グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年5月20日
初日の練習の前、ブレット・ファーヴが久しぶりにランボーフィールドで記者会見を開いた。内容の多くは先日のインタビューと同じ内容だが、今回は特にトンプソンGMとの不仲を否定することに時間を割いているようだ。
- 「トレード問題を、いや問題が存在しなかったことをここではっきりさせたい。トレードという言葉が発せられたことはないし、どこからそんな話が出てきたのかわからない。本当のことじゃない」
- 「ご存知のように、僕は切り替えがすごく早い。つまり、僕は自分の感じたことをチーム側に伝え、それでもうおしまいだ。今週はマイク(マッカーシーHC)やテッド(トンプソンGM)とよい話し合いができた。結局のところ、プレーしたい、チームの勝利を助けたいという気持ちが全てだ。僕にコントロールできるのはそれだけだし、ここにいることでそれを実行している。僕はよきチームメイトであるだけでなく、よきリーダーでありたい。それに尽きる」
- 「(ランディ・モスのトレードについて)詳細を振り返るつもりはない。もう一度言うが、すでに終わったことだ。ランディはニューイングランドでプレーする。彼はチームを助けられたはず、とは思っているが、助けられる選手なら他にもたくさんいる」
- 「テッド(トンプソンGM)との間に何も問題はないよ。彼のチーム運営を判定するために僕がいるわけじゃない。彼には世間からの風当たりが強いであろうことは知っている。テッドとは僕の入団初日(1992年)からの付き合いで、彼のことはよく知っている。彼には計画があり、そのために彼は給料をもらっている。僕はフィールドでチームを率いる仕事で給料をもらっている。全てにおいて意見が一致するわけじゃないが、彼にとって必ずしも僕と意見が一致する必要はべつにないんだ。それで僕たちは何も問題はない」
- 「ついさっきもこの部屋の外で、今日の練習についてテッドと話したところだ。(今年の補強批判は)彼個人に向けたものじゃない。僕だって、インターセプトを投げればファンは腹を立てるだろう。でもそれだけじゃない(全般的には評価してくれている)わけだ。彼は決定を下し、そのために時には風当たりが強くなることもある。でも僕らはうまくやっている」
- 「僕と一緒にやったことのあるチームメイトなら誰もが、僕はチームのために全力を尽くすことを知っている。それに変わりはない。ここに来ていることが重要で、そのために来ている。本音を言えばミニキャンプに来るのは好きじゃないけれど、来る以上はチームの助けになりたい」
- 「(今回の騒動を説明するために)チームメイトの前で立ち上がって話すことはしない。(前日ここに来てから)たくさんの選手と会ったが、僕らは何も問題はない。僕はチームメイトを信じている。一年前に僕は『自分にとってこれまでで最も才能あるチーム』と発言して、みなさんから非難された。クレイジーだと思われたのだろう。ただあの時も 『だからといって12勝できると保証されたわけじゃない』 と僕は言った。どんなチームでも保証などない。でも、1年前と同じように僕はこのチームを信じている」
- 以下はチームメイトのコメント。
- WRグレッグ・ジェニングス。「(ファーヴがモスを欲しがったことは)決して僕らへの非難じゃない。それは競争心の強さの表れであり、彼はただ勝ちたいだけなんだ。彼が素晴らしいリーダーであることは、誰も否定できない事実だ。どんなコメントをしようとね。僕はレシーバーだけど、(今回のことで)何も傷つけられてはいない。彼は球団として補強の機会を逃したことを残念がっていただけだ。16年もここにいるのだから、フラストレーションを感じる権利はあるよ」
- WRドナルド・ドライバー。「モスの能力はみんな知っている。でも彼が加わってもフィットしたかどうかは分からないよ。誰にもね。もし入団していれば、みんなで腕を広げて 『さあ一緒にプレーしよう』 と迎えただろうけど」
- LBニック・バーネットは、新戦力として3巡指名のWRジェームズ・ジョーンズの名を挙げた。「ジョーンズはいい選手だと思う。でかくて強いヤツだ。そういう選手をウチは求めていた。ボールを競り勝てるレシーバーというのが重要だ。毎回パーフェクトなパスが来るわけではないからね。その能力があるから(ジャヴォン)ウォーカーは貴重だったんだ」