を正式承認するはずだった5月末の理事会だが、ボブ・ハーラン会長のCEO続投を承認する会となってしまった。地元メディアがここ数日パッカーズ関係者から情報を集めた結果、ジョン・ジョーンズ社長は事実上解任されたのであり、復帰の目はない、という見方が圧倒的。
- ジョーンズ社長はテッド・トンプソンGMとの関係もあまりよくなかったらしいが、(トンプソンGMを中心とした)フットボール部門は今回の解任とは関係ない、というのが関係者たちの証言。
- ジョーンズ社長はもともと部下たちから人望がなく、トップに立つには不適任と最終的に(ハーラン会長ふくむ)経営委員会が決断した。そもそもジョーンズを後継者に選んだハーラン会長に責任があるとはいえ、過ちを正さないまま退くよりはずっといい、というのが地元メディアの反応のようだ。ハーラン会長への信頼は絶大なものがあり、今回の事件でも「ハーランが悩んだ末で決断したことなら」と受け入れる態度が地元記者たちにも見て取れる。
- 後任の社長候補については、まだ全く情報が伝わってこない。メディアが取り沙汰しているのはタイタンズのマイク・ラインフェルト新GMとパッカーズのアンドリュー・ブラント副社長(選手財政担当)。
- マイク・ラインフェルト(53歳)はウィスコンシン州出身。かつてヒューストン・オイラーズでプロボウル・セーフティとして活躍し、もともと90年代にはハーラン社長(当時)が自らの後継者としていた人物。選手出身でありながら財政面に明るく、1998年まではパッカーズで、1999年からはホルムグレンとともにシーホークスに移って、副社長としてサラリーキャップ管理も担当していた。トンプソンGMとは、名将バム・フィリップス率いるオイラーズで共にプレーしたチームメイトであり、現在も親友。これまでの実績からは選手人事よりも球団運営の手腕を評価されているが、今年2月にタイタンズGMに就任したばかりのため、パッカーズとしては呼び戻しにくい状態にある。
- 81歳の女性が、殿堂入りQBにして元ヘッドコーチのバート・スターから金を脅し取ろうとした事件。女性は恐喝の罪を認めて司法取引に応じ、スターおよびその家族に接触しないという条件で保護観察処分となった。テキサス州に住むこの女性は昨年、「$2ミリオンを払わなければ、1960年に関係を持ったことを明らかにする」との手紙をバート・スターに送りつけ、全く身に覚えのないスターはすぐに検察に告発していた。「証拠がはっきりしていたため、罪を認めるしか道はなかった」と被告弁護人。
- 半月以上にわたるOrganized Team Activities(OTA)だが、今年は残念ながら12日間のうちわずか4日しか練習が一般ファンに公開されない。5月31日、6月7日、14日、18日の4日間で、時間は11時15分から。一般ファンだけでなく報道陣への公開もその4日間だけなので、われわれに伝わってくる情報量が大幅に減ってしまう。