グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年4月18日
パッカーズを除いたウィスコンシン州のスポーツの現況のまとめ。
- NBAミルウォーキー・バックスは昨季はかろうじてプレーオフに進出したが、今季はここまで27勝53敗で地区最下位。6年前にはレイ・アレンやグレン・ロビンソンのいた6年前にはカンファレンス決勝まで進んだが、その後はプレーオフ1回戦さえ突破できていない。36年前にはカリーム・アブドゥル・ジャバーを擁してチャンピオンとなったことがある。
- MLBミルウォーキー・ブリュワーズは、1982年以来地区優勝さえしたことがない。大家友和投手のいた昨季は中盤まで健闘したが後半に調子を落としてけっきょく借金12。今季はここまで7勝5敗で地区首位と順調なスタートを切っている。なお、阪神やデトロイトで活躍したセシル・フィルダーの息子、プリンス・フィルダーが昨年から先発に昇格して現在3番ファーストを務めている。ギャンブルで身を持ち崩した父セシルとは、今は口もきかない間柄らしい。
- 元ブリュワーズのオーナーで現MLBコミッショナーのバド・セリグ(ミルウォーキー出身)は、昨年14.5ミリオン(約17億円)もの報酬を受け取ったことが明らかとなった(日本語記事)。1998年のコミッショナー就任とともに娘のウェンディがオーナーの座を引き継いだが、2004年になってセリグ家はブリュワーズをマーク・アタナシオに総額$180ミリオンで売却している。
- プロアイスホッケーのミルウォーキー・アドミラルズは、NHLの下部組織に相当(実際は独立している)するAHLに所属。3年前にはAHLのチャンピオンとなり、昨季はコールダー・カップ決勝で敗れた。今季もプレーオフ進出(5年連続)を決め、18日からプレーオフが始まる。
- NASCARで活躍するマット・ケンセスはウィスコンシン州ケンブリッジ(ミルウォーキーの西方)の出身。パッカーズの大ファンで、ランボーフィールドにもよく姿を見せる。2003年にはシリーズチャンピオンに輝き、昨年は2位。今年もすでに1勝を挙げて3位につけている。
- ウィスコンシン大フットボールは、2006年シーズンには下馬評こそ低かったものの12勝1敗の快進撃を見せて全米ランク7位。元旦のキャピタル・ワン・ボウルでは全米ランク12位のアーカンソー大を破ってシーズンを終えた。就任1年目のブレット・ビエレマHCは新人コーチとしてのさまざまな記録を打ち立て、ビッグ10カンファレンスのコーチ・オブ・ザ・イヤーに選出。ドラフト1巡上位候補のLTジョー・トーマスが抜けるものの、主力の多くが残留する来季への期待は大きい。
- ウィスコンシン大男子バスケットボールは、今季30勝6敗の活躍を見せて一時は全米ランク1位にもなったが、先月のNCAAトーナメントでは2回戦でUNLVに敗れてシーズンを終えている。
- マーケット大の男子バスケットボールはなかなかの名門で、上記NBAバックスと同じくブラッドリー・センターを本拠地としている。1977年にはNCAAトーナメント優勝を果たし、2003年にもドゥウェイン・ウェイド(現在NBAのトップスターの1人)を擁してファイナル4まで進出した。今季は全米ランク20位だったが、NCAAトーナメント初戦でミシガン州立大に敗れている。
- ウィスコンシン大ミルウォーキー校は、男子バスケットボールでは州内では上記2校に次ぐ存在で、2年前にはNCAAトーナメントで"スウィート16"まで進出する大活躍を見せた。昨年までホライゾン・リーグを3連覇していたが、今季は9勝22敗と不振に陥っている。
- ウィスコンシン大グリーンベイ校の女子バスケットボールはNCAAディビジョンIのホライゾン・リーグに所属する強豪チーム。今季は29勝4敗でリーグ4位、全米ランク22位。NCAAトーナメントでは2回戦でコネチカット大に敗れている。
- ウィスコンシン大男子アイスホッケーは、昨季NCAAチャンピオン(通算6回目)に輝き、NCAA記録となる平均観客数13,511人を記録した。今季はNCAAトーナメント(16校)出場を逃している。
- ウィスコンシン大女子アイスホッケーは、昨年・今年と2年連続でNCAAチャンピオンに。昨季は男子とのアベック優勝だった。