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Packers 17 - 9 Lions
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年12月18日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Lions (2-12) |
3 |
0 |
3 |
3 |
9 |
Packers (6-8) |
3 |
7 |
0 |
7 |
17 |
気温は5℃、天気は晴れ。穏やかなコンディションに恵まれながら、両QB合わせて5インターセプトを重ねる荒れた貧攻戦となった。ケガ人の多いライオンズに対してパッカーズは何度も得点機を逃し、第4Qにはついにリードは1点に。しかしディフェンスの頑張りでタッチダウンを許さず、粘り強いラン攻撃で時間を使いながらRBモレンシーのTDランに結びつける。最後も連続サックで守り切り、パッカーズはようやく今季ホーム2勝目を挙げた。
第1Q、互いに3&アウトのあと、DET陣46からのライオンズは、RBアーレン・ハリス、WRロイ・ウィリアムズ、WRファーリーへのパスでGB陣に進み、42ydsFGで3点先制。パッカーズはCウェルズのスナップミスによりGB陣36でファンブルロスト。しかしCBハリスがインターセプトしてDET陣28へ。TEマーティンの連続落球も相手反則に救われてゴール前に迫るがTDはならず、24ydsFG成功で同点に。DET陣20からのライオンズは3rdダウン5でサックが出てパント。GB陣34からのパッカーズは、WRドライバーとWRホリデイへのパスでフィールド中央に進んで第2Qへ。
第2Q、RBグリーンとWRドライバーへのパスでレッドゾーンに入ったパッカーズだが、RBグリーンの弾いたパスがインターセプトに。DET陣10からのライオンズは今度も3rdダウンでサック。リターナーのCBウッドソンがファンブルするがかろうじてGBが押さえる。GB陣47からのパッカーズはTEドナルド・リーへの15ydsパスとWRドライバーへの10ydsパスで得点圏に入り、RBモレンシーの14ydsTDランで勝ち越し。DET陣27からのライオンズは、QBキトナの18ydsスクランブルとTEフィッツシモンズへのパスでGB陣に入るが、4thダウン1のギャンブルはQBのファンブルで失敗。前半残り1分57秒、GB陣34からのパッカーズは、WRホリデイへの22ydsパスでDET陣に入るが、反則とサックで得点圏に入れず。
第3Q、パッカーズが3&アウトのあと、DET陣36からのライオンズはRBハリスへの20ydsパスでGB陣に入り、42ydsFG成功で4点差に。パッカーズはRBグリーンの19ydsランでフィールド中央に進むが、WRドライバーへのロングパス成功が反則で取り消されてパント。ライオンズが3&アウトのあとGB陣21からのパッカーズはRBグリーンへのパスとランで1stダウンを更新するが、反則が響いてパント。DET陣24からのライオンズは最初のプレーでCBウッドソンがインターセプトし、相手フェイスマスクでDET陣12へ。しかしTEマーティン落球のあと、エンドゾーンへのパスはインターセプトに終わる。ライオンズはWRマイク・ウィリアムズへのパス2回でGB陣に入って第4Qへ。
第4Q、サックが響いてライオンズは得点圏に入れないが、ナイスパントでGB陣2へ。3rdダウンでRBグリーンがキャッチミスしたボールが3つめのインターセプトに。しかしライオンズはタッチダウンできず、23ydsFG成功で1点差に。GB陣22からのパッカーズは、RBグリーンのラン中心に時間を使いながら得点圏に進み、最後は再びRBモレンシーの21ydsTDランで8点差に。残り2分43秒、DET陣15からのライオンズはWRマイク・ウィリアムズへの10ydsパスのあと連続サックで4thダウン25となり、最後もパス失敗で試合終了。
- QBブレット・ファーヴは20/37、174yds、0TD、3INTと不振。しかしレシーバー陣にイージーな落球が多く、また3INTのうち2回はRBグリーンが捕れるボールを弾いてインターセプトされたもの。
- RBアーマン・グリーンはロスタックルを喰らうことも多く22回79yds(平均3.6)と苦しんだが、RBヴァーナンド・モレンシーは7回54yds、2TDの活躍でパス攻撃不振を補った。 チームとしてラン32回139yds(平均4.3)と頑張ったのが勝因の1つ。
- 1点差に追い上げられた第4Q半ば、6分45秒使いながらのTDドライブが値千金だった。最後のRBモレンシーの21ydsTDランも素晴らしかったが、その直前の3rdダウン9でRBグリーンのランをコールして10ydsゲインしたプレーも印象的。
- レシーバー陣ではWRドナルド・ドライバーが7回70yds。RBグリーンへのパスが非常に多く7回44yds。入団2試合目のWRカーライル・ホリデイが3回36yds、WRグレッグ・ジェニングスはわずか1回5yds。
- TE陣はドナルド・リーの1回15ydsだけで、その彼もイージーな落球が2回。TEマーティンのTDパス落球を含めてレシーバーの落球が目立ち、RBグリーンのキャッチミスによる2INTを含めてQBファーヴの足を引っ張っていた。
- パッカーズが犯したターンオーバーはファーヴの3INTとCウェルズのスナップミスによるファンブルロスト。さらにCBウッドソンがパントリターンでいったんファンブルロストしたが、リカバーした相手が再びファンブルしてくれて取り返すことができた。
- 今週もインアクティブのRTタウシャーに代わってトニー・モールが先発し、OL陣は左からLTクリフトン、LGカレッジ、Cウェルズ、RGスピッツ、RTモール。パスプロテクションは前半最後の被サック1だけとまずまず。
- パス守備はQBキトナを16/26、135ydsに抑えた。 カバレッジはLB陣も含めて非常に安定しており、特に大エースWRロイ・ウィリアムズを1回11ydsに抑えきってインターセプトも挙げたCBアル・ハリスが最大の功労者か。
- ケガ人の多いライオンズOLに対し、パッカーズDLが6サックを挙げた。 DEバジャ=ビアミラに代わってスターターとなったDEカレン・ジェンキンズが、3サック・1ファンブルリカバーを挙げる大活躍でディフェンスを引っ張った。DEキャンプマンも2サック、DTウィリアムズが1サック。
- エースRBケヴィン・ジョーンズを欠くライオンズに対し、ラン守備は20回58yds(平均2.7)とシャットアウト。QBキトナを3rdダウンロングに追い込むことができた。
- 反則は9回69yds。特にオフェンスにフォルススタートなど反則が多く、なかなかリズムに乗れない一因となった。ディフェンスの反則は1回だけ。
- CBウッドソンが3回、WRジェニングスが1回パントリターンし、合わせて4回平均3ydsの不振だった。ケガを押して出場している2人だけに、やや弱気が出ているかも。
- キックオフリターンはWRモレンシーが4回平均20.8ydsとこちらも振るわず。最長でも26ydsしかリターンできず、不振のオフェンスを助けることができなかった。
- カバーチームは、WRドラモンドをキックオフリターン4回平均17.0yds、パントリターン4回平均5.5ydsに抑え、どちらも大健闘。ディフェンスを大いに助けた。
- Pジョン・ライアンのパントは5回42.0ydsとまずまず。相手リターンを平均5.5ydsに抑えたのは、しっかり滞空時間があったからか。
- Kデイヴ・レイナーは24ydsFG1回だけ。 キックオフは一度もエンドゾーンまで飛ばなかった。
- ケガ人
- CBウッドソンは2番目のシリーズで好タックルした際に肩を痛めたがすぐに復帰し、パントリターンの仕事も続けた。
- WRドライバーは第2Qに(もともと痛めていた)肩を痛めたがすぐに復帰。
- 前半最後にLTクリフトンが腕?を痛め、ハーフタイムよりひとあし早くロッカールームに退いたが、後半から復帰している。
- アクティブ登録から外れたのは、RBポープ、WRルヴェル・マーティン、TEアルコーン、RTタウシャー、OGパーマー、LBホッジ、Sビグビー、そして第3QBイングル・マーティン。
- スーパーボウル制覇10周年企画の一環として、今回は元Sリロイ・バトラーが名誉キャプテンを務めた(写真)。また、試合開始前にはチーフスのオーナー、故ラマー・ハントのために黙祷が捧げられた。
- QBブレット・ファーヴは通算4,974パスコンプリートとなり、ダン・マリーノの4,967回を抜いてNFL史上最多コンプリートを達成。
- 第3Qには、Cスコット・ウェルズが靴ヒモの問題で2プレーだけ退場してスピッツがセンターを務める珍事があった。