過去の記事 |
2006年 >
11月 >
Notebook: ミスコミュニケーション
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年11月 8日
- 背中の打撲で腎臓の損傷が心配されたSニック・コリンズだったが、検査の結果なにも問題はなく、次のヴァイキングス戦には出場できることになった。「出場できると思う。ハーフタイムの時点で(腎臓への)心配があり、だから彼には検査を受けさせたのだ」とマッカーシーHC。
- WRグレッグ・ジェニングス(足首)について、(正式なケガ人報告は水曜からだが)現時点では "Questionable" だとマッカーシーHC。少なくとも水曜日は練習を休ませて回復を見守ることになりそうだ。
- ビルズ戦ではFBウィリアム・ヘンダーソンがFBマイリーの代役として久しぶりに先発出場し、RBグリーンの122yds(平均5.3)ラッシングに貢献した。「しっかりした内容だったと思う。我々は彼に合わせてスキームに多少の変更をし、彼も非常によく対応してくれた」とマッカーシーHC。いっぽうFBマイリーはもう1試合は欠場の見込みだ。
- パスプロテクションがかなりの不振で、2サック以外にもインサイドからQBプレッシャーを許すシーンが目立った。「何度もプレッシャーを許してしまったし、インサイドの3人はしっかりプロテクトできたとは言えないと思う。だから、また彼らをヘルプすることを考えなければならないかも」とジャゴジンスキーOCは明かしている。「また」と彼が言ったのは、このところ若手ガード陣が成長を見せていたのでヘルプを減らしてみたが、やはりシーズン序盤のように7メン・プロテクションなど安全第一のプロテクション体制に戻す、という意味合いか。
- WRリー・エヴァンズへの43ydsTDパスを許したプレーでは、急きょセーフティに回ったチャールズ・ウッドソンとCBアル・ハリスのミスコミュニケーションで、2人が違うカバレッジをしたのが原因だった。CBハリスは"カバー2"と思い、深い位置を2人で守るセーフティにWRエヴァンズを任せて自分は浅いゾーンに戻った。いっぽうウッドソンは、DB4人が4分の1ずつを守る"クォーター"だと思い、自分の担当する中央左寄りのところに来たWRプライスに行ってしまった。2ndダウン20だったため、もともとのサンダースDCからの指示は"カバー2"だったが、相手の布陣を見た選手たちがスナップ直前で"クォーター"に変更し、そこで混乱が起こってしまったらしい。
- 今回の43ydsTDパスについて、「タイムアウトを取るべきだった」とCBウッドソンらが試合後に語っていたが、マッカーシーHCもサンダースDCもその必要はなかったとしている。Sマニュエルが負傷してインジャリータイムアウトとなったので、サンダースDCたちが11人のディフェンス全員を集めてしっかり指示を伝える機会があったためだ。
- 理由はその都度違うとはいえ、今季は上記のようなミスコミュニケーションがしばしば起こってロングTDパスとなり、いくつも試合を落としているのは確かだ。月曜日の記者会見でもボブ・サンダースDCは、そういったミスが起こりやすい状態にしてしまっているのは自分の責任だ、と認めている。
- キックオフもパントもリターンが大不振だったビルズ戦。「ウチは誰一人ブロックできなかった」とマイク・ストックSTコーチ。
- 今年から第10週以降のサンデーナイトの対戦カードはフレキシブルとなっており、好取り組みと判断した試合をNBCが選べる仕組みとなっている。実は第11週のパッカーズ対ペイトリオッツ戦も先週の時点で候補になっており、「今週パッカーズがビルズに勝てば11週はサンデーナイト」という話にほぼなっていた。しかしパッカーズが敗れたため、サンデーナイトにはSD@DENが選ばれた。