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Brett Favre Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年1月 2日
- 試合後のTVインタビューでQBブレット・ファーヴは、「もしこれが僕の最後の試合なら、いつまでも忘れずにいたいからね。とてもつらいよ。僕は仲間を愛しているし、フットボールを愛している。(ベアーズのような)すごいチームを相手にこのように終えられて素晴らしかった。これ以上の去り方はないというものだ」と涙ながらに語った。(映像)
- 引退問題の決定についてファーヴは、「たぶん2、3週のうちに」と語り、昨年よりは早く決める意思を明らかにしている。昨年は4月のドラフト直前まで長引いてしまったため、今年はチームの補強に迷惑をかけないよう遅くとも3月のFA解禁日までには、という配慮もあるだろう。
- 残り1分53秒でファーヴが退くと、サイドラインを迎えたWRドライバーが彼を抱き上げ、他のチームメイトたちとも笑顔で抱き合った。「フィールドにいた僕らもみんなそっちを見ちゃって、あやうくディレイオブゲームになるとこだった」と語るのは、代わりにニーダウンを行ったQBイングル・マーティン。
- 涙のTVインタビューによって、「あのインタビューまでは現役続行と思っていたけど・・・」と引退説に傾く人々がファンにもメディアにも非常に多い。
- 昨年は最終戦後の記者会見を行わなかったファーヴだが、今年は一昨年と同じように普通に会見を行い(映像)、落ち着いた様子で質問に答えている。引退問題についてはノーコメントで、試合やシーズンについて話したようだ。「ウチは若いチームだ。僕を除けば本当に若い。今季はとても楽しめた。本当だよ。プレーオフに出られたら最高だったけどね。そのチャンスがあるところまで来られたし、アップダウンは多かったけれど、仲間たちと一緒に楽しむことができた」
- 同じく記者会見で、ファーヴ。「まだプレーできる力があることは自分でわかっている。ただ正直に言って、あるプレー、ある試合で悪い結果が出たときに、自分を疑ったことも何度かあるよ。オレのせいなのか? オフェンスが結果を出せないのは自分のせいなのか?とね。それでも、自分はまだ高いレベルでプレーできると、僕は常に信じてきた。今日はそれを他の人々に示すとともに、自分に対して再確認することもできた。プレーする以上は、高いレベルでプレーしたい。今日はそれができた」
- トンプソンGMとマッカーシーHCは、現役続行を望んでいることはファーヴにはっきり伝えてある、とどちらも明言している。
- 昨季終了時もロッカールームで涙のスピーチをしたファーヴだけに、TVインタビューでの涙を見ても驚かない関係者も多い。マッカーシーHCもその1人で、あの涙は引退を決心したからではなく、いろいろなことのあったシーズンを振り返って感極まったのだと解釈している。「本当にエモーショナルな1年だった。彼としても、非常に苦労した1年だったんだ。いろいろな困難に対処する彼のやり方には敬服する他ない。彼はエモーショナルな人間だ。彼は本当に大変だったんだよ」
- TVインタビューでファーヴが泣いたと記者に聞かされたFBウィリアム・ヘンダーソン。「そうなの? 僕が(その後のロッカールームで)見たときには、若い連中としゃべくりまくってたよ。ブレットはとても強い男だ。それにロッカールームで仲間といるときには、彼はいつも堂々としている。どんなチーム状態にあっても、彼自身が内面でどれほど動揺していても、彼は落ち着きを失わず、『日はまた昇り、芝生は緑に輝き、俺たちにもまだチャンスがある』 とみんなに感じさせてくれるんだ」
- WRドナルド・ドライバー。「彼がどうするかはわからないが、僕が辞めるまで続けてほしいと願ってる」
- ファーヴが試合後にOLたちと記念写真を撮っていたのは、OL陣の方から求められたからで、ファーヴの意思とは関係がなかった。「思ってたんだよ。『試合後にブレットと写真を撮ったことがないな』ってさ。だからブレットに頼んだら、『もちろん』と応じてくれた。それだけだ。誓って言うが、彼のために僕が嘘を言ってるんじゃない」とLTチャド・クリフトン。「ここにいる全員が、ブレットが戻ってきてくれることを心から願っている」
- OLたちとの記念写真についてRTマーク・タウシャー。「大きな勝利が嬉しかったということもあるし、今後どうなるかわからないから、ということもあるじゃないか。もしこれが彼の最後の試合なら、僕らにとって素敵な記念になる。もちろんそうならないことを願ってるけどさ。とにかくわからないよ。去年の最終戦のときは、もう戻ってこないだろうなという印象を僕は受けた。だから今年もわからない。帰ってきてほしいけれど、決めるのは彼とその家族だ。彼はこの球団とこの州にたくさんの素晴らしい思い出を与えてくれた。もしこうして引退するのなら、地区のライバルを破って辞めるのは素晴らしい終わり方だよ」
- TVインタビューでのファーヴの涙について、「僕はあまり深い意味があるとは思わない」とQBアーロン・ロジャース。ファーヴの引退問題が自分の来季への準備に影響を与えることはないと彼は言う。「僕にとっては同じ準備になることだろう。理想体重、理想の体脂肪率で、自分にできる限り最高の体を作り、より大きくなるかもしれない来季の自分の役割に備えるだけだ」
- ファーヴは何年も前から悩まされていた左足首の関節鏡手術を今週の前半に受け、それからミシシッピに帰る予定。妻ディアナが語ったところによると、彼女とチームドクターが以前から説得を続けていたとのこと。オフシーズンや練習中の痛みをなくすことが、シーズン全体の重荷を軽減することになり、また引退する場合でも手術は必要だという。「足首の手術は、もう4年も前からする必要があったんです。状態は本当に悪い。とにかくあの痛みからは解放される必要があるから」とディアナ。