グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2007年3月26日

ワシントンCBコーチの息子が大学バスケで活躍

ライオネル・ワシントンCBコーチの息子デロンがヴァージニア工科大のバスケットボールで活躍している。現在開催中のNCAAトーナメントでは2回戦で敗れて"スウィート16"入りはならなかったものの、平均得点で今季チーム2位、リバウンドではチームトップの数字を挙げた。仕事を休んでオハイオ州コロンバスまで応援に行った父ライオネルは、「コーチ・マッカーシーに、もう一度休暇をくれとお願いしに行きたいところだったけどね」と残念がっている。

「息子の試合を観るのは本当に神経が参っちゃうよ。胃が締め付けられる感じだ。まるで自分がプレーしている気持ちになる。仕事が忙しいから、テレビ中継がないときはグリーンベイの家のガレージで車にこもって、1人でサテライトラジオの中継を聴くんだ。好きなだけ怒鳴ったり罵ったりできるのがいい」

以前はフットボールもプレーしたデロンだが、高校の途中からバスケに専念。父ライオネルはCBとしては大きめの6フィート0(183cm)だったが、息子デロンは6フィート7(201cm)もあってフォワードをプレーしている。1月に強豪デューク大を破った試合で相手選手を飛び越えてシュートしたプレー(映像)は、今季の名場面に数えられるほど、身体能力の高いプレーをする。「ヤツはときどきとんでもなく怖いことをするからね」と父。

小学校の頃に両親が離婚したため、デロンは最初は母デニースとニューオーリンズで暮らし、その後グリーンベイで父と暮らした。いったんグリーンベイの高校に進んだものの全米的な注目度は低く、バスケのためにメリーランド州に移ってから有力大から実力を認められるようになった。母がハリケーンのために家も仕事もなくすと、「母を助けるため大学を辞めたい」と言い出し、父ライオネルが残るよう説得したこともある。

「親元を離れて暮らすようになって、デロンは本当に成長した」と父ライオネル。現在3年生(NBAは大学1年を終えればドラフト資格がある)の本人はNBAのキャリアを真剣に考え始めているが、そのためにはもっと体を鍛えてハードに練習しなければならない、と父は言う。もっと大事なのは、ちゃんと卒業して大学経験を十分に活かすことだ。「一番大事なのは大学を卒業すること。そして、さまざまな異なった人たちとの付き合いを育てることだ」

カテゴリ : Coach/Front Office