グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2007年5月29日

ジョン・ジョーンズ休職の続報

昨日報じられたジョン・ジョーンズ社長の休職について、詳細はいまだ明らかにされていないものの、ボブ・ハーラン会長ほか数人のコメントが前日よりは立ち入った内容なのでとりあげてみる。

「健康は問題ではなかった。彼のマネジメント(能力)の問題が我々に伝わってきていて、特にこの3週間でそれが顕著になってきた。複数の人物から聞かされ、私は注目せざるをえなかった。非常に難しい決断だった。ジョン本人と家族のため、多くは語りたくない」とボブ・ハーラン会長は明かしている。職員たちから意見を聞いた彼が経営委員会に報告し、経営委員会がジョーンズ社長を呼んで話し合いを行い、当面のあいだ休職(有給)とすることで本人も合意した、という順序らしい。復帰の可能性について聞かれると、「そう、どこかの時点でJJを呼び戻す可能性はある」

2000年にスタジアム大改装が可決された時期にグリーンベイ市長だったポール・ジャーディンは、現在グリーンベイ商工会議所のCEO。そのころ彼は、ボブ・ハーラン会長(当時社長)ともジョン・ジョーンズ社長(当時副社長)とも長時間の話し合いを持った経験がある。両者の個性の違いを知る彼は、今回の急展開には驚いたものの、結果そのものには驚かなかったと言う。

「球団の中にカルチャーショックがあった、というのが私の認識だ。その個性において、ボブからジョンへの変化はあまりにも大きい。ボブからジョンへの変化にみながついていけなかったのだと思う。私にはそれは明らかだ」とジャーディン。ジョーンズ批判は避けたものの、「ボブは人を大事にして育てていく。彼はパッカーズを家族の延長ととらえている。ジョンは、その点が少しだけ違う。ボブは、この件が自分の望んだような良い方向に向かっていないことを認識し、正しいと思うことをしたのだろう」と語っている。

パット・リクターはウィスコンシン大のアスレチック・ディレクター(体育局長)を14年間務め、今もパッカーズの理事に名前を連ねている。「(引退予定だったとはいえ)ボブはもっと長く(CEOを)務める能力が十分ある。もちろん、もう休みたいときっと思っていただろうけどね」

カテゴリ : Coach/Front Office, Team/Organization