グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2007年5月25日

2年目のCBウィル・ブラックモン

ミニキャンプ最終日最後のプレーでCBウィル・ブラックモンは、「代わりに入ってよ」と同僚に声をかけた。縁起担ぎのためだ。昨年、4巡指名入団直後のミニキャンプでは、最終日の最後のプレーで足を骨折してOTAもトレーニングキャンプもプレーできず、第7週から復帰したものの3週後にわき腹を痛めてシーズンエンド。大学4年時はWRをしていたため元々CB経験が多くなく、その上ケガで長期欠場したのでは、わずかな出場機会にあまり活躍できなかったのも無理はない。

そのようなプロ1年目の遅れを取り戻すべく、今年は精力的にトレーニングを続けている。「シーズン終了直後に僕はボストンに帰って、リハビリテーション・チームを組んだんだ。足の骨折からの完全回復のため軟部組織の専門家、そしてフィジカル・トレーナー、それにスプリント・ランニング・コーチ、ぜんぶ自分で雇った。パッカーズのオフシーズン・プログラムが始まる3月半ばまでの2ヶ月間、そうしてトレーニングを積んだ。だって自分の体を作るのは自分の仕事だ。全てを球団に頼っていてはダメなんだ。僕はじっと待っているつもりはなかった」

「彼は素晴らしいオフシーズンを過ごしている。体の状態はいいし、私はとても喜んでいる」とマッカーシーHC。ショッテンハイマーDBコーチも、「彼はオフシーズンプログラム全てに出席していて、1日も休んだりしていない。それが動きにも表れている。あとはテクニックを磨くため練習を続けなければいけない。厳しい仕事だ。たいへんな努力を必要とするが、彼は非常にまじめな努力家だ」と語っている。

昨年ケガする前のミニキャンプでは好プレーを連発してかなりの好評だった。その期待感は今も変わっておらず、今回のミニキャンプでは常に3番手CBを務め、両ベテランが抜けると1stチームに入った。「僕はスターターになるつもりで準備をしてる。最高の選手を目指さないなんておかしいだろう? ただじっとして 『自分にはニッケルバックの役目があるから』 なんて言わないよ。僕はスターターになりたい。あってほしくはないけど、先発組に何かが起きることだってある。そんなときに相手チームから 『ウッドソンが欠場して、ブラックモンが入った。こいつは狙えるぞ』 なんて思われたくない」

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